登高の学び舎

校長室から

「感染防止と着実な教育活動」

 新しい年、令和4年が始まりました。子どもたち、保護者の皆様、地域の皆様にとりまして、実り多い幸せな一年であることを願ってやみません。

 さて、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が、これまでにない感染力で急拡大し、県の警戒度レベルも引き上げられました。感染防止のために、3密(密閉、密集、密接)や会食での会話を避けること、そして、マスク、咳エチケット、手洗い等の衛生上の注意など、基本的なことをしっかり行うことが大切です。これは、感染症を収束させてきた過去の教訓を生かすことです。かけがえのない大切な命と日常を守るために、皆が一丸となって感染防止に努めていきたいと思います。 

 令和4年は寅年です。虎は自分の子をとても大事にすることから、関係する言葉も多くあります。「虎は千里行って千里帰る」という言葉は、「虎は1日に千里の遠方まで行くが、巣穴にいる子を思いその千里の道を帰ってくることから、子を思う親の情愛の深さのたとえ」として用いられます。この言葉のように、皆で子どもたちにたくさんの愛情を注いでいきたいと思います。 

 各学年・学級では、それぞれに新しい目標を立ててスタートしました。ホップ・ステップからいよいよジャンプの3学期です。3学期は1年間の総まとめをして、一人一人が自分のよさと可能性を見いだす学期です。そして、進級・進学に備える学期でもあります。教職員一同、子どもたちがこの1年間でどう成長したか、次の年度に期待することは何かを見いだし、目標を高くもって新年度が迎えられるようリードしていきたいと思います。また、児童会が中心となって、「くつと心をそろえよう運動」や「エチケット検査」など、学級のみんなで同じ目標をもって取り組んでいます。良い習慣を身に付けることは、自分の力を発揮する上でも重要です。校長賞「こだまカード」を用意し、子どもたちの活動を応援していきたいと思います。

 コロナウイルス感染防止の徹底を図り、健康・安全を第一に着実な教育活動を進めてまいります。保護者の皆様、地域の皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

(学校だより1月号)

6年生 学校に隣接する「水辺公園」の清掃活動

卒業式「校長のことば」より

 卒業証書を手にされた123名の卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。皆さんが手にしている卒業証書は、小学校での6年間の課程が修了したという大切な証です。
 今、卒業生の皆さんの活躍が、鮮やかによみがえります。修学旅行や陸上大会、運動会や児童会行事‥‥、皆さんが最上級生として見せてくれた勇姿を、どれほど誇りに思ったことでしょう。毎日の清掃や登校班‥‥、下級生の面倒を優しく見ながら活動する姿を、どれほ頼もしく思ったことでしょう。皆さんは、真岡小学校145年の歴史に、大きな一ページを刻んでくれました。大変立派でした。

 卒業生の皆さんは、今、人生の中で最も多くのことを学ぶ時期にいます。それは「勉強」であり、「友達と友情を深めること」、そして、「時に困難を乗り越えること」です。このようなことを学んでいくために、「心をいつも上向きに」ということをお話しします。
 皆さんの心の中には、心のコップがあります。このコップが上を向いているときと下を向いているときでは、心の働きが違います。心が上向きならば、周りの方が教えてくださることがたくさん心のコップに蓄えられていきます。しかし、下向きだとせっかくの教えが蓄えられません。「上向きである」というのは、「素直で一生懸命である」ということです。皆さんは、一人一人自分にしかないすばらしい力をもっています。これからもしっかり心を上向きにして、素直に一生懸命学び、力を伸ばしていってください。

 さて、今、手元に皆さんが家族への思いを記した「日本一短い手紙」の冊子があります。今日、この卒業の日に御家族の皆様にお届けしました。誰よりも皆さんを心配し、大切に育ててくれた家族への思い‥‥。皆さんがその思いを記したときに、私も担任の先生方と共に、皆さん一人一人からその思いを聞きました。普段はなかなか言えない、でも、本当はいつも心に思っている皆さんの思いに感動し、涙が出る思いがありました。この冊子にある一つ一つの言葉は、皆さんの美しい心を映しています。これからも、この美しい心を大切にしてください。

 保護者の皆様に申し上げます。お子様の御卒業、誠におめでとうございます。大切に育んでこられた日々、数々の御心労を思うとき、本日、立派に卒業を迎えられたお子様の姿に感慨もひとしおのことと存じます。お子様が立派に活躍されることを、職員一同、心から願っております。この6年間、本校の教育活動に厚い御理解と御協力をいただきましたことに、心からお礼申し上げます。
 結びに、卒業生の皆さんの前途に幸多きことを心からお祈り申し上げ、校長のことばといたします。

(卒業式「校長のことば」より抜粋)

令和6年度 スタート

  「千里春如錦(せんりのはる にしきのごとく)」という言葉がありますが、新しい年度の始まりを祝うかのように色とりどりの花が咲き、まさに春爛漫。今年は久しぶりに満開の桜の中で、始業式や入学式を行うことができました。4月9日には、95名の1年生を迎え、全校生606名と教職員の新しい組織で、令和6年度がスタートです。

 さて、今年度、本校はいよいよ創立150周年を迎えます。本校は、登高学舎として開校以来、「先ず身近なところからはじめ、より高いところを目指して努力を続ける。」という「登高精神」が生き続けている、歴史と伝統のある学校です。この「登高精神」を心に留め、本年度も本校学校教育目標に掲げられた「心身ともに健康で、よく考えて判断する力と実践力をもった、心豊かでたくましい子ども」の育成を目指し、教育活動にあたってまいります。

 今年度も教職員が心を一つにして、子供たちの確かな学びや豊かな体験が得られるよう日々の教育活動を実践してまいりますので、保護者、地域の皆様には、これまで同様、本校の教育活動に対して深い御理解と御支援を賜りますよう、お願いいたします。

 最後になりましたが、今年度から、歴史と伝統のある真岡小学校に勤務できることを大変光栄に存じます。子供たち一人一人が健やかに逞しく成長できますよう全力を尽くしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

                                                                                                          (学校だより4月号より)

 

「保護者・地域の皆様の御協力に感謝申し上げます」

 新型コロナウイルス感染症対策のため、3月3日(火)から臨時休校となりました。その間、3月16日(月)の全校登校日に、子どもたちの様子を確認するとともに、通知表をお渡ししました。校庭や校舎に子どもたちの元気な声が響き、学校に活気が戻りました。そして、3月19日(木)には、6年生児童・保護者・本校職員の参加によります卒業式を実施しました。臨時休校中の卒業式となりましたが、子どもたちはしっかりとした態度で臨み、感動あふれる式となりました。卒業生の今後の活躍を心から願っています。

 休校中のお子様の健康状況等につきまして、電話やメール等で確認させていただきます。また、現在の学年で未学習の内容は、次年度の担任や教科担当指導者との引き継ぎを行い、4月の授業開始時から指導します。学習した内容を振り返るプリントなども配布しましたので、家庭学習で活用してください。保護者の皆様には大変お世話になります。健康・安全を第一に過ごされるとともに、お子様のことで何か御相談等がある場合には、学校まで御連絡ください。

 「親思う心にまさる親心」(吉田松陰)という言葉があります。これは、子が親を思う心よりも、子を思いやる親の気持ちの方がはるかに深いということを教えています。子どもの心豊かな成長は、家庭の深い慈愛によって支えられています。学校も、保護者の皆様と気持ちを同じにして、大切なお子様の成長をしっかり支えていきたいと思います。そして、今、感染拡大を抑制するための重要な時期に、様々な困難を力を合わせて乗り越えていきたいと思います。
 最後になりますが、保護者の皆様、地域の皆様には、本校の教育活動に多大なる御支援、御協力をいただいておりますことに深く感謝申し上げます。お陰様で、子どもたちは明るく元気に学校生活を送ることができました。今後とも、職員一同頑張ってまいります。御支援、御協力をよろしくお願いいたします。

(学校だより3月号)

全職員から卒業生へのはなむけの言葉

5月7日の朝会にて(zoomで実施)

今年 真岡小学校創立150周年

真岡小学校は 今年創立して150年になることから、今年度初めての朝会では、真岡小○×クイズを行いました。

第1問 真岡小学校の今年度の児童数は 606人である。

第2問 真岡小学校があるところは、昔 お城だった。

第3問 前庭にある、真岡市の天然記念物に指定された木の名前は、『サイゴ』である。

第4問 真岡小学校の卒業生の数は、6,161人である。

第5問 真岡小学校は、今年創立70周年である。

さすがに、6年生は全問正解でした。一方、1・2年生などは、答えを聞くたびに歓声を上げていました。

正解は、

第1問 ○ 、第2問 ○、第3問 × トチュウです。

第4問 × 16,161人 第5問 × 150周年です。(真岡市 70周年)

150周年という節目の年、緑豊かな素晴らしい環境の中にあり、歴史と伝統のある真岡小学校を全校生で盛り上げていきたいです。

入学式「校長のことば」より

 101名の新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。皆さんは今日から、この真岡小学校の1年生です。どの子も、みんないい顔いい姿勢で、とても立派です。先生方や上級生のお兄さん・お姉さん、そして、教室も校庭も、真岡小学校の全部が皆さんの入学を待っていました。

 新入生の皆さんの御入学に、「3つの花」を贈りたいと思います。これは、皆さんに大切にしてほしい「3つの花」です。
 1つ目の花は、「赤い花」です。これは、「やさしい心」の花です。友達にやさしくして、たくさん友達をつくってください。
 2つ目は、「黄色い花」です。これは、「がんばる心」の花です。小学校では、国語や算数、体育など、いろいろな勉強をします。一つ一つがんばって、力を伸ばしていきましょう。
 3つ目は、「オレンジ色の花」です。これは、「あんぜん」の花です。学校への行き帰りなど、車に気をつけて、交通事故には絶対に遭わないようにしてください。
 今日から、この「3つの花」を大切にして、真岡小学校の立派な1年生になってください。

 保護者の皆様に申し上げます。お子様の御入学、誠におめでとうございます。今日まで、愛情深く育んでこられましたお子様の晴れの姿に、感慨もひとしおのことと存じます。本校の「建学の精神」であります「登高」の言葉は、「より高い自分を目指し、意欲的に取り組む児童の育成」を目指しています。大切なお子様をお預かりし、職員一同、心を込めて一人一人の心豊かなたくましい成長を目指してまいります。どうぞ、本校教育への御理解と御協力をよろしくお願いいたします。

 結びに、御出席いただきました保護者の皆様、そして、今日の日を御一緒に見守りお祝いしてくださっている御来賓の皆様、地域の皆様に深く感謝申し上げまして式辞といたします。

                      (入学式「校長のことば」より抜粋)

 

「建学の精神『登高(とうこう)』を大切に引き継いで」

 校庭に春の息吹があふれる中、新1年生96名を迎え、全校生620名で令和3年度がスタートしました。本校は真岡城跡に建てられた、創立147年を迎える歴史と伝統ある学校です。本校の歴史には、登高学舎として開校以来、「登高精神」が生き続けています。登高精神とは、「先ず身近なところからはじめ、より高いところを目指して努力を続ける」という精神です。

 先人の方々の思いを大切に引き継ぎ、子どもたちには、「より高い目標に向かって努力し続ける」、そういう心を育てていきたいと思います。

(学校だより4月号)

1年生:初めての給食

5月学校だより

    直接体験を大切に
 若葉がより深い青葉になり、木々の葉が風に揺れ美しく輝く季節となりました。先日は校長室にいながら、ウグイスの鳴き声を聞くことができました。街中ですが、緑豊かな真岡小学校には、コゲラやシジュウカラ・オナガなど様々な野鳥がやってきます。自然豊かなとても良い環境の中で、子供たちは学校生活を送ることができてありがたいことだと感じています。

 さて、5月は万物が成長する時季。学校でも栽培活動が始まりました。アサガオの種をまいた1年生は、毎朝登校したら水やりを欠かしません。最近、芽が出始め、毎日「芽が出た~。○○ちゃん3個めだよ。」と、水やりをしながらの会話が弾んでいます。教材園には、サツマイモやカボチャ・キュウリなどの苗が植えられました。土の感触や土の温度など、直接手で触れたからこそ気付くことができます。そして、当たり前ですが、環境がよくなければ、植物は、物言わずしおれて枯れていきます。子供たちは、栽培活動を通して、植物に関心をもち、植物が成長する喜びや生命力などを感じ取ることでしょう。また、6年生は自然教育センターでの宿泊学習、3年生は学区の様子を知る社会科の校外学習を実施しました。どちらの活動でも、子供たちは、自然や町中の様子や風・匂いを直に感じたり、友達との関わりからお互いの良さを発見したりと、実際に体験して様々な学びや気付きを得ることができました。

 今は、インターネットやテレビなどを介して感覚的に学び取る「間接体験」、シミュレーションや模型を通じて模擬的に学ぶ「疑似体験」の機会が圧倒的に多くなりました。しかし、感受性豊かな子供たちの成長のためには、やはり、人や物そして実社会や自然に、実際に触れ、関わり合う「直接体験」は重要であると考えます。今後も、社会科見学や諸行事が予定されております。子供たちが直接体験する機会が有意義なものとなるよう努めてまいりますので、引き続き御協力どうぞよろしくお願いします。

  

梅雨時になる前に熱中症に強い体つくりを

 ここ数年、夏の始めに熱中症で運ばれる人が多くなっています。気温が急に上がり始めることに、体がついていけないのでしょう。ですから、梅雨に入る前から、汗を少しかくくらいの運動を心がけ、暑さに慣らしておく必要があります。暑さに慣れることを暑熱順化(しょねつじゅんか)といい、低い体温でも汗をかきやすくなり、体の熱を逃がしやすくなって、体温の上昇を防げるようになります。学校では、休み時間の外遊びを奨励していますが、御家庭でも、運動のほか十分な睡眠とバランスの良い食事などで、暑さに強い体つくりをお願いします。(学校だより5月号より)

「平成31年度 入学式~大切にしたい『5つの花』~」

 120名の新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。皆さんは今日から、この真岡小学校の1年生です。どの子もみんないい顔、いい姿勢でとても立派です。先生方や上級生のお兄さん・お姉さん、そして、教室も校庭も、真岡小学校の全部が皆さんの入学をとても楽しみにしていました。
 新入生の皆さんに、「5つの花」を贈りたいと思います。これは、皆さんに大切にしてほしい「真岡小学校の『あいうえお』の花です」

○「あ」の花は、「あいさつ」の「あ」です。お家の人や学校の先生、友達や近所の方々に、元気にあいさつをしましょう。
○「い」の花は、「いっしょうけんめい」の「い」です。小学校では、国語や算数などいろいろな勉強をします。一生懸命がんばって、力を伸ばしていきましょう。
○「う」の花は、「うんどう」の「う」です。たくさん運動をして、体を鍛えましょう。
○「え」の花は、「えがお」の「え」です。笑顔で過ごすためには、安全が大切です。車に気を付けて、交通事故には、絶対に遭わないようにしてください。
○最後の「お」の花は、「おもいやり」の「お」です。友達に優しくして、たくさんの友達をつくってください。

 今日からこの「5つの花」を大切にして、立派な1年生になってください。

(入学式 式辞より)

 

「新たな希望を胸に新年度がスタート」

 新1年生120名を迎え、全校生667名で平成31年度がスタートしました。創立145年を迎える本校の歴史と伝統を大切に、今年度も「進んで学ぶ子ども」「元気でがんばる子ども」「思いやりのある子ども」の3つの教育目標を継続し、「知・徳・体」のバランスが取れた児童の育成に取り組んでいきます。
 また、「好意・好感・好印象をもたれる学校」「にこにこ笑顔のあふれる学校」を「目指す学校像」とし、子どもたちはもちろん、保護者の皆様や地域の方々から愛される学校づくりに努めてまいります。
 下記は、本年度の基本方針です。御理解と御支援をよろしくお願いいたします。

【平成31年度基本方針】
1 基礎的・基本的な内容の確実な定着と、児童自らが主体的に取り組む授業の充実に努める。(確かな学力)
2 運動に親しみ、健康でたくましく生きる児童の育成に努める。(健康安全・体力)
3 いじめを起こさない、望ましい人間関係づくりに配慮した学年・学級経営の充実を図り、豊かな心の育成に努める。(いじめ防止・豊かな心)
4 保護者や地域の方々・関係機関の協力を得ながら、開かれた学校づくりに努める。(開かれた学校)
5 児童や保護者との信頼関係を大切にし、教育に対する熱意と行動力のある教職員を目指す。(信頼される教職員)

(学校だより4月号より)

「子どもたちの健康・安全の確保を第一に」

子どもたちの健康・安全の確保を第一に

 新型コロナウイルス感染の拡大防止のため、臨時休校が続いています。一日も早く収束し、子どもたちと安心して教育活動ができることを切に願っています。学校においても、子どもたちの健康・安全の確保に最善を尽くしていきます。保護者の皆様、地域の皆様、御支援・御協力をよろしくお願いいたします。

 

建学の精神「登高(とうこう)」を大切に引き継いで

 校庭に春の息吹があふれる中、新1年生101名を迎え、全校生632名で令和2年度がスタートしました。本校は真岡城跡に建てられた、創立146年を迎える歴史と伝統ある学校です。本校の歴史の中には、登高学舎として開校以来、「登高精神」が生き続けています。登高精神とは、「先ず身近なところからはじめ、より高いところを目指して努力を続ける。」という精神です。先人の方々が本校に託した思いは、この「登高」の言葉に込められています。先人の方々の思いを大切に引き継ぎ、子どもたちには、「より高い目標に向かって努力し続ける」、そういう心を育てていきたいと思います。

 下記は、本年度の基本方針です。子どもたちのために誠心誠意、努力してまいります。

【令和2年度基本方針】

1 基礎的・基本的な内容の確実な定着、主体的に取り組む授業の充実。(確かな学力)

2 運動に親しみ、健康でたくましく生きる児童の育成(健康安全・体力)

3 いじめを起こさない学年・学級経営の充実、豊かな心の育成(いじめ防止・豊かな心)

4 保護者や地域の方々・関係機関との協力、開かれた学校づくり(開かれた学校)

5 児童や保護者との信頼関係、教育に対する熱意と行動力のある教職員(信頼される教職員)

 (学校だより4月号)

 

「体験活動から学び、成長していく子どもたち」

 体験活動とは、文字どおり、自分の身体を通して実際に経験する活動のことです。子どもたちは人や自然に働きかけ、実感をもって関わっていく活動を通して、感動したり、驚いたりしながら「なぜ?」「どうして?」と考えを深めていきます。そして、下記のような多くのことを学んでいきます。

○ 一緒に活動している人に配慮しながら行動するという他者への配慮
○ 目標に向かって、みんなで協力して活動するという協調性
○ 注意事項を守り、活動に取り組むという安全性に対する態度
○ 公共のものを大切にし、集団活動のルールを守るという社会性
○ より高い目標を設定し、それらを達成しようとする挑戦向上心

 本校では、「人や自然等と関わる活動」を重視した教育に取り組んでいます。五感を通して対象を知る体験活動は、思考を活性化させ、学ぶことの喜びや意欲を生み出すことにつながります。
 「地域とともにある真岡小」として地域との関わりを大切にし、保護者・地域の皆様の御協力を得ながら豊かな体験活動に取り組んでいきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

(学校だより5月号より)

 

「よい習慣は、子どもの力を伸ばす」

 東レ経営研究所の社長を務めた佐々木常夫さんの著書に、「良い習慣は才能を超える」という言葉があります。「良い習慣」について、次のように述べられています。

 良い習慣を持っている人は、毎日確実に成長していきます。良い習慣の中で最も大事なことは、「人としてあるべき原理原則」を行うことです。「人に会ったら挨拶をする」「時間を守る」「相手を思いやる」「間違ったことをしたらすぐ謝る」などといった人間としてなすべき基本動作がきちんとできることです。

 「良い習慣」は、自分の力を伸ばしていく源になるものです。小学校の時期は、自立に向けての「良い習慣」を身に付ける大切な時期です。 本校においても「目指す学校像」として、次のことを掲げて日々の教育活動に取り組んでいます。

 挨拶、清掃、身だしなみ、時間を守るなど「凡事徹底」を図り、当たり前のことが当たり前にできる学校

 子どもたちに「良い習慣」を身に付けさせるために、学校と家庭が手を取り合って取り組んでいきましょう。

(学校だより6月号より)

 

「お子様への温かな働き掛けを」

 1学期が無事に終了し、保護者・地域の皆様には、温かい御支援と御協力をいただきありがとうございました。
 さて、夏休みは、普段できないような経験をたくさんしながら、豊かな人間性を育むよい機会です。しかし、生活が不規則になったり、事件や事故に巻き込まれたりする心配があります。健康・安全を第一に、有意義な夏休みを過ごせますよう、地域全体での見守りの御協力をお願いいたします。
 夏休みは、お子様との大切な触れ合いの機会にしていただければと思います。下記は、家庭教育に生涯を捧げたアメリカの教育家、ドロシー・ロー・ノルトの著書『子どもが育つ魔法の言葉』に収められている言葉です。長年の経験に裏打ちされた子育てに対する温かい言葉は、お子様への働き掛けの道しるべになるのではないでしょうか。

 励ましてあげれば、子どもは自信をもつようになる
 誉めてあげれば、子どもは明るい子に育つ
 愛してあげれば、子どもは人を愛することを学ぶ
 認めてあげれば、子どもは自分が好きになる
 見つめてあげれば、子どもは頑張り屋になる
 優しく思いやりをもって育てれば、子どもは優しい子に育つ
 守ってあげれば、子どもは強い子に育つ 

 2学期の始業式には、心身共に成長した、元気な子どもたちに会えることを、職員一同楽しみにしています。

(学校だより7月号より)

 

「保護者・地域の皆様の御協力に感謝申し上げます」

 風が春を運び、早春の息吹あふれる3月18日(金)に、6年生児童・保護者・本校職員の参加によります卒業式を挙行しました。下級生の先頭に立ち、学校をしっかりリードしてくれた立派な6年生でした。109名の卒業生の活躍を心から願っています。 

 卒業を前に6年生が桜の苗木を植えました。コロナ禍を乗り越えながら頑張ってきた子どもたちが、「将来、桜の木と共に自分の花を咲かせてほしい」という願いを込めています。そして、1年生から5年生は、学年が1つずつ進級します。各学年とも子どもたちはよく頑張り、この1年間に大きな成長がありました。全学年、大変立派でした。自信をもって進級できるようにしたいと思います。 

 令和3年度もコロナ禍が続きました。コロナ禍でしたが、子どもたちにとって一度しかない「大切な今」です。「子どもたちに日本一の感動を!」をスローガンに、感染防止対策を徹底し、子どもたちにできるだけのことをしてあげようと、保護者・地域の皆様と共に取り組んできました。そして、運動会や修学旅行、遠足、プレミアムデープランなど、よい思い出をつくることができました。厚い御協力に感謝申し上げます。

 また、学力向上にも力を入れて取り組みました。その結果、子どもたちが力を伸ばし、各種学力調査でこれまで以上のよい結果となりました。‥‥皆で力を合わせ、困難を乗り越えながら頑張ってきた経験は、子どもたちのこれからの人生において、大きな力になると信じています。 

 これから2週間の春休みに入ります。新型コロナウイルス感染防止、交通事故の防止など、健康・安全を第一に、有意義に過ごせますようお願いいたします。また、お子様の成長を具体的な言葉で褒めてください。自らの成長を褒められた子どもは、大きな喜びと充実感に包まれます。子どもは認められてこそ、たくましく成長していきます。

 最後になりますが、保護者の皆様、地域の皆様には、本校の教育活動に多大な御支援、御協力をいただき深く感謝申し上げます。今後とも、職員一同頑張ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

(学校だより3月号) 

6年生 桜の苗木の植樹

「困難を乗り越えて」

 今、昨年9月14日(土)に実施した運動会が思い出されます。2学期が始まって運動会までの日が少なく、しかも台風15号に伴う一斉休校のため、貴重な練習日も更に少なくなりました。また、気温の高い日もあり、校庭での練習を控えることがありました。そして迎えた運動会。「どこまで演技ができるだろうか」・・・・頭をよぎりました。しかし、そんな心配を払拭するように、子どもたちは見事な演技を見せてくれました。実施までに様々な困難があった中、子どもたちの立派な姿に涙が出るような感動を覚えました。そして、真岡小学校の底力を強く感じました。
 困難を乗り越えるたくましい真岡小学校の子どもたち、そして、それを力強く支えてくださったPTA・保護者の皆様、地域の皆様のすばらしさを改めて感じました。本校職員も、全力で指導・準備に取り組みました。これらが子どもたちの活躍になり、真岡小学校の底力であると思いました。これは、脈々と受け継がれてきた本校の良き伝統であると考えます。

 新型コロナウイルス感染症の拡大により、今までに経験のない状況が続いています。学校も5月末まで臨時休校となり、保護者の皆様には大変御苦労をおかけしています。学校として、再開に向けて力を尽くしていきたいと思います。
 困難を乗り越えてこそ得られる貴重なものがあります。これからも、みんなで力を合わせて乗り越えていく真岡小学校の底力を見せていきたいと思います。保護者・地域の皆様、どうぞ御支援と御協力をよろしくお願いいたします。

(学校だより5月号)

「よりよい教育を目指して」

 1年生96名を迎えてスタートした1学期も、約1か月半が過ぎました。1年生も学校生活に次第に慣れてきて、休み時間などは元気に友達と遊ぶ姿が目立ってきました。

 5月19日(水)には、芳賀地区小学校陸上記録会が2年ぶりに開催されました。5,6年生の代表選手が参加し、自分の記録更新を目指してすばらしい活躍をしました。

 学校では、5月から6月にかけて、生活科見学や社会科見学、音楽集会に替わる発表会など、昨年度は中止となった活動を実施する予定です。「学校行事」には、教科学習では容易に得られない教育的価値があります。それは、「子どもたちに一生の宝物をつくる」ということです。それぞれにしっかりとした感染防止対策の下、子どもたちにとって宝物になる活動にしていきたいと思います。 

 5月27日(木)には、3年生~6年生の学力テストがあります。学力の定着状況を確認するとともに、結果を今後の指導に生かしていきたいと思います。本年度も学校教育の根幹として、学力の保障に力を入れて取り組んでまいります。

 コロナ禍の中、保護者の皆様には大変お世話になっております。4月の「授業参観」は分散開催とし、無事に実施することができました。6月の授業参観も分散開催を予定しています。また、5月下旬に予定していました「家庭訪問」は感染防止のために中止とし、替わりまして7月末に全家庭を対象に「個人懇談」を実施予定です。「PTA活動」につきましても、PTA会長様はじめ役員様と感染状況を踏まえ検討してまいります。御理解と御協力をお願いいたします。 

 感染状況を踏まえ、子どもたちの健康・安全の確保に最善を尽くしながら、「子どもたちにとって何がよいか」を考え、保護者・地域の皆様と共によりよい教育を目指してまいります。どうぞ御支援と御協力をよろしくお願いいたします。

(学校だより5月号)

 

学校探検で校長室に~2年生が1年生を案内~

6月学校だより

 

 正門前の城山公園にある「菩提樹」の花が咲き、なんともいい香りを漂わせています。学校では、プールの季節を迎え、子供たちはプールの日を楽しみに元気に活動しているところです。

 さて、5月22日(水)には、本校創立記念行事の一つとして、全校生での航空写真撮影やクラスごとの写真撮影を行いました。用意された衣装をまとい、校庭に描かれた校章の分担された場所に静かに移動して、セスナ機を待つこと10分程度。上空に現れたセスナ機に目を輝かせながら、無事撮影を終え、喜んだ子供たちでした。なお、航空写真は、クリアファイルにして、全児童に配付いたします。お楽しみにしていてください。

 さらに、6月13日(木)には、150周年記念・県民の日児童集会が実施されました。企画委員をはじめ、各委員会の児童がゲームを企画・運営し、全校生が仲良く・楽しく遊ぶことができました。この後も、子供たちと一緒に、創立150周年の年を盛り上げていきたいと思います。

 

         健やかな身体づくり                    

 4月25日(木)の内科健診から始まった健康診断ですが、6月20日(木)の歯科検診で終了となります。検診への御協力ありがとうございました。

 学校保健安全法施行規則により、「児童生徒の健康診断は、6月30日までに行うものとする。」と決められております。学校生活を送るに当たり、子供たちの健康状態を把握するとともに、必要があれば受診を勧め、健康の保持増進を図っています。

 生活環境の変化により、視力の低下や若年性糖尿病・肥満等の生活習慣病、姿勢のゆがみやそれによる内臓への影響等が、子供たちの健康問題となってます。成長期の子供たちですので、早期発見・早期治療により、子供たちの健康を守っていきたいです。

 健康診断の後には、結果をお知らせしておりますので、受診が必要な場合には、早急に受診願います。

 さらに、学校では、保健教育により、自分の体や健康への関心・意欲を高めさせ、健康な身体づくりを計画的に進めております。御家庭でも、引き続き、お子さんの健やかな成長のために、健康管理に御留意ください。    (6月の学校だより より)

「子どもたちを交通事故から守るために」

 新年度が本格的にスタートし、約1か月が過ぎました。特に毎日の登下校では、交通指導員の方々、スクールガード・保護者の皆様には、児童を交通事故から守るために、厚い御支援をいただき感謝申し上げます。登校班も新しくなり、登下校に慣れていない1年生を迎え、交通安全の確保は極めて重要です。警察庁(平成31年3月)によると、歩行中の小学生の交通事故の特徴として、次のことが挙げられています。 

○ 状態別では、歩行中の事故が最も多い。(過去5年合計で約6割を占める。)

○ 小学校1年生の歩行中の死傷者数は、6年生の約3.6倍。※死傷者数は、死亡者数と重傷者数の合計(学年が低いほど歩行中の割合が高く、学年が高くなると自転車乗用中の割合が高くなる。)

○ 1年生の事故が特に多い月は、5月(下校中及び私用)と日没が早くなる10月。

○ 歩行中の死傷者の約4割は、飛び出しが原因。(小学生に違反がない交通事故も約3割。)

 歩行中の交通事故は「横断中」に多く起こっています。安全に道路を横断できるようにするために、横断する前に、「必ず立ち止まる」「右左をよく見る」「車が止まっているのを確認する」ことなどを、御家庭でもお子様と確認ください。そして、特に低学年は、通学路や公園などお子様の行動範囲を一緒に歩きながら、交通ルールや安全な歩き方を身に付けさせてほしいと思います。

 これからも、学校・家庭・地域が一丸となって、子どもたちを交通事故から守っていきたいと思います。御協力をよろしくお願いいたします。

(学校だより6月号) 

「子どもたちにとって実り多い2学期に」

 いよいよ2学期がスタートしました。2学期は、「読書の秋」「スポーツの秋」「芸術の秋」と言われるように、勉強や運動に取り組みやすい学期です。また、「運動会」「修学旅行」「遠足」「自然教室」などの大きな行事があります。一つ一つ充実した活動にしていきたいと思います。

 さて、9月14日(土)に実施しました運動会では、御来賓の皆様、保護者・地域の皆様の温かな声援に見守られ、盛大に行うことができました。朝には小雨が降り、午後は暑さを感じる中でしたが、無事に実施することができました。
 1,2年生のダンス「パプリカ」はとても上手で、会場のみんなが幸せな気持ちになりました。3,4年生のダンス「令和」は、たくさんの元気をくれて、令和に羽ばたくすばらしいダンスでした。5,6年生の「2019真小ソーラン」は、迫力と躍動感にあふれ、正に「真小魂」を見せてくれました。「その他の種目」や「応援合戦」、「係の仕事」等も、全て立派にできました。子どもたちの頑張りに、たくさんの感動がありました。
 PTA役員の皆様には、見学場所の設営など、準備から後片付けまで大変お世話になりました。さらに、テント等の片付けには、多数の保護者の皆様に御協力いただきました。重ねて感謝申し上げます。

 運動会での一生懸命な頑張りは、子どもたち一人一人の力の伸びにつながるものです。子どもたちには、いろいろなことにチャレンジして、自分を成長させてもらいたいと思います。
 子どもたちにとって実り多い学期となるよう、職員一丸となり、指導・支援したいと思います。保護者の皆様、地域の皆様の御支援・御協力を今後ともお願いいたします。

(学校だより9月号より)