学校の様子

朝会


12月3日(月)
お正月とは、「年神様(稲の豊作をもたらしたり、家を災いから守ったりする神様)を、家に迎えるための行事」です。神様を迎えるために家をきれいにすることを「すす払い」といい、毎年12月13日に行います。現在では、13日に家をきれいにすることはほとんどなくなりましたが、「神棚だけはこの日に」という家庭はあります。家をきれいにしたら、神様を心から歓迎する「お正月飾り」の準備をします。門松は、年神様が来るとき、迷わないように家の入口に飾ります。松と竹でできていますが、松はおめでたい樹木で、竹は長寿を表しています。神棚には、しめ縄と鏡餅を供えます。しめ縄は、漢字で「七五三縄」(わらの束を7本、5本、3本吊す)と書きます。7・5・3は、2で割り切れない「丈夫なもの」という意味があります。鏡餅は、昔の鏡は丸かったから、その名前がつきました。餅の上にのせるだいだいは、そのままにしておくと、2年以上木から落ちないことから、とても縁起がよいとされています。「お正月飾り」がすんだら、おせち料理を準備して、元日を迎えます。おせち料理を食べるときに使うお箸は「祝箸」といって、神様と一緒にいただくので両側が細くなっています。
 今日は、「お正月」を例にとって、昔から続く日本の伝統的な行事について話しました。伝統的な行事には、深い意味がたくさん込められています。日本には、他にもたくさんの伝統的な行事があります。調べてみると楽しいですよ。