【校長室よりNo.133】心のゆとりが生み出すもの
11月30日(水)は、朝から霧が濃く、生徒の登校に危険が伴うことが予想されたので、いつもは7:30から立哨指導するところですが、7:10から立哨指導を始めました。早めに登校する生徒はちらほらでしたが、それでも生徒の安全が守れるだろうと思って立っていると、たくさんの生徒が、「校長先生、いつもありがとうございます。」と声をかけてくれました。生徒を送ってきた保護者の方も、ありがとうと言わんばかりに、深々と頭を下げていって下さいました。一方、横断歩道を渡ろうとする生徒がいるにも関わらず、スピードさえも緩めることなく止まらずに通り過ぎる一般の車も後を絶ちません。何が違うのかと自問自答しました。「心のゆとり」なのだろうと思います。忙しいのは誰でも同じです。その忙しさの中でも、周りの人への配慮を忘れない言動は、人を幸せにしてくれます。そして、その幸せは連鎖して、さらに多くの人を幸せにしてくれます。何気ない朝の立哨でしたが、東中の生徒たちや保護者の方々が、心のゆとりの大切さを教えてくれた、素敵な朝となりました。