一人の時間を大切に
本日(12/25)、感染症対策のため、校内放送とオンラインコミュニケーションツールを利用して第2学期終業式を実施しました。
各学年の代表が2学期の振り返りを発表しましたが、どの発表も2学期が大変充実したものであったこと、そして今後の抱負などが述べられており、すばらしい内容でした。
私からは、コロナ禍に負けず、学校行事や郡市駅伝大会、吹奏楽フェスティバルなどに全力で取り組み、大きな成果を上げたことを称賛しました。
また、さらなる飛躍を期待して、各学年に以下のようになお願いをしました。
1年生、中学校で経験した運動会や桜町祭などの、大きな行事はどうでしたか。先輩たちの企画力・行動力に驚き、付いていくだけでも精一杯だったのではないかと思います。しかし、頼りになった先輩たちも、いずれは卒業します。少しでも早く先輩たちにに追いき、追い越せるよう、その背中をしっかりと見つめ、努力してください。
2年生、昨年とは違い、十分な戦力として物部中を盛り上げてくれました。明日の物部中を担う期待の星として、一層の成長と活躍を楽しみにしています。また、マイ・チャレンジは中止となってしましたが、来年2月4日の立志式をよい機会として、将来の自分を具体的にイメージしてほしいと思います。
3年生、皆さんの2学期の頑張りには感謝の気持ちしかありません。想像以上と言うと皆さんを見くびっていたようで申し訳ないのですが、本当に想像をはるかに超える頑張りで、運動会や桜町祭を中心に、物部中を次のステージに押し上げるような、すばらしい活躍ぶりでした。ありがとうございました。そして、いよいよ受験が間近に迫ってきました。この冬休みは、関ヶ原ではありませんが、まさに「天下分け目の戦い」になります。例え限られた時間であっても、集中力によって想像以上に大きな差が出ます。全員が笑顔で合格発表の日を迎えられるよう、全力で学習に取り組んでほしいと思います。頑張ってください。
最後に、健康・安全を最優先し万全の感染症対策をとるために、人混みや不要不急の外出を避け、「我慢の冬休み」にしてほしいとお願いしました。
併せて、外出を控えることで「一人になる時間が持ちやすくなる」ことから、ゲームや動画視聴とはいったん距離をとって、自分自身のこと、例えば、「自分がどんな夢をもっているか、そのために何を学びたいか」といった自分の生き方について、ゆっくり考えてみるようお願いしました。
自分の人生の主人公は自分自身なのですから、ときには一人の時間をしっかりと持ち、自分の感じ方、考え方を大切にして、どう生きるべきかを深く考えることは、とても大切なことだと思います。
コロナ禍の冬休み、一人の時間を大切にして、自分自身としっかりと向き合い、ひと回りもふた回りも成長した生徒の皆さんと、来年1月8日の始業式で再会できることを楽しみにしています。
また、保護者の皆様、地域の皆様には、今年一年、大変お世話になりました。ありがとうございました。心から感謝と御礼を申し上げます。
それでは、来る2021年、丑年の令和3年が、皆様にとってすばらしい年になることを祈念しております。
どうぞ、よいお年をお迎えください。