投稿日時: 2013/08/12
真岡市教育委員会
中の斎藤敏彦さんから、中村小学校に保存してあった甲冑を「修繕し、ぜひ子供たちの教育に役立たせてほしい」という寄付の申し出があり、真岡市教育委員会では、甲冑職人の三浦公法さんに甲冑の修理を依頼しました。8月5日(月)に修理作業が終了し、8月7日(水)に中村小学校玄関に展示されました。
修理をした三浦さんの話では、甲冑は安土桃山時代(1573年)頃に作成されたもので、大変貴重なものであるとのことでした。
<三浦公法(みうらひろみち)さん>
日本で数人しかいない甲冑職人、2008年板橋区無形文化財に登録された。
代表的な復元作品に広島県厳島神社 国宝「浅荵綾威大鎧」(鎌倉後期)、青森県八戸市の櫛引八幡宮 国宝「白糸妻取威大鎧」(南北朝時代)など三十領に及ぶ名品甲冑の精密な復元を達成している。
<齊藤敏彦(さいとうとしひこ)さん>
株式会社ホンデン製作所の代表取締役、平成22年度には真岡市立中村小学校PTA会長、平成23年度からは学校法人荘厳寺学園 真岡ひかり幼稚園の理事を経て、平成24年10月から真岡市教育委員会委員に任命された。
<8月5日 三浦さんの自宅兼工房に引取りに伺った際に甲冑の組み立て方法を教わりました>
<修理引取り時の記念写真>(中央:三浦さん 左右:教育委員会職員)