校長室から

令和5年度スタート

始業式あいさつ

 おはようございます。いよいよ今日から令和5年度第1学期がスタートします。新2・3年生の皆さん、進級おめでとうございます。
 5月8日から、新型コロナウイルス感染症が第5類となり、インフルエンザと同じ扱いに変わります。色々な感染症に感染しないよう、今年度も引き続き学校生活においては、予防対策の徹底をお願いします。
 さて、3年生皆さん。いよいよ物部中の最高学年になりました。「一人は一校を代表する」という言葉があります。学校の代表は3年生です。最高学年の皆さんに今年度も白いキャンバスを贈ります。
 自身の学力向上、生徒会や部活動、運動会や桜町祭などの学校行事での活躍を期待しています。後輩から頼りにされる3年生、自己実現に向けて努力する姿を後輩に是非見せてください。
 そして来年の3月、この白いキャンバスに一人一人が、どんな絵が描けたかを振り返ってください。「どんな絵が描けたか」とは、「自分でどんなことができ、何が達成できたのか」また、「学級で何ができたのか」です。それが、物部中学校の新たな伝統となります。よろしくお願いします。卒業する時に、このキャンバスに一人一人が達成できたことを書いて返却して頂ければ幸いに思います。
 2年生の皆さんには、次の言葉を贈ります。江戸時代の幕末に福井藩(現在の福井県)で活躍した橋本左内という人が15歳の時に書いた「啓発録」です。
 一、「稚心を去る」幼い心や甘えを捨てる。
 二、「気を振るう」負けることを恥と考え、油断なく頑張る。
 三、「志を立てる」目標を定めそれに向かって努力する。
 四、「学に勉める」

    学問を学ぶことは大切である。それを、世の中のために正しく生かすことも大切である。
 五、「交友を択ぶ」

    互いに切磋琢磨できる良き友を選ぶこと。
       何かあった時、真剣に心配してくれる友達こそ何よりも大切にすべきである。
 今年度は、5月にマイ・チャレンジ、来年2月に立志を迎えます。この1年間の成長の指標にしてください。
 この後の入学式で30名の新1年生を迎え、いよいよ先輩と言われる立場です。新1年生の手本となり、安心して中学校生活のスタートが切ることができるのは、2年生の行動にかかっています。よろしくお願いします。
 次に、物中メモリーに3つの約束「時を守る 場を清める 礼を正す」が記載されています。この約束は、人として一生涯のものです。これからも継続し、目指す生徒像「未来を切り拓く学力・人間力を身に付け、ふるさと物部に貢献できる生徒」の実現に向けて成長していくことを期待します。
 最後に、生徒・教職員が一枚岩となり、「チーム物部」で邁進していくことを願い校長のことばといたします。