校長室から
「子どもたちの感動体験を大切に」
1学期も残り1か月になりました。6月17日(木)には、2年生と6年生の「こだまっ子発表会(ミニ発表会)」を実施しました。例年行っていた音楽集会に代わる発表会で、新型コロナウイルス感染防止に配慮した発表内容に変更しての実施でした。一家族1名までの参観の御協力をありがとうございました。当日は、保護者の方々を前にドキドキしたかもしれませんが、立派に発表できました。大変すばらしかったです。
子どもたちの発表に多くの感動がありました。子どもたちは、この日のために練習を頑張ってきました。保護者の方々からいただいた大きな拍手は、感動となって子どもたちの心に響いたと思います。感動とは、「深く物に感じて心を動かすこと」です。感動体験の意義は大きく、「感動体験を目指す教育の展開」(兵庫県教育委員会)には、次のように示されています。
体験活動で得た感動は、問題解決のきっかけになることもあり、また感動そのものが直接的に生きていく自信につながる場合もある。感動は、正に「生きる力」の源であると言えよう。 |
コロナ禍の今、一つ一つの活動を工夫し、「子どもたちに日本一の感動を!」を合い言葉に取り組んでいきたいと思います。子どもたちに1度しかない今、感動体験を大切にしたいと思います。
感染防止と熱中症対策に留意し、1学期のまとめにしっかり取り組んでいきたいと思います。保護者・地域の皆様、どうぞ御支援と御協力をよろしくお願いいたします。
(学校だより6月号)
「健康・安全を第一に有意義な夏休みに」
1972年(昭和47年)2月に、札幌オリンピック(冬季オリンピック)が開催されました。当時、私は小学校4年生で、担任の先生がテレビでオリンピックの様子を見せてくれました。画面越しに繰り広げられる競技に、目を輝かせて見たことを覚えています。
7月から9月にかけて、いよいよ「東京オリンピック・パラリンピック競技大会」が開催されます。コロナ禍ですが、日本で開催される歴史的大会です。困難を乗り越えながらの開催ですが、果敢に競技に挑む選手の姿は、たくさんの感動を与えてくれることと思います。子どもたちにも、感動の瞬間を感じ取ってほしいと思います。また、真岡市からも水沼尚輝選手が競泳で出場します。活躍を皆さんで応援したいと思います。
新型コロナウイルス感染防止と学びの保障の両立を目指した1学期でした。「こだまっ子発表会(ミニ発表会)」「社会科見学やプール学習」「分散での授業参観・保護者会」など、子どもたちの学びや教育活動を止めないよう努めてきました。子どもたちには一度しかない「大切な今」です。これからも現状の中で最善を尽くしていきたいと思います。保護者・地域の皆様の御理解と御協力に感謝いたします。
また、引き続き感染防止のために、3密(密閉・密集・密接)や会食での会話を避けるなど、皆で感染防止に努めていきたいと思います。
7月21日から8月31日まで、42日間の夏休みになります。夏休みは、普段できないような経験をたくさんしながら、豊かな人間性を育むよい機会です。しかし、生活が不規則になったり、事件や事故に巻き込まれたりする心配があります。新型コロナウイルス感染や熱中症の防止、交通事故や水の事故の防止など、健康・安全を第一に、有意義に過ごせますようお願いいたします。2学期の始業式の日に、元気な子どもたちに会えることを職員一同願っています。
(学校だより7月号)
リモートで行った第1学期終業式
「子どもたちに『確かな学力』を」
緊急事態宣言が発令され、2学期は分散登校で始まりました。保護者の皆様には、分散登校中、大変お世話になりました。2学期も感染状況を踏まえ、子どもたちの健康・安全を最優先に教育活動を進めていきたいと思います。そして、引き続き3密(密閉・密集・密接)の回避やマスクの着用、手指消毒など、皆で感染防止に努めていきたいと思います。
本年5月27日(木)に実施された全国学力・学習状況調査(6年生)、とちぎっ子学習状況調査(4,5年生)、真岡市総合学力調査(3年生)の結果が出ました。本校として、今回、学力調査があった教科の多くが全国や県、市の平均を上回りました。昨年度1月に実施された真岡市総合学力調査(3~6年生)に続き、近年、最もよい結果となりました。昨年度は臨時休校もあり、子どもたちに「確かな学力」を育成することが重要な課題でした。そのため、学校全体で学力の育成に重点を置いて取り組んできました。そして、子どもたちもよく頑張った結果であると思います。子どもたちに「確かな学力」を育成することは、学校の根幹となる役割として、今後も意識を高くもって取り組んでまいります。
行事面では、現在の感染状況を踏まえ、10月1日(金)に予定していた1~5年生の「遠足」を、11月中旬に変更いたします。また、10月14日(木)~15日(金)に予定していた6年生の「修学旅行」を、11月下旬に変更いたします。なお、「運動会」は、当初の予定どおり10月30日(土)に実施予定です。どうぞ御理解をお願いいたします。
コロナ禍が続いていますが、これからも現状の中で最善を目指していきたいと思います。今後とも、保護者の皆様、地域の皆様の御支援・御協力をお願いいたします。
(学校だより9月号)
タブレット端末の活用
「子どもたちの宝物となる学校行事を」
学校の正門付近にも、たくさんの落ち葉が見られる季節になりました。このような中、子どもたちが安全に坂道を上って来られるようにと、毎朝、地域の方々がきれいに掃いてくださっています。そして、交通指導員の方々、スクールガードの皆様による安全指導が、子どもたちを守ってくださっています。皆様の温かい御支援に深く感謝申し上げます。
10月30日(土)には、「運動会」を実施します。子どもたちが、すばらしいスローガンとネーミングをつくってくれました。
〈令和3年度運動会スローガン〉走れ はばたけ 心をもやせ みんなでつかめ 金メダル 〈令和3年度運動会ネーミング〉 歴史に刻む 汗と涙の分散運動会 |
運動会は、午前の部が1,3,5年生、午後の部が2,4,6年生の2部構成で行います。また、御来賓の皆様や来入児の御招待を差し控えさせていただくくとともに、御参観は一家族2名まででお願いいたします。できる限り密を避けるために、御理解をお願い申し上げます。PTA役員の皆様はじめ保護者の皆様には、諸準備や当日の係等で大変お世話になります。
そして、「遠足」を1,2,3年生が11月15日(月)、4年生が18日(木)、5年生が16日(火)に実施します。6年生の「修学旅行」は、11月26日(金)~27日(土)に実施します。健康・安全に留意し、それぞれによい思い出をたくさんつくりたいと思います。また、真岡小図書ボランティアの方々の御協力をいただき、リモートによる「図書集会」を11月2日(火)に実施します。子どもたち一人一人の読書意欲を高めたいと思います。
さらに、今年度、新たに「真小プレミアムデープラン」を立ち上げ、体験活動の充実を目指しています。これは、コロナ禍で中止になった宿泊学習等に代わり、新たな行事や体験活動(感動体験)を工夫して実施するものです。子どもたちの達成感や満足感を高めたいと思います。
学校行事を通して得られる地域や自然との関わりや、文化や人との触れ合いの中で生まれる強いつながりや深い感動は、子どもたちの「一生の宝物」になるものです。コロナ禍にありますが、子どもたちに1度しかない大切な今、活動を工夫して実施して参ります。そして、「子どもたちに日本一の感動を!」を合い言葉に、感動いっぱいの秋にしたいと思います。
実りの秋、職員一丸となって子どもたちの教育活動に取り組んで参ります。今後とも、保護者の皆様、地域の皆様の御支援・御協力をお願いいたします。
(学校だより10月号)
「一人一人を大切にする教育の推進」
コロナ禍にありますが、運動会や遠足、こだまっ子発表会等での子どもたちの頑張りや生き生きとした姿に、たくさんの感動がありました。保護者の皆様、地域の皆様の御理解と御協力のおかげと深く感謝申し上げます。また、11月26日(金)~27日(土)には、6年生の修学旅行を実施します。健康・安全を第一に、心に残る思い出をつくりたいと思います。そして、学校全体で2学期のまとめにしっかり取り組んでいきたいと思います。
さて、童謡詩人 金子みすゞさんの「わたしと小鳥とすずと」の詩の一節に、「みんなちがって、みんないい」という言葉があります。この言葉には、「すべての人は、一人一人がそれぞれに輝いているかけがえのない存在である」という思いが込められていると思います。
金子みすゞさんの詩は、どの作品も慈愛に満ちた温かい、思いやりのある言葉で、私たちに優しく語りかけてくれます。そして、21世紀を生きる私たちに、大切なメッセージを伝えているように思います。「みんなちがって、みんないい」という言葉には、自他の尊厳を基盤とする人権意識に通じるものがあります。
12月4日(土)~10日(金)は、人権週間です。人権を大切にするということは、「互いの命を大切にすること」や「みんなと仲良くすること」、「いじめを絶対にしないこと」などです。互いに相手のことを考え、思いやりをもって接する心が大切です。
真岡小学校では、人権週間に各学級で人権標語を作成するとともに、人権作文の朗読や人権DVDの視聴を行うなど、人権を尊重して生活しようとする態度を育てます。
人は、誰もが幸せに生きたいと願っています。その幸せは、自分の在り方や生き方で、周囲の人たちが幸せであると感じた時、より深まっていくものと思います。それは、とても大きなことや目立つことではなくても、ほんの小さな言葉掛けや行いがつながっていくものです。どうか、この人権週間を一つのきっかけとして、御家庭でも、心の優しさ、温かさ、命について、話題にしていただければと思います。
(学校だより11月号)
こだまっ子発表会(1,4年生)
「希望に満ちた新年を願って」
令和3年は、新型コロナウイルスの第3波の中で年が明け、夏から秋にかけて一日当たりの新規感染者数が過去最大となる第5波に見舞われました。そして、緊急事態宣言が発令される中、2学期は分散登校でのスタートとなりました。保護者の皆様には、大変お世話になりました。このような中、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会は、多くの会場では無観客での開催になりましたが、世界中から集まったアスリートが全力で競技に挑む姿は、私たちに大きな勇気と感動を与えてくれました。
学校では、感染症対策を講じながら最大限子どもたちの健やかな学びを保障することを目指してきました。そして、保護者の皆様、地域の皆様には、本校教育への多大な御理解と御協力をいただきました。おかげさまで、日々の授業をはじめ、運動会や遠足、修学旅行等の大きな行事も、無事に実施することができました。子どもたちにとってかけがえのない経験となり、一人一人の大きな成長につながりました。
さて、12月25日(土)から1月10日(月)まで、17日間の冬休みに入ります。年末年始ということで、家族で一緒に過ごす時間や様々な人との出会いも増えることでしょう。それは、子どもにとって、社会勉強をする大切な機会になると思います。家族の一員として仕事や手伝いをすること、年末年始の挨拶を交わして感謝の気持ちを表すことなど、貴重な経験ができるときです。それは、大人になるための準備であるともいえます。
また、保護者の思いを、是非お子様に言葉で伝えていただきたいと思います。家族からの愛情が子どもの心を豊かにし、自信を高め、たくましく生きる力の基をつくります。愛情をたっぷりと注いでもらい、元気な笑顔で3学期を迎えられるようお願いいたします。
〈子どもの心に響く言葉〉 共感の言葉・・・「そうなんだね」「いいところに気が付いたね」など |
冬休み中、地域の皆様にも大変お世話になります。子どもたちの健全育成のため、見守り等の御協力をお願い申し上げます。
3学期は学年のまとめの時期であり、次の学年につなげるための大切な学期です。職員一同、しっかりと準備をして臨みたいと思います。子どもたちの健やかな成長と、皆様が希望に満ちた新年を迎えられますことを心から御祈念申し上げます。
(学校だより12月号)
みんなでがんばった「落ち葉掃除」
「感染防止と着実な教育活動」
新しい年、令和4年が始まりました。子どもたち、保護者の皆様、地域の皆様にとりまして、実り多い幸せな一年であることを願ってやみません。
さて、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が、これまでにない感染力で急拡大し、県の警戒度レベルも引き上げられました。感染防止のために、3密(密閉、密集、密接)や会食での会話を避けること、そして、マスク、咳エチケット、手洗い等の衛生上の注意など、基本的なことをしっかり行うことが大切です。これは、感染症を収束させてきた過去の教訓を生かすことです。かけがえのない大切な命と日常を守るために、皆が一丸となって感染防止に努めていきたいと思います。
令和4年は寅年です。虎は自分の子をとても大事にすることから、関係する言葉も多くあります。「虎は千里行って千里帰る」という言葉は、「虎は1日に千里の遠方まで行くが、巣穴にいる子を思いその千里の道を帰ってくることから、子を思う親の情愛の深さのたとえ」として用いられます。この言葉のように、皆で子どもたちにたくさんの愛情を注いでいきたいと思います。
各学年・学級では、それぞれに新しい目標を立ててスタートしました。ホップ・ステップからいよいよジャンプの3学期です。3学期は1年間の総まとめをして、一人一人が自分のよさと可能性を見いだす学期です。そして、進級・進学に備える学期でもあります。教職員一同、子どもたちがこの1年間でどう成長したか、次の年度に期待することは何かを見いだし、目標を高くもって新年度が迎えられるようリードしていきたいと思います。また、児童会が中心となって、「くつと心をそろえよう運動」や「エチケット検査」など、学級のみんなで同じ目標をもって取り組んでいます。良い習慣を身に付けることは、自分の力を発揮する上でも重要です。校長賞「こだまカード」を用意し、子どもたちの活動を応援していきたいと思います。
コロナウイルス感染防止の徹底を図り、健康・安全を第一に着実な教育活動を進めてまいります。保護者の皆様、地域の皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
(学校だより1月号)
6年生 学校に隣接する「水辺公園」の清掃活動
「保護者・地域の皆様の御協力に感謝申し上げます」
風が春を運び、早春の息吹あふれる3月18日(金)に、6年生児童・保護者・本校職員の参加によります卒業式を挙行しました。下級生の先頭に立ち、学校をしっかりリードしてくれた立派な6年生でした。109名の卒業生の活躍を心から願っています。
卒業を前に6年生が桜の苗木を植えました。コロナ禍を乗り越えながら頑張ってきた子どもたちが、「将来、桜の木と共に自分の花を咲かせてほしい」という願いを込めています。そして、1年生から5年生は、学年が1つずつ進級します。各学年とも子どもたちはよく頑張り、この1年間に大きな成長がありました。全学年、大変立派でした。自信をもって進級できるようにしたいと思います。
令和3年度もコロナ禍が続きました。コロナ禍でしたが、子どもたちにとって一度しかない「大切な今」です。「子どもたちに日本一の感動を!」をスローガンに、感染防止対策を徹底し、子どもたちにできるだけのことをしてあげようと、保護者・地域の皆様と共に取り組んできました。そして、運動会や修学旅行、遠足、プレミアムデープランなど、よい思い出をつくることができました。厚い御協力に感謝申し上げます。
また、学力向上にも力を入れて取り組みました。その結果、子どもたちが力を伸ばし、各種学力調査でこれまで以上のよい結果となりました。‥‥皆で力を合わせ、困難を乗り越えながら頑張ってきた経験は、子どもたちのこれからの人生において、大きな力になると信じています。
これから2週間の春休みに入ります。新型コロナウイルス感染防止、交通事故の防止など、健康・安全を第一に、有意義に過ごせますようお願いいたします。また、お子様の成長を具体的な言葉で褒めてください。自らの成長を褒められた子どもは、大きな喜びと充実感に包まれます。子どもは認められてこそ、たくましく成長していきます。
最後になりますが、保護者の皆様、地域の皆様には、本校の教育活動に多大な御支援、御協力をいただき深く感謝申し上げます。今後とも、職員一同頑張ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
(学校だより3月号)
6年生 桜の苗木の植樹
令和6年度 スタート
「千里春如錦(せんりのはる にしきのごとく)」という言葉がありますが、新しい年度の始まりを祝うかのように色とりどりの花が咲き、まさに春爛漫。今年は久しぶりに満開の桜の中で、始業式や入学式を行うことができました。4月9日には、95名の1年生を迎え、全校生606名と教職員の新しい組織で、令和6年度がスタートです。
さて、今年度、本校はいよいよ創立150周年を迎えます。本校は、登高学舎として開校以来、「先ず身近なところからはじめ、より高いところを目指して努力を続ける。」という「登高精神」が生き続けている、歴史と伝統のある学校です。この「登高精神」を心に留め、本年度も本校学校教育目標に掲げられた「心身ともに健康で、よく考えて判断する力と実践力をもった、心豊かでたくましい子ども」の育成を目指し、教育活動にあたってまいります。
今年度も教職員が心を一つにして、子供たちの確かな学びや豊かな体験が得られるよう日々の教育活動を実践してまいりますので、保護者、地域の皆様には、これまで同様、本校の教育活動に対して深い御理解と御支援を賜りますよう、お願いいたします。
最後になりましたが、今年度から、歴史と伝統のある真岡小学校に勤務できることを大変光栄に存じます。子供たち一人一人が健やかに逞しく成長できますよう全力を尽くしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
(学校だより4月号より)
5月7日の朝会にて(zoomで実施)
今年 真岡小学校創立150周年
真岡小学校は 今年創立して150年になることから、今年度初めての朝会では、真岡小○×クイズを行いました。
第1問 真岡小学校の今年度の児童数は 606人である。
第2問 真岡小学校があるところは、昔 お城だった。
第3問 前庭にある、真岡市の天然記念物に指定された木の名前は、『サイゴ』である。
第4問 真岡小学校の卒業生の数は、6,161人である。
第5問 真岡小学校は、今年創立70周年である。
さすがに、6年生は全問正解でした。一方、1・2年生などは、答えを聞くたびに歓声を上げていました。
正解は、
第1問 ○ 、第2問 ○、第3問 × トチュウです。
第4問 × 16,161人 第5問 × 150周年です。(真岡市 70周年)
150周年という節目の年、緑豊かな素晴らしい環境の中にあり、歴史と伝統のある真岡小学校を全校生で盛り上げていきたいです。