令和7年度 校長室より
校長室より No111「次に備える」
本校の「りんどう園」は校舎北側にあり特に寒い場所のため、根元に藁を敷きました。地面が凍っても雪が降っても、来年の開花に向けてこの冬をじっと耐えしのぎます。「寒い、つらい、難しい、苦しい…」できれば避けたいことですが、そんな時間や経験があるからこそ、次に美しい花を咲かせるのではないでしょうか。成長には、次に備えること準備することが必要なのかもしれませんね。
校長室より No110「言うは易く…」
12月25日に実施する校内駅伝大会の学年練習(3年生と2年生、1年生は別日予定)をハイトラ運動公園で行いました。体育の授業等で練習をしている生徒たちに「ガンバレ~。自分に挑戦して…」と、応援する気持ちで声をかけていましたが、言われていた生徒本人の心の中は…?そんな思いから、私自身も生徒と同じ駅伝のコースを走ってみました。もちろん、生徒に追いつくことなんてとてもできない遅いペースです。日頃の運動不足を反省しながら走り終えるころ、ゴール付近から「校長先生頑張って!」との声。年齢を省みず自然とスピードを上げてしまいました。でも、これ以上は身体の危険を察知し無理はしませんでした。
「もっと頑張れ!」と言うのは易いことですが、実行するのは簡単にはいかないものだと改めて感じました。
校長室より No109「誰の願いも」
(株)明治の方を講師に「成長期の体づくり」と題して、オンラインにて学校保健委員会を行いました。スポーツ選手の食事メニューの紹介や発育期に必要な栄養素の説明、食事・睡眠・運動と健康の関わりについて、専門的なお話をいただきました。学校三師の先生や学校運営協議会員の方々にもお出でいただきました。さらに、希望された保護者の方には、Web配信にて視聴してもらいました。講演の前から「健康に関することだから、今日は楽しみにしていました」という声も聞かれました。生徒たちの明るく健やかな成長をねらいとする学校保健委員会。立場を問わず、健やかな成長を願う気持ちはきっと同じなのだと感じました。
校長室より No108「恵まれたこと」
まず、天候に恵まれました。そして、人に恵まれました。山前地区公民館まつりと共催の形で開催された山前地区防災キャンプ2025は、地域の人たちの笑顔が会場いっぱいに広がった時間でした。芸能発表の部で地域に伝わる伝統文化に触れ、美味しいカレーライスや売店の焼きそばにお腹が満たされ、カッコいい消防車に目を引かれ…。「毎年、吹奏楽部の演奏に元気をもらっています。また、楽しみにしています。」「ボランティアの中学生が、本当にまじめに手伝ってくれてありがたいですね。」「何かやることありますか?と、生徒さんが声をかけてくれたんですよ。」地域の方々や参加された方々から、私の耳に入ってきた言葉です。中学生が主体となって考え、進行した交流クイズ活動には、予想した人数を超える方々に参加していただき、急遽椅子の数を増やすほどでした。公民館まつり実行委員さん、防災キャンプ実行委員さんとともに会場の片付けを終えた後の中学生の笑顔も印象的でした。
たくさんのことに恵まれた「山前地区らしい」一日は、きっと忘れることはないでしょう。 今回の開催に関してお世話になりました全ての方々に、心よりお礼と感謝を申し上げます。ありがとうございました。
校長室より No107「学びのスペース」
今週は、昼休みの時間を期末テストに向けた質問タイムとしています。授業で分かりづらかったところなどを自由に質問できます。担当教科の先生を見つけたときには、廊下も学習スペースですね。