校長室から
3月の学校だより
花の園 歌の園 愛の園
春の空高く、雲雀(ヒバリ)のさえずりが聞こえるようになりました。あぜ道には、菜の花やホトケノザなどが咲き、春の広がりを感じるこの頃です。
さて、先日3月18日(火)には、卒業式を挙行いたしました。廊下の花の掲示物に加え、体育館通路には、この日のために園芸委員会の児童が育ててきたパンジーの花も並び、式場に入るまでにも花いっぱいの祝福を受けた卒業生でした。式では、式歌「旅立ちの日に」や校歌の歌声が響き、また終始卒業生への祝福や多くの方への感謝の気持ちがあふれる、厳かで温かな時間が流れました。正に、真岡小学校校歌が具現化されたような卒業式でした。125名の6年生は、小学校生活の学びの集大成となる立派な態度で、巣立っていきました。卒業生の皆さんが、これからも「登高」の精神を忘れずに、自分の力を、可能性を信じて、様々なことに挑戦し更に大きく成長していくことを願っています。
また、24日(月)は、修了式です。修了証書を手にした1~5年生は、4月から1学年上の学年に進級です。子供たちには、今年度引き継いだ伝統を守り、更に、花の園・歌の園・愛の園となる学校生活を送れるよう、今後も頑張ってもらいたいです。
令和7年度 目指す学校像 決まる!
目指す学校像: みんなが楽しくなる学校
児童・教職員アンケートを基に、全職員で熟考し、最終的に4年生児童が考えた「みんなが楽しくなる学校」に決定しました。 授業が分かり学びが楽しくなる、友達の思いやりにより生活が楽しくなる、できることが増えて楽しくなる、この学校で働くことが楽しくなる、この学校に足を運ぶことが楽しくなる、そんな、みんなが楽しくなる学校を目指したいと思います。
目指す子ども像: こ ころゆたかに
じょうぶなから だ で
ま なびつづける こだまっ子
創立150周年の一年間、大変お世話になりました。
今年度は、記念となる創立150周年の年ということで、大変お世話になりました。創立記念事業として、航空写真撮影・記念式典の開催・記念誌発行、その他児童中心の記念行事等が実施され、大変充実した節目の年にふさわしい一年となりました。これもひとえに保護者の皆様、地域の皆様のおかげです。ありがとうございました。
また、今年度も日頃の教育活動や子供たちの安全確保・健全育成等に多大なる御支援・御協力をいただき、心より感謝申し上げます。教職員一同、「登高」の精神で更なる高みを目指して、次年度も精進してまいりたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
※児童には、3月17日(月)に、記念誌・クリアホルダー・記念鉛筆2本を配付いたしました。
2月の学校だより
令月(れいげつ)
御存じのとおり、令和の年号は、万葉集の「梅花の歌」から「初春令月 気淑風和 ・・・『書き下し文:初春の令月にして、気淑く風和らぎ、・・・』」の部分から引用されました。この令月というのが、2月に当たります。令月とは、何事をするにもよい月、めでたい月という意味です。
このほか2月は、諸説ありますが寒さが厳しいため衣服を重ね着することから「如月(きさらぎ)」、旧暦の春の1月から3月の真ん中の月ということから「仲春(ちゅうしゅん)」、梅の花の開花時期ということから「梅見月(うめみづき)」、「雪消月(ゆききえつき)」、「木芽月(こめつき)」「雁帰月(かりかえりつき)」「恵風(けいふう)」などの異称があります。いずれも春の訪れを待ちわびる情感が表れていて、改めて日本語の言葉の豊かさを感じます。
授業参観・保護者会 ありがとうございました
さて、3学期が始まり、早くも半分が過ぎ、いよいよ1年間のまとめの時期となりました。先日の授業参観では、多くの保護者の皆様の御来校、誠にありがとうございました。インフルエンザの流行もなく、予定通り実施でき、子供たちの頑張っている姿を見ていただけることができました。御覧になり、子供たちの1年間の成長を感じられたのではないでしょうか。この後、学習・生活のまとめをしっかりと行い、次年度へつなげてまいります。
子供たちの意見を取り入れて
令和5年4月に「こども基本法」が施行され、子供を中心とした社会をつくるため国や自治体では「こども施策」に取り組んでいます。
本校では、これまでも児童の自主性を重んじた活動に心掛けてきましたが、更に「こども基本法」の基本理念を受け、次年度の目指す学校像について児童の意見を取り入れ決めることといたしました。現在、児童アンケートの集計が終わり、校内で検討に入っているところです。
決まりましたら御報告いたします。
1月学校だより
新年あけましておめでとうございます
今年のお正月も、天気に恵まれ比較的穏やかなお正月でした。写真は、1月1日に、真岡小学校の屋上から撮影した初日の出です。毎日のように朝日は昇ってくるのですが、年の初めの朝日はより一層神々しく感じられます。日の出とともに現れるという年神様に、真岡小学校の子供たちの幸せと真岡小学校のますますの発展をお祈りいたしました。
さて、古来より日本人は、節目を大切にしてきました。節目は、日々繰り返される日常に一度区切りを付け、自分自身の在り方を整えたり変化させたりするきっかけとなります。そして、新しい年は、新しい出会いや出来事、自分の可能性への期待が大きく膨らむ節目となり、心新たにスタートさせるよい機会です。
そこで、3学期の始業式では、年の初めの縁起物、正月のめでたい植物として『松竹梅』の話をしました。中でも節のある竹は、しなやかでよく成長する植物です。竹は、冬でも緑色を保ち雪にも折れることのないということで、「生命力・無事」を表しているそうです。子供たちには、竹のようにしなやかに逞しく成長していってほしいという願いを込めて話をしました。
今年も、子供たちが自分の目当てに向かって大きく成長するよう、職員一同、力を合わせて支援してまいりますので、御支援・御協力をよろしくお願いいたします。
12月学校だより
誰かのことじゃない
「『誰か』のことじゃない」これは、法務省の人権擁護機関が定めた人権啓発標語です。今回は、この標語にちなんで、「『誰か』のことじゃない」としたい最近の本校の取組を3つ紹介します。
その1 人権教育 (人権週間)
世の中には、いじめやインターネット上での嫌がらせ、感染症や障がいまたは性別を理由とした偏見や差別など、様々な人権問題があります。これらの問題を解決するには、一人一人が様々な人権問題を他人ごとではなく、自分の問題として捉え、互いの人権を尊重することの大切さについて、改めて見つめ考えることが大切です。
本校では、12月2日(月)~6日(金)を校内人権週間とし、人権集会・人権作文の読み聞かせ・親切の花の作成・人権に関する標語の募集に取り組みました。また、人権に関する本の展示・貸出しを行いました。日々の生活の中で、ともすれば見過ごしがちな出来事を人権という視点で見つめ直す機会とし、「今のは、変ではないか、おかしい」と気付ける『人権感覚』を磨き、自分は差別しないと自分を指導できる力、『人権意識 』の向上に努めているところです。なお、親切の花は昇降口ホールの壁面に掲示してありますので、御来校の際にはぜひ御覧ください。これからも、一人一人の違いや良さを認め、お互いを大切に思いやる児童を育ててまいりたいです。
その2 健康教育 (健康教室)
12月4日(水)学校医・薬剤師の皆様による健康教室を学年ごとに行いました。子供たちは話をよく聞き、健康に関する知識を深めていました。朝会でも心身の健康には、「よく食べ よく寝て よく遊ぶ」そんな暮らしのリズムが大切であることを話しましたが、伸び盛りの今だからこそ、子供たちには、まずは自分自身で自分の体を大切にし、健康の保持増進に心掛けてほしいです。
その3 安全教育 (不審者対応避難訓練・防犯教室)
12月17日(火)真岡警察署のスクールサポータや駅前交番の所長様をお招きし、不審者が校内に侵入したことを想定した避難訓練と防犯教室を実施しました。
訓練では、子供たちは避難するときの合い言葉「もおかし」を守って行動することができました。日暮れの早い時期です。防犯の合い言葉「いかのおすし」を忘れずに、「自分の命は自分で守る」ことに努めてほしいです。
子供たちには、以上3つのことを「誰かのこと」や「誰かがしてくれること」ではなく「自分のこと」「自分が行うこと」という意識を強くもって、生活してほしいです。と同時に、子供たちが安全・安心で健康な生活を送るためには、学校と家庭が連携して取り組むことが大切です。引き続き、学校教育に対しまして、御協力・御支援をよろしくお願いいたします。
今年も大変お世話になりました。 よいお年をお迎えください。
11月学校だより
日々是好日 (にちにちこれこうじつ)
11月1日(いい姿勢の日)、11月3日(いいお産の日)、11月4日(いいよの日)、と11月は語呂合わせがよいので、いい○○の日が多いです。11月8日や23日にいたっては、一日にいくつものいい○○の日があげられるほどです。
「日々是好日」という言葉がありますが、まさに11月を言うにふさわしい言葉です。
この言葉は、禅の問答集『碧巌録(へきがんろく)』に登場します。今日一日を精一杯生きていれば、それだけで毎日がかけがえのない、素晴らしい好日であるという意味で、一日一日を大切に生きる心構えをいうそうですが、これに加えて、「毎日をありがたく生きていく」と言う感謝の意味で用いられることもあるそうです。
この一行に遭いにきた 2024全国読書週間標語
「きょうも かなりさいこう!」
読書の秋。本校では、校内読書週間を10月28日(月)~11月7日(木)とし、読書に親しみ、読書の楽しさを味わうことができるよう、本を借りた数を競う紅白対抗本読み合戦や図書集会など様々なイベントを実施いたしました。
7日に行われた図書集会では、多読賞の表彰の他に、読み聞かせボランティアの皆様による劇「ねこのピート」が披露され、子供たちは舞台に釘付けとなっていました。
劇では、どんな状況になっても「きょうも、かなりさいこう!」と言うねこのピートの言葉が歌となり、繰り返し流れてきます。リズムある楽しい歌につられ、子供たちも途中から一緒に歌って、劇は大変盛り上がりました。今日という日は一日限り、今という時間は一度きりです。それならば、ピートのように前向きに楽しく過ごそう!と元気をもらえるお話でした。やはり日々是好日ですね。
読み聞かせボランティアの皆様、楽しい時間をありがとうございました。
150年の歴史を引き継いで 熱くなれ 真小魂 !
今年の運動会も、天候により2日遅れとなりましたが、子供たちは運動会への思いを切らすことなく、練習の成果を発揮し、最後まで一生懸命に頑張ることができました。150周年の記念の年ということで、種目にも工夫を凝らし、節目の年にふさわしい運動会になったのではないかと思います。
運動会開催に当たりまして、改めて保護者の皆様の御理解・御協力に深く感謝申し上げます。また、多くの御家族の皆様に御来場いただき、子供たちのために最後まで温かな御声援ありがとうございました。