校長室よりごあいさつ

<令和5年度 学校だより12号(3月)より>

いじめアンケートに関する相談内容【 3月】 手紙のやりとり

※不確実な情報を流したり、誹謗中傷したりせず、相手の立場に立ち、思いやりのある言動をお願いします。

 

【感動】

 「泣くのは一生懸命やったから」

 長沼中同窓会の副会長さんが卒業生に送った言葉の1フレーズです。「まさに、その通り」だと私も思いました。

 「涙が出るまで本気でやると人生が変わります」という言葉もあります。医学的に、本気になると普段よりも感情が揺さぶられ、神経も刺激されるので涙が出るのだそうです。

 最近で言えば『卒業式』。3年生は感動して涙を流していました。この3年間を一生懸命やったから。そのことを思い起こし、感情が高まったのだと思います。後輩の1・2年生も感動して、会場内は、感動の連鎖が起きました。本気で取り組んだ卒業生に拍手を送ります。

 「感動だけが人を動かす」。これは、ミリオンセラー作家、永松茂久さんの言葉です。「人を喜ばせること」「相手を思いやる心」が感動を生み出し、人を動かすきっかけとなるのだそうです。

 

【成果と強み】 

 知育:○学力調査結果の向上 ○「授業が分かる」と回答した生徒(96%)

 徳育:○いじめ調査結果の減少 ○生徒が計画・運営した行事の実施

    ○「いじめや差別がない学校作りに努めている」と回答した生徒(95%)

 体育:○交通事故・災害事故がなかった。

    ○「熱心に部活動に取り組んでいる」と回答した生徒(91%)

 キャリア教育:○自分で考え、進路を選択できた(3年)

        ○自分の将来の目標を考え、立志式で発表できた(2年)

 地域:○外部人材や地域ボランティアによる出前授業・授業補助・環境緑化の実施

 協働 ○Pによる授業参観、親子奉仕作業、親子バレーボール大会の実施

    ○ボランティア活動、御輿の担ぎ方練習、郷土芸能伝承、マイチャレンジ活動の実施

  今年度一年間の教育の成果と強みです。子どもたちのために、学校、家庭、地域が協力して育成にあたったからです。ありがとうございました。

 

【Z世代】

 アメリカから伝わった言葉で、1990年半ばから2010年代生まれの世代を表すそうです。特徴としては、小さい頃から自由にネットに接続できる環境にあったため、SNSを使う技能が高い反面、新聞やテレビ等のニュースをあまり見ないので、SNS利用に伴うリスクを知らない人が多いそうです。

 文科省のR4のいじめ調査によると、いじめ件数の10%がネット上でのひぼう・中傷です。また、ネット上では匿名での利用が当たり前なので、匿名の知り合いが多く、知り合った相手と会うことも抵抗がないため、詐欺や性被害に遭うことが増えているそうです。

 SNS利用のリスクや適切な使い方については学校でも指導しますが、ネットやSNSを利用させるのも守るのも保護者しかできません。子どもに利用させるなら、必ず端末やアプリ等で用意された対策の必要性について伝え、利用上のルールや約束事を決めてほしいと思います。

 

 

<令和5年度 学校だより11号(卒業特別号)より>

【情熱】

 「どんな場合にも情熱が大切な要素であることは確かだ。いかに優れた事業計画でも、それを推進する人たちの熱意と誠意がなければ成果を挙げることはできない。」~ スターバックスCEO ハワード・シュルツ ~ 

『何かに本気になること』そして『それに向けて日々努力すること』の大切さを伝えたことばです。

 「いま目の前の仕事、会社を好きになるまで一所懸命打ち込むことが重要ですし、自分のやりたいことを実現できる近道だと思います。」~ 大和証券顧問 鈴木氏 ~ 

『今与えられていることを好きになるまで一生懸命打ち込むこと』が大切で、そうすることで「自分のやりたいことが見えてくる」し、スキルがアップして「やりたいことを実現しやすくなる」という意味のことばです。 

 自分の損得に関係なく、中学校の学習や与えられた仕事(掃除や当番、係、委員会活動)、部活動に熱心に取り組んだ3年生。今まで経験した、様々な出来事があなたがたの力になっています。努力し続けた、そのもの自体も立派な才能です。自分を信じ、情熱をもって自分の道を歩んでいってください。

 『情熱のない人生は、何の味もしない料理を食べているようなものです。空腹は満たせるが、楽しいとは感じません。』

 

【つながり】

 「人間は一人では生きていけない。支え合うのが人だ。」~ 瀬戸内寂聴(せとうち じゃくちょう) ~

 生きていればいろいろなことが起きます。何かに失敗したとき、失恋したとき、問題を起こしてしまったとき、怒りで大声を出したいとき、・・・誰かがいるおかげで、力になってくれる人がいるから、がんばれます。

 『人は一人では生きていけない』このことばは、イングランドの詩人ダンが残したフレーズ『no man is an island』を和訳したものだそうです。直訳すると、『人は誰も、孤島ではない』。

 地球規模で考えれば、この世界は海でつながっており、すべての人が孤島(孤立)なんかではないという意味でしょうか。たとえ、自分は独りぼっちだと思っていても、あなたのことを思っている人が必ずいますし、あなたが気が付いていないだけで、必ず誰かとつながっています。見渡せば、必ずあなたのことを大切に思っていてくれている人がいます。

 『楽しいとき 笑い 悲しいとき 泣ける』

 『嬉しいとき 喜び合い 辛いとき 分かち合える』そんな人生、歩んでいってください。

 

 

 

<令和5年度 学校だより10号(2月)より>

いじめアンケートに関する相談内容【1月】 特になし

※不確実な情報を流したり、誹謗中傷したりせず、相手の立場に立ち、思いやりのある言動をお願いします。

 

【心根の良い人間】

 今年の正月、100回目の箱根駅伝大会が開催されました。見事、栄冠を勝ち取ったのは青山学院大学でした。監督は、優勝インタビューで「チーム力を押し上げるのは、”心根の良い人間”」と答えました。「仮にエースが抜けたとしても、”心根のいいヤツ”が揃う組織は、考え方次第で強化できるのです。成績がいいだけで心根が悪い営業マンがいなくても、残りの心根がいい営業マンが少しずつ成績を上げれば、その分をカバーできるからです。」~ 原晋 監督 ~ コツコツと努力できる「心根の良い人間」が大切にされる学校、社会でありたいです。

 

【きつねとつる】

 題材が身近で、ストーリーも短く、話から教訓を得ることができるイソップ物語。今回の全校朝会では、「きつねとつる」を紹介しました。きつねがつるを食事に招待します。ところがごちそうは、平たい皿に入れたスープ。つるの長いくちばしでは、平たい皿のスープを飲めません。つるが困っていると、それを見て、きつねはおもしろそうに笑います。  すると今度は、つるがきつねを食事に招待し、細長い壷に入れた肉を出します。きつねはクチバシがないので壺の底の肉を食べられません。この話は、「他人を傷つけた者は、いつか自分も同じように傷つけられる。」「たとえ善意からくる行動であっても思慮が足りないと相手に受け入れられず、互いに傷つく。」という教えとして、受け継がれています。 もし、きつねがつるの口の形の違いを認めて(思いやって)いたら、この話はどうなっていたのでしょうか。きっと、お互いの得意・不得意なところを認め合い、不得意を補い、よさを発揮して、豊かに仲良く暮らしたのではないでしょうか。

 

【応援隊】

 中学生の頃は、ちょっとした出来事で感情が左右されやすいものです。一生懸命になれるもの、夢中になれるものがあるときは、それに向けてがんばることができます。しかし、そうでないときは、頭では分かっていても、みんなが普通にやっていることができず、不安になり、イライラしてしまいます。 こんなとき、「がんばれ」と言って励ますやり方もありますが、「だいじょうぶ。いつでも応援するよ。」と安心感を伝えるやり方もあります。子どもたちができることを増やし、得意なものを見付けられるよう、応援していきたいと思います。

 

 

 

<令和5年度 学校だより9号(1月)より>

いじめアンケートに関する相談内容【12月】 SNSへの書き込み

※不確実な情報を流したり、誹謗中傷したりせず、相手の立場に立ち、思いやりのある言動をお願いします。

 

【今年もよろしくお願いします】

 新年おめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 さて、昨年5月まで続いたコロナ対策。コロナ後の社会的な課題として、たくさんの企業から次のような報告がなされています。3年間、制限されたせいで「集団」「会話」「話し合い」などがうまくできず、不適応を起こしたり、トラブルになったりする人が増えている。学校でも、年々、不適応を起こす生徒が増えています。長沼っ子は、さいわい保護者、地域の皆様の声かけのおかげで、最小限にとどまっている感があります。

 「か」:会話が広がったり深まったりする質問をする。

 「い」:意外な内容(相手が知らない自分の趣味など)を披露する。

 「わ」:話題に反応できるよう、ニュースや時事問題に関心をもつ。

 これら3つが会話の極意だそうで、不適応を減らす対策にもなりえます。そして、何より「相手の話をよく聴く」ことが大切で、「上手な相づちを打つ」ことで会話が続くとも言われています。それらの根底には、相手の意見や考えを理解し、認める力が必要となります。そんな人づくりを目指していきますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。

 

【ありがとうの連鎖】

 始業式で、子どもたちに次のような話をしました。

 「一日一回、誰でもいいので『ありがとう』の感謝の気持ちを伝えてほしい。」

 人は、「~してくれて、ありがとう」と言われると、今度は自分がそのうれしかった気持ちを相手にお返ししようとして、「ありがとう」と言ったり、行動したりするそうです。そうすることで、「ありがとう」の連鎖が起きます。

 アメリカのある心理学者は、「その日、感謝したことを書く」ことで、「満足度が高まった」「幸福感が強くなった」「ポジティブになった」「ストレスが減った」という研究成果を報告しています。「ありがとう」は、みんなをしあわせにする魔法のことばではないでしょうか。

 

【学校評価-ありがとうございました】

 昨年末の学校評価にご協力くださりありがとうございました。次に、主な課題を載せました。早速、改善・充実に取り組んでいきたいと思います。

 ③ 授業が分かるように教えている。(生96%・保81%)

 ④ 自分の進路や将来の職業について考えている。(生80%・保80%)

 ⑧ 生徒のよさや努力を認め、一人一人を大切にしている。(生92%・保82%)

 ⑨ いじめや差別がない学校づくりに努めている。(生95%・保73%)

 ⑩ 体力向上や健康の促進に積極的に取り組んでいる。(生83%・保75%)

 ⑫ 学校アンケートをもとに教育活動を改善している。(生61%・保63%)

 ⑮ 学習のために必要な施設、整備の充実に努めている。(生80%・保80%

 

 

 

<令和5年度 学校だより8号(12月)より>

いじめアンケートに関する相談内容【11月】 たたかれた はやしたてられた

※不確実な情報を流したり、誹謗中傷したりせず、相手の立場に立ち、思いやりのある言動をお願いします。

 

【自分は何者?】

 11月の朝会で、「自分を知る」方法の一つとして、エニアグラムを紹介しました。

       ※自分が当てはまると思うものにチェック(レ印)しましょう。

        □行動力がある □積極的 □負けず嫌い □好奇心旺盛 □物知り ~略~

 エニアグラムを行うと、自分の性格や行動の特徴が分かり、自己理解を深めることができます。また、長所や短所など、ありのままの自分を受け入れる、自己受容の力も身に付きます。自己理解や自己受容が深まると、他者理解や他者受容ができるようになり、人間関係の構築(コミュニケーション能力の向上)につながります。親子の会話の中で、「いつもきれいにしてくれて几帳面だね。」「毎日、同じ時刻に机に向かっていてえらいね。」などと具体的に言葉かけをしてみてください。「自分って、几帳面なんだ。計画性があるんだ。」など、自己理解が深まると思います。12月の朝会では、「ジョハリの窓」を紹介したいと思います。

 

【年中行事】

 大掃除、大晦日、年越しそば、除夜の鐘、正月、初詣、年賀、七草など、年末年始には大切な年中行事がたくさんあります。年中行事とは、毎年決まった時期に行われる恒例の行事のことですが、日本古来の儀式だけでなく、例年行われる幅広い行事が年中行事に含まれるようになってきました。例えば、バレンタインデーやハロウィンのような海外発祥の比較的新しいイベントも、年中行事の一つだそうです。

 学校でも生徒会が生徒全員で活動できる楽しい行事を計画し実践しています。ご家庭でもご家族独自のイベントを開催してみてはいかがでしょうか。体験を通してたくさんの発見・学び・思い出ができると思います。

 

【外部講師・地域ボランティア】

 普段の授業ではなかなか体験できない内容を体験できる講師派遣事業や出前授業は、子どもたちにとってとても有意義なものです。また、地域の人との交流を通して、「価値観」や「生きる術」を学べるボランティア事業も子どもたちにとって大切な経験になります。今後も、必要に応じて外部講師や地域ボランティアの活用を考えています。何か情報がありましたら、学校までお知らせくだい。2学期までに行ったもの・行う予定は以下のとおりです。

 ・創立記念講演 ・市出前講座 ・移動音楽教室 ・薬物乱用防止教室 ・御神輿講習 ・お神楽練習 
 ・租税教室 ・技術科ボランティア ・家庭科ボランティア ・お仕事出前講座 ・エコ出前講座

 ・東京ガス出前講座 ・国際理解講演会

 

 

<令和5年度 学校だより7号(11月)より>

いじめアンケートに関する相談内容【10月】 たたかれた

※不確実な情報を流したり、誹謗中傷したりせず、相手の立場に立ち、思いやりのある言動をお願いします。

 

 【がんばっている子へのアドバイス】

校舎内を見回っていると

・授業中、真剣な表情で先生の説明を聞いたり、夢中で問題を解いたりしている子

・話し合いで自分の考えを伝えたり、頷きながら相手の思いを聴いたりしている子

・当番の仕事や係の仕事を忘れず、自分の役割をきちんと為し得ている子

・困っている人に進んで声をかけ、理由を聴いたり、手助けしたりしている子

・部活動で、毎日、繰り返し練習し、自分の技術を向上させている子

など、たくさんの「がんばり屋さん」が見られます。 がんばり屋さんの特徴として、小さい頃に褒められたことがきっかけで、その期待に応えようと、今もがんばっているという姿が見られます。

 このがんばりがいつまでも続くよう、周りの大人は励まし、声をかけるのですが、時として、期待に応えようとする気持ちがその子自身を追い込んでしまうことがあります。そんなとき、「がんばらせるのではなく、楽しむようアドバイスしてください。」と、カウンセラーの先生から聞いたことがあります。楽しんでやった方がストレスが少なくてすむし、予想以上の力を引き出すことにつながるからです。

 

【長沼八幡宮永代太々神楽】

 長沼八幡宮永代太々神楽の学校祭での発表は、今年で40年になります。長沼中学校の格技場の竣工式の際に、子どもたちによる神楽の舞を発表したのが始まりとされています。

 30年前、私が勤めていた頃の子どもたちには、「きれいな着物」「かっこいいお面」「和楽器の魅力」「学校祭での発表」そして「夜の練習」が人気の理由でした。それこそ、子どもたちが楽しんで神楽に関わっていました。これもひとえに、神楽保存会のご協力、ご指導の賜物です。地域に伝わる郷土芸能、市の無形民俗文化財でもある神楽を今後も脈々と伝えていってほしいと思います。

 

【話す?聴く?】

 先日、ニューヨーク帰りの商社マンが、「カフェのアルバイトの年収は○○○○万円」と話しているのを聞き、日本と世界との格差に驚きました。

 その話の中で興味深かったことは、オーナーがアルバイトを決める根拠には2つあり、「話題が豊富な人」「よく気が付く人」という点でした。そのオーナーは、「アルバイトといえど接客仕事なので、お客さんと会話ができ、お客さんに気に入らなければ、利益につながらない」と話していました。

 学校だよりの5月号にも紹介しましたが、本校で育てたい能力の一つにコミュニケーション力があります。このコミュニケーション力は、他人と良好な関係を結ぶために必要なもので、実際に会話することで身につくものです。そして、会話を続けるためには話題が豊富であることが必要ですが、実は聴き上手にまわることでも会話を続けることができます。その場合、大切なことは相手の立場になって聴くことだと思います。「話す」にしても、「聴く」にしても、互いを理解するためにコミュニケーションを図っていることを忘れてはなりません。

 

 

<令和5年度 学校だより6号(10月)より>

いじめアンケートに関する相談内容【9月】 嫌なことをされた

※不確実な情報を流したり、誹謗中傷したりせず、相手の立場に立ち、思いやりのある言動をお願いします。

 

【折り返し地点】

 今年は、バスケットボール、ラグビー、バレーボールなどのワールドカップ、卓球のアジア選手権、体操競技や陸上競技、競泳などのアジア競技大会があり、選手たちのがんばる姿に感動をもらいました。

 先日、行われた新人各種大会では、長沼中の生徒たちが精一杯がんばりました。夏休みに比べ飛躍的な成長を遂げた生徒、日を追うごとにうまくなっている生徒を見ることができました。また、芳賀地区音楽祭の合唱においても、ソプラノ、アルト、男声パートがバランスのよい、きれいなハーモニーを奏で、観客に感動を与えていました。

 さて、10月は、4月から始まった学校年度の折り返し地点です。年度当初に掲げた目標が達成できているか、チェックし、充実や改善を図っていきたいと思います。

 職員による学校評価をお知らせします(達成度85%未満のみを抜粋してあります)。

【 2 学習指導】        道徳の時間の充実  82%

【 3 キャリア教育】      キャリア教育の理解 81%

                 自己理解の深化   79%

【 4 道徳教育】        道徳教育の理解   82%

【14 保護者・地域住民との連携】外部人材の活用   82% 

次に、子どもたちの学校生活に関するアンケート結果です。

・学校が楽しい         A 51%、B 41%、C 8%、D 0%

・みんなで何かをするのは楽しい A 66%、B 30%、C 3%、D 1%

・授業に主体的に取り組んでいる A 55%、B 44%、C 1%、D 0%

・授業がよくわかる       A 46%、B 46%、C 8%、D 0%

(A:当てはまる B:どちらかと言えば当てはまる C:どちらかと言えば当てはまらない D:当てはまらない)

 

【学校祭】

 学校祭の花形と言えば、合唱ではないしょうか。一人一人が自分のパートに責任をもち、他のパートの歌声と調和させることで、集大成としての合唱となり、聴く人に感動を与えるからです。

 歌っている子どもたちは「自分も合唱団の一員である」という手応えを感じることができます。さらに、観客を感動させ、喜ばせることで、やり遂げた感情は増大し、大きな自信につながります。また、集団でしか味わえない喜びを得られ、仲間意識を育むこともできます。 保護者、地域の皆様には、ぜひ会場へお越し頂き、惜しみない拍手を送っていただければと思います。よろしくお願いします。

 

 

<令和5年度 学校だより5号(9月)より>

【一生懸命はかっこいい】

・一生懸命にやることで自分の力を確実に伸ばすことができる。

・一生懸命にやることで、うまくいかなくても得るものがある。

・一生懸命にやったものにしか味わえない気持ちが味わえる。

・一生懸命にやる姿は周りに感動を与える。

そして・・・・・・・・・一生懸命はかっこいい。

 運動会で一生懸命にがんばる姿がたくさん見られました。運動会だけでなく、普段の生活の中でも、目の前のことに本気でまじめに取り組む子どもたちは頼もしく輝いています。当番や委員会の仕事に黙々と取り組む子、授業中に真剣に話を聞く子、部活動で鼓舞するため大きな声を出す子など、「一生懸命」を目にすると清々しい気持ちになります。

 『一生懸命にやると知恵が出る』という言葉があります。物事に本気で取り組んでいると、よりよい方法を生み出したり、新しい発見があったりします。

 「小さなことでもよいので、一生懸命取り組み、何度も繰り返すこと」が自分の力となり、自信につながり、大きく成長できるということを子どもたちに伝えていきたいと思います。そして、本気でやったときの楽しさ、真剣にがんばったときの達成感をたくさんの場面で味わわせたいと思います。

 

【食育】 ~日本スポーツ協会 公認スポーツ栄養士 鈴木いづみ先生の講話~

○ケガをしない体づくりには、成長期のときの食事が大事

 ・疲労骨折の予防には、(カルシウムではなく)ビタミンD

 ・筋肉治療には、青い魚のオイル

 ・筋力系のケガ予防には、ビタミンCを5~6時間おきに

 ・持久種目には、鉄が大事

○大きな体づくりには、エネルギーの適切な補給が大事

 ・筋肉は、糖質+トレーニング+タンパク質

 ・練習で鍛えた筋力を落とさないために、練習前のエネルギー補給が大事

 ・筋肉づくりは運動終了後にすぐ行われるので、練習後のエネルギー補給も大事 

 現在、Jリーグ北海道コンサドーレ札幌チームの管理栄養士を務めている先生の講話を拝聴しました。

 「体は食べたものでできているので、小中学生の時の食事が大事です。」

 まさにそのとおりだと思いました。ケガをしない体づくりのために、必要な栄養素、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

<令和5年度 学校だより4号(7月)より>

【いじめ防止サミット 6月29日(木)】

 いじめは人と人の関わりの中で、相手の行動や考えを受 け入れられず、「気に入らない」「ムカつく」、そして攻撃することで起きます。逆に考えると、相手の行動や考えを受け入れる練習を繰り返し行い、日頃から実践できるようになれば、いじめはなくなります。

 今回のサミットでは、相手の表情から感情を読み取る練習を行い、そして、どのような行動をとったらよいか、全校生徒で考えました。相手を認め、相手を思いやる行動ができる人になって、長沼中から「いじめ」がなくなるようにしてほしいです。

いじめアンケートに関する相談内容【6・7月】 嫌なことをされた、SNS

※不確実な情報を流したり、誹謗中傷したりせず、相手の立場に立ち、思いやりのある言動をお願いします。

 

【1学期を振り返って】

 早いもので、もうすぐ1学期が終了します。

 この期間、ご家庭や地域のみなさまのご支援のおかげで、子どもたちが大きな事故やトラブルに遭わず無事に過ごせたことに感謝いたします。

 授業においては、先生方が丁寧に一人一人に声をかけたり、飽きさせない工夫をしたりしているので、子どもたちが真剣に、いきいきと学習に取り組む様子が見られました。 人間性や社会性については、すぐに身に付くものではありませんが、日々の友達や先輩・後輩、大人との交流、修学旅行や自然教室などの集団生活を通して、様々なことを学ぶことができました。

 そして、キャリア教育につきましては、自分の長所、短所を理解し、ありのままの自分を受け入れられるように学んでいるところです。今後、自己受容を一層進め、自己肯定感や自信に結びつけていきたいと考えています。

 今後とも、本校の教育活動に際しまして、ご理解、ご協力をよろしくお願いします。

 

【夏休み ~生活リズムと体験~】

 長い休みの目的は大きく2つです。

1 学校の日課と同じく、自力で規則正しいリズムで生活できること

2 普段、学校では学べないことを体験できること(夏祭り、花火大会、お盆など)

 もちろん、家族の一員を自覚させるために「お手伝い」も大切です。家族で役割分担をして、子どもたちにもやるべき仕事を課してください。将来、一人暮らしをする我が子のために、今のうちから、必要な力を身に付けさせてください。

 気を付けなければならないのは、交通事故、水難事故です。全国的にも必ずニュースで流れる事件事故が、絶対に起こらぬよう、毎日「気を付けて」と声をかけてあげてください。

 

【交通事故・水難事故ゼロ】

 「気を付けて、いってらっしゃい。」の保護者のひと言、「○○ちゃん、気を付けて帰んな。」の地域の人のひと言、いろんな人のおかげで、夏休み中の事故がありませんでした。今後とも、長沼っ子への見守りの声かけ、お願いします。

 

 

 

<令和5年度 学校だより3号(6月)より>

【いじめをなくすために】 ~ ぜひ、ご協力ください。 ~

 いじめをなくすためには、1 未然防止、2 早期発見、3 即時対応が必要です。

1 未然に防止するには、いじめが起こりにくい環境をつくることが必要で、子どもを見 守ってくれる大人(先生、家族、地域の人)が増えることが大切です。子どもを褒めたり励ましたりすることで心に栄養をあたえる人や、相手を思いやる気 持ちや人とよい関係をむすぶ力を高める人が必要になります。

2 早期に発見するには、子どもの周りの人(先生や友だち、家族、地域の人)と情報を 共有することが必要です。学校のアンケート調査や教育相談、近所の人からの話、日頃の生活で子どもが発信す るいじめのサイン(SOS)にいち早く気付くことが大切です。

○いじめに関するアンケート相談内容【4・5月】 嫌なことを言われた、悪口  

※不確実な情報を流したり、誹謗中傷したりせず、相手の立場に立ち、思いやりのある言動をお願いします。

3 即時に対応するには、すぐにいじめをやめさせるのはもちろんのことですが、本質的 な解決に向けて関係者が協力することが大切です。いじめの構造(被害者、加害者、観衆、傍観者)に基づく状況把握や解決に向けての 対策を関係者で話し合い、根気強く実践していくことが大切です。

 

【よりよい関係をむすぶ】

 「友だちとの関係がうまくいっていない」「苦手な人をなくしたい」。これらの思いや願いは、「よい関係を築きたい」の裏返しです。「よい関係をむすぶ」には、1 相手の話をきちんと聴く 2 自分の考えを表現することが必要になります。お子様との会話で実践してみてください。

◆コミュニケーション力がアップする話の聴き方◆

  ア うなずく・相づちをうつ 「へぇ、そうなんだ~」

  イ アイコンタクト(相手の目を見て、「聴いてるよ」を伝える)

  ウ オウム返し 「なるほど、~なんだね。」

  エ 別のことばに言い換える 「つまり、それは~ということね。」

  オ 質問をする 「なるほど、それでどうなったの?」

◆コミュニケーション力がアップする話の聴き方◆

  ア うなずく・相づちをうつ 「へぇ、そうなんだ~」

  イ アイコンタクト(相手の目を見て、「聴いてるよ」を伝える)

  ウ オウム返し 「なるほど、~なんだね。」

  エ 別のことばに言い換える 「つまり、それは~ということね。」

  オ 質問をする 「なるほど、それでどうなったの?」

【ボランティア活動】

 日頃から登下校の安全確保を中心に、交通指導員、スクールガードの皆様には大変お世話になっております。おかげさまで、子どもたちは大きな事故や事件に巻き込まれることなく生活することができています。今後とも引き続きよろしくお願いいたします。

 さて、本校では、この他に、次のようなボランティアに参加していただける方を募集しています。

 ・読み聞かせ ・除草 ・ペンキ塗り ・その他

活動は『できることを できるときに できる範囲で』です。ご協力いただける方、または、近所のお知り合いでご協力いただける方がいらっしゃいましたら、学校【74-0192】までご連絡ください。

 

 

 

<令和5年度 学校だより2号(5月)より>

【授業参観・PTA総会・保護者会】

 4月26日(水)に授業参観を行いました。全学年で道徳の授業を実施しました。ルールだけでは物事の正否を決められないときに判断の基準にするのがモラルやマナーです。道徳の授業では、このモラルやマナーを学ぶことができます。生きていくために必要な人と人との関わり方を真剣に学ぶ様子をご覧いただけたでしょうか。

 PTA総会や学年保護者会では、今年度の役員さんの紹介、そして、学校や学年の目標や方針等について、説明させていただきました。学校と家庭、そして地域が一体となり、目標が達成されるよう尽力していきたいと思います。ご協力をお願いします。

 当日は、雨天にもかかわらず、たくさんの保護者の方々にお集まりいただき、ありがとうございました。また、グランドがぬかるみ、たいへんご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。早速、グランドの土壌改良に努めていきたいと思います。

 

【育てたい資質・能力】  

 日本経済団体連合会のアンケート調査によると、企業が採用するときに、最も重要視することはコミュニケーション能力だそうです。 一方、文部科学省の研究チームが問題として、子どもたちの人とかかわりたいという気持ちが弱まっていることをあげています。このことにより、人間関係の希薄化を生んだり、他人を傷つけたり、ルールを守らなかったりしているそうです。

 そこで、長沼中の生徒に身に付けさせたい力として、次の4つを掲げました。

  1  自分の思いや考えを話したり、書いたりする力

  2  いろいろな立場を考えたコミュニケーション力

  3    健康を守り、体力をアップする力

    4     自分のよいところを伸ばす態度

 ご家庭でお子様に声をかけるときに、「4つの力を育てる」ような言葉かけをしてくだされば幸いです。

 

【6月危機】

 学校の世界では「6月危機」という言葉があります。6月になると始業式や入学式といった行事や修学旅行、自然教室などが終わり、新学年の緊張感が薄れて無気力になる子が出てきます。また、梅雨の時期に入り、気持ちも沈みがちになります。今までは元気よく体を動かし、ストレスを解消してきたことができなくなり、ちょっとしたことでけんかをしたり、トラブルが起きやすくなったり、意地悪や陰口も増える傾向にあります。いじめが多く報告されるのも6月です。           学校でも教育相談等を通して、お子様の様子を確認していきたいと思います。何か心配な点などありましたら、学級担任にご相談ください。

 

 

<令和5年度 学校だより1号(4月)より>

【お世話になります】

 陽春の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。また、日頃より本校の教育活動に際しまして、ご理解、ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。

 4月の定期異動により、新しく校長として着任しました野澤康広と申します。

 長沼中は今回で2回目の赴任となります。生徒、保護者、地域の人々が温かく、自然に囲まれたよい学校に勤めることができ、とても幸せです。子どもたちが安全安心に生活でき、知徳体のバランスのとれた「生きる力」を身に付けられるよう微力ですが精一杯がんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

【令和5年度スタート】

 4月10日(月)に新入生21名を迎え、合計73名の生徒で令和5年度がスタートしました。入学式の式辞では、新入生そして新2・3年生に向けて、次の3つのことを話しました。

☆お互いを思いやりながら生活すること

☆自分たちでいろいろ考えて学校生活を送ること

☆ルールやマナーを守って生活すること

 

【地域とともに】

 子どもたちが大人になる頃、今よりも人口は減少し、高齢化はますます進みます。そして、IoTやAI等の技術革新で、私たちの社会や生活は大きく変化すると予想されています。

 そんな予測困難な時代を子どもたちが生き抜いていけるようにするには、学校での学びを日常生活で活用したり、ご家庭での経験を学校生活に生かしたりすることで、「生きる力」をしっかりと身に付けることが大切です。

 お子様が学校で学んだことについて、ご家庭でぜひ話してみてください。保護者の皆様の働きかけが、子どもたちの「生きる力」を育む大きな原動力になります。

 学校と家庭で手を携えて、地域の人と一緒に子どもたちを育てていきましょう。今年度は、月に一回以上、全校生徒で校内の環境美化・緑化作業をします。お手伝い頂ける方は、学校まで(☎74-0192)ご連絡ください。