校長室より

2023年10月の記事一覧

県大会出場、おめでとう!(校長室より No.27)

本日、真岡市生涯学習館において、「芳賀地区中学校英語スピーチコンテスト」が開催されました。
本校からは、2年生の男子生徒と3年生の女子生徒が出場しました。
2人とも練習の成果を存分に発揮し、すばらしいスピーチを披露してくれました。

スピーチコンテストへの出場は、一人で舞台に立ち、英語を使って自分の声や表情で表現するという最高の学びの機会になります。
大勢の人の前で英語で発表した経験は、将来、英語を使って外国の人と交渉をするときや、仕事で外国の人と信頼関係を築くとき、英語でプレゼンテーションをするときなどに、大いに役立つことと思います

 生徒の皆さんが生きるこれからの時代は、グローバル化が一層進展すると言われています。
グローバル化とは、情報通信技術の進展、交通手段の発達による移動の容易化、市場の国際的な開放等により、人、物材、情報の国際的移動が活性化して、様々な分野で「国境」の意義があいまいになるとともに、各国が相互に依存し、他国や国際社会の動向を無視できなくなる状況のことです。
そこでのやり取りは、当然英語で行われることになりますので、生徒たちの将来を見据え、本校でも英語教育の充実に力を入れているところです。
そのような中、今回のスピーチコンテストに、勇気を持ってチャレンジした2名の生徒に心から拍手を贈りたいと思います。

2名のうち3年生女子生徒の県大会出場が決定しました。
県大会出場が決まった3年のスピーチは、目を閉じるとネイティブと言われても当然と思うような、すばらしい出来栄えでした。
県大会でも、最優秀賞目指して頑張ってほしいと思います。

 

 

読書の秋(校長室より No.26)

10月も半ばとなり、季節は秋本番、過ごしやすく何をするにもよい季節となりました。
そのため、秋には「スポーツの秋」、「芸術の秋」など様々な言葉が当てられますが、今回は「読書の秋」に注目してみたいと思います。
読書は、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないものです。

本校でも、学校図書館司書さんが中心となって、図書室に季節や時の話題に応じた特設コーナーを設けたり、定期的に新刊図書を紹介したりするなど、読書活動の推進に努めています。
現在、図書室の入り口には、写真のように「中学生に読んでほしい30冊」が展示されています。
某出版社の企画ですが、良書が多いため、本校でも生徒に勧めています。
なかなか貸出中にならないのがとても残念です。

以下にその30冊を示しますので、是非「読書の秋」を満喫してみてください。
思春期で多感な中学生の今だからこそ、感じ取れることがあるはずです。
親子で同じ本を読んで、感想などを語り合うのも良いと思います。


さがしもの  角田光代
博士の愛した数式  小川洋子
恐竜まみれ -発掘現場は今日も命がけ-  小林快次
坊っちゃん  夏目漱石
夜のピクニック  恩田陸
精霊の守り人  上橋菜穂子
つめたいよるに 江國香織
西の魔女が死んだ  梨木香歩
一晩置いたカレーはなぜおいしいのか  稲垣栄洋
注文の多い料理店  宮沢賢治

ぼくは勉強ができない  山田詠美
走れメロス  太宰治
風が強く吹いている  三浦しをん
星の王子様  サン=テグジュペリ(訳 河野万里子)
悪魔のいる天国  星新一
ツナグ  辻村深月
夏の庭 -The Friends-  湯本香樹実
きみの友だち  重松清
本屋さんのダイアナ  柚木麻子
赤毛のアン  L・M・モンゴメリ(訳 村岡花子)

あと少し、もう少し  瀬尾まいこ
天久鷹央の推理カルテ  知念実希人
海辺のカフカ(上・下)  村上春樹
十五少年漂流記  ジュール・ヴェルヌ(訳 波多野完治)
にんじん  ジュール・ルナール(訳 高野優)
蜘蛛の糸・杜子春  芥川龍之介
潮騒  三島由紀夫
アメリカひじき・火垂るの墓  野坂昭如
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー  ブレディみかこ
車輪の下  ヘルマン・ヘッセ(訳 高橋健二)

 

 

おめでとう、東日本学校吹奏楽大会「金賞」!(校長室より No.25)

本日、山梨県甲府市・YCC県民文化ホールにおいて、東日本学校吹奏楽大会が行われました。

東関東代表(1位)として臨んだ本校吹奏楽部は、日頃の練習の成果を遺憾なく発揮し、見事金賞を獲得しました。本当におめでとうございます‼️今年度、創立43年目を迎えた本校の歴史に、輝かしい新たな1ページを刻んでくれました。応援に駆けつけた私も感動で泣きそうでした。

大会のたびに成長していく皆さんは、東中の誇りであり、無限の可能性を感じさせてくれます。大会は11月上旬まで続きます。吹奏楽部の皆さんのますますの活躍を祈念しています。頑張ってください。

残念だった今年の中秋の名月(校長室より No.24)

先週9月29日(金)は、「中秋の名月」でした。
残念ながら真岡市は曇り空(一部雨模様)で、あまり良く月が見られませんでした。

中秋の名月とは、太陰太陽暦の「中秋8月15日」の夜に見える月のことを指します。
中秋の名月を愛でる習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われています。
今年の中秋の名月は満月と同じ日ですが、実は、中秋の名月と満月の日付がずれることは、しばしば起こります。
昨年と今年年は満月ですが、来年2024年は、中秋の名月が9月17日、満月が9月18日と日付がずれます。
来年以降だと中秋の名月が満月になるのは、2030年になります。
これは、中秋の名月は太陰太陽暦の日付(新月からの日数)で決まるのに対して、満月は、太陽、地球、月の位置関係で決まるからです。
月の公転軌道が楕円形であり、新月から満月までにかかる日数が13.9日から15.6日と大きく変化するためです。

ところで、月は季節にかかわらずいつでも見られるのに、なぜ昔から秋の月は美しいといわれるのでしょうか。
それは、秋の空気と月の適度な高さが関係しています。
秋の空気は、水分量が春や夏に比べて少なく乾燥しているため、澄んだ空気が月をくっきりと夜空に映し出します。
また、月は冬に近づくほど空の高い位置を通り、夏は低い位置を通ります。
近い方がよく見えますが、春は地上の埃などで月本来の明るさが霞んでしまいます。
そのため、空気の水分量、大気の状況や月の高さなど、月が最も美しく見える条件が揃う秋こそ、月見にふさわしいと言われてきたました。

昨年は天候にも恵まれ、見事な「中秋の名月」を満喫することができましたので、そのときの写真を載せておきます。
来年こそは、見られるとよいですね。

2022年9月10日 21時 真岡市東前公園にて