登高の学び舎

校長室から

「子どもたちの感動体験を大切に」

 1学期も残り1か月になりました。6月17日(木)には、2年生と6年生の「こだまっ子発表会(ミニ発表会)」を実施しました。例年行っていた音楽集会に代わる発表会で、新型コロナウイルス感染防止に配慮した発表内容に変更しての実施でした。一家族1名までの参観の御協力をありがとうございました。当日は、保護者の方々を前にドキドキしたかもしれませんが、立派に発表できました。大変すばらしかったです。

 子どもたちの発表に多くの感動がありました。子どもたちは、この日のために練習を頑張ってきました。保護者の方々からいただいた大きな拍手は、感動となって子どもたちの心に響いたと思います。感動とは、「深く物に感じて心を動かすこと」です。感動体験の意義は大きく、「感動体験を目指す教育の展開」(兵庫県教育委員会)には、次のように示されています。

 体験活動で得た感動は、問題解決のきっかけになることもあり、また感動そのものが直接的に生きていく自信につながる場合もある。感動は、正に「生きる力」の源であると言えよう。

 コロナ禍の今、一つ一つの活動を工夫し、「子どもたちに日本一の感動を!」を合い言葉に取り組んでいきたいと思います。子どもたちに1度しかない今、感動体験を大切にしたいと思います。

  感染防止と熱中症対策に留意し、1学期のまとめにしっかり取り組んでいきたいと思います。保護者・地域の皆様、どうぞ御支援と御協力をよろしくお願いいたします。

(学校だより6月号)

「子どもたちの『今』を大切に」

 6月から本格的に学校が再開し、子どもたちも学校生活のペースを取り戻し、活気が高まりました。このような中、手洗いや消毒、3密を避けるなどの感染防止対策と、学校本来の教育活動との両立を図っていかなければなりません。子どもたちにとって一度しかない「大切な今」、学力の保障とともに、大切な思い出をしっかり作ってあげたいと思います。 

 詩人 坂村 真民さんの「二度とない人生だから」という詩があります。

  「二度とない人生だから」(※抜粋)

 二度とない人生だから 一輪の花にも 無限の愛をそそいでゆこう
 一羽の鳥の声にも 無心の耳をかたむけてゆこう

 二度とない人生だから まず一番身近な者たちに できるだけのことをしよう
 貧しいけれど こころ豊かに接してゆこう

 新型コロナウイルス感染防止のため、従来行ってきた学校行事等も、そのまま実施することが困難な部分もあります。そのため、形を変えての実施や、中には中止しなければならないものもあります。しかし、子どもたちには一度しかない「大切な今」です。この詩に込められている気持ちのように、現状の中で最善を尽くしていきたいと思います。保護者の皆様、地域の皆様には、どうぞ御理解と御協力をお願いいたします。

 8月1日から16日間の夏休みになります。新型コロナウイルス感染防止、交通事故や水の事故の防止など、健康・安全を第一に、有意義に過ごせますようお願いいたします。2学期の始業式の日に、元気な子どもたちに会えることを職員一同願っています。

(学校だより7月号)