登高の学び舎

校長室から

「実りの秋を迎えて」

 猛烈な台風19号が日本列島を通過し、各地に甚大な被害をもたらしました。被害に遭われた方々にはお見舞いを申し上げます。そして、一刻も早い復旧を願っています。学校でも、改めて子どもたちの安全の確保について確認し、最優先に取り組んでいきたいと思います。

 学校の正門付近に、たくさんの落ち葉が見られる時期になりました。しかし、子どもたちが登校する頃には落ち葉はほとんど見られません。これは、子どもたちが安全に坂道を上って来られるようにと、地域の方々がきれいに掃いてくださっているからです。そして、交通指導員の方々、スクールガードの皆様による安全指導が、子どもたちを守ってくださっています。皆様の学校に対する温かい御支援に感謝申し上げます。

  10月9日には1年生から5年生の秋の遠足、10月17日~18日には6年生の修学旅行を実施しました。どちらも天候に恵まれ、無事終了することができました。それぞれによい思い出がたくさんできました。事前の準備等、保護者の皆様には大変お世話になりました。
 また、10月28日~11月28日を「真岡小☆秋の本まつり」として、読書スタンプラリーや図書ボランティアの方々の御協力をいただき図書集会を行うなど、読書意欲を高める取組を行います。

 実りの秋、子どもたちも4月から毎日学習してきた成果が、いろいろな場面で表れてくる時期になってきます。「今までできなかったことができるようになった」…そういうことがたくさんあります。是非、お子様と成長の跡を確認し、励ましていただきたいと思います。
  子どもたちにとって実り多い秋となるよう、職員一丸となり、指導・支援して参りたいと思います。保護者の皆様、地域の皆様の御支援・御協力を今後ともお願いいたします。

(学校だより10月号より)

 

「子どもたちにとって実り多い2学期に」

 いよいよ2学期がスタートしました。2学期は、「読書の秋」「スポーツの秋」「芸術の秋」と言われるように、勉強や運動に取り組みやすい学期です。また、「運動会」「修学旅行」「遠足」「自然教室」などの大きな行事があります。一つ一つ充実した活動にしていきたいと思います。

 さて、9月14日(土)に実施しました運動会では、御来賓の皆様、保護者・地域の皆様の温かな声援に見守られ、盛大に行うことができました。朝には小雨が降り、午後は暑さを感じる中でしたが、無事に実施することができました。
 1,2年生のダンス「パプリカ」はとても上手で、会場のみんなが幸せな気持ちになりました。3,4年生のダンス「令和」は、たくさんの元気をくれて、令和に羽ばたくすばらしいダンスでした。5,6年生の「2019真小ソーラン」は、迫力と躍動感にあふれ、正に「真小魂」を見せてくれました。「その他の種目」や「応援合戦」、「係の仕事」等も、全て立派にできました。子どもたちの頑張りに、たくさんの感動がありました。
 PTA役員の皆様には、見学場所の設営など、準備から後片付けまで大変お世話になりました。さらに、テント等の片付けには、多数の保護者の皆様に御協力いただきました。重ねて感謝申し上げます。

 運動会での一生懸命な頑張りは、子どもたち一人一人の力の伸びにつながるものです。子どもたちには、いろいろなことにチャレンジして、自分を成長させてもらいたいと思います。
 子どもたちにとって実り多い学期となるよう、職員一丸となり、指導・支援したいと思います。保護者の皆様、地域の皆様の御支援・御協力を今後ともお願いいたします。

(学校だより9月号より)

 

「お子様への温かな働き掛けを」

 1学期が無事に終了し、保護者・地域の皆様には、温かい御支援と御協力をいただきありがとうございました。
 さて、夏休みは、普段できないような経験をたくさんしながら、豊かな人間性を育むよい機会です。しかし、生活が不規則になったり、事件や事故に巻き込まれたりする心配があります。健康・安全を第一に、有意義な夏休みを過ごせますよう、地域全体での見守りの御協力をお願いいたします。
 夏休みは、お子様との大切な触れ合いの機会にしていただければと思います。下記は、家庭教育に生涯を捧げたアメリカの教育家、ドロシー・ロー・ノルトの著書『子どもが育つ魔法の言葉』に収められている言葉です。長年の経験に裏打ちされた子育てに対する温かい言葉は、お子様への働き掛けの道しるべになるのではないでしょうか。

 励ましてあげれば、子どもは自信をもつようになる
 誉めてあげれば、子どもは明るい子に育つ
 愛してあげれば、子どもは人を愛することを学ぶ
 認めてあげれば、子どもは自分が好きになる
 見つめてあげれば、子どもは頑張り屋になる
 優しく思いやりをもって育てれば、子どもは優しい子に育つ
 守ってあげれば、子どもは強い子に育つ 

 2学期の始業式には、心身共に成長した、元気な子どもたちに会えることを、職員一同楽しみにしています。

(学校だより7月号より)

 

「よい習慣は、子どもの力を伸ばす」

 東レ経営研究所の社長を務めた佐々木常夫さんの著書に、「良い習慣は才能を超える」という言葉があります。「良い習慣」について、次のように述べられています。

 良い習慣を持っている人は、毎日確実に成長していきます。良い習慣の中で最も大事なことは、「人としてあるべき原理原則」を行うことです。「人に会ったら挨拶をする」「時間を守る」「相手を思いやる」「間違ったことをしたらすぐ謝る」などといった人間としてなすべき基本動作がきちんとできることです。

 「良い習慣」は、自分の力を伸ばしていく源になるものです。小学校の時期は、自立に向けての「良い習慣」を身に付ける大切な時期です。 本校においても「目指す学校像」として、次のことを掲げて日々の教育活動に取り組んでいます。

 挨拶、清掃、身だしなみ、時間を守るなど「凡事徹底」を図り、当たり前のことが当たり前にできる学校

 子どもたちに「良い習慣」を身に付けさせるために、学校と家庭が手を取り合って取り組んでいきましょう。

(学校だより6月号より)

 

「体験活動から学び、成長していく子どもたち」

 体験活動とは、文字どおり、自分の身体を通して実際に経験する活動のことです。子どもたちは人や自然に働きかけ、実感をもって関わっていく活動を通して、感動したり、驚いたりしながら「なぜ?」「どうして?」と考えを深めていきます。そして、下記のような多くのことを学んでいきます。

○ 一緒に活動している人に配慮しながら行動するという他者への配慮
○ 目標に向かって、みんなで協力して活動するという協調性
○ 注意事項を守り、活動に取り組むという安全性に対する態度
○ 公共のものを大切にし、集団活動のルールを守るという社会性
○ より高い目標を設定し、それらを達成しようとする挑戦向上心

 本校では、「人や自然等と関わる活動」を重視した教育に取り組んでいます。五感を通して対象を知る体験活動は、思考を活性化させ、学ぶことの喜びや意欲を生み出すことにつながります。
 「地域とともにある真岡小」として地域との関わりを大切にし、保護者・地域の皆様の御協力を得ながら豊かな体験活動に取り組んでいきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

(学校だより5月号より)