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校長日誌
西田井小学校創立記念日
8月3日は西田井小学校の創立記念日です。明治7年8月3日に彰道学舎として設立され、今年で創立149年になります。
校長室に、西田井小学校百年祭を記念して寄贈された一枚の絵があります。石川時次郎様の絵で、「彰道学舎 この学舎で学びし生存者の思い出を描く」とあり、八十歳代の方の4名のお名前が記されています。
記録によると、この校舎は、間口8間、奥行き3間の建物で、「費用は全額地区内有志の寄付による」と記されています。この校舎は、残念ながら明治35年に暴風雨により倒壊してしまいました。そして、2年後に、今学校がある地に校舎を新築しました。
彰道学舎があった場所から西田井小学校の地に移設したものが二つあります。一つは西田井小学校のシンボルとなっているかやの木です。絵の中央にある木がかやの木ではないかと想像しています。図書館のわきに移植されたかやの木は、樹齢171年と推定されています。そして、西田井小学校の校章に描かれているのは、かやの木の葉といわれています。
もう一つは、絵の中央下よりに描かれている石橋です。西田井小学校の庭石として置かれていましたが、現在の校舎建設の記念に「彰道学舎」の名を掘り、石碑として建立しました。石碑の後ろにそのことが刻まれています。
かやの木と、石橋だった石碑は、彰道学舎の時代から長く西田井の子供たちを見守り続けてきました。
校長室にある絵から、西田井小学校が地域の人々から愛され、地域に人々に支えられて続いてきた学校だということを感じます。時々、彰道学舎の校舎があったころの学校の様子を想像しながら、この絵を見ています。
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