校長室から

2020年9月の記事一覧

輝く命、つながる命

自分の番 いのちのバトン   相田みつを

父と母で二人
父と母の両親で四人
そのまた両親で八人
こうしてかぞえてゆくと
十代前で千二十四人
二十代前では—?
なんと百万人を越すんです

過去無量の
いのちのバトンを受けついで
いまここに
自分の番を生きている

それが
あなたのいのちです
それがわたしの
いのちです


世界でたった一つのかけがえのない自分の命、どうか大切に

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人も動物も幸せに

明日26日で、動物愛護週間(9/20~26)が終わります。
動物愛護週間は、法律によって、「ひろく国民の間に命あるものである動物の愛護と適正な飼育についての関心と理解を深めるようにするため」に設けるよう、定められているものです。

ペットとして犬や猫を飼われている方も多いと思いますが、そのほとんどの方は家族として愛を注ぎ大切にされています。
しかし、中には心ない人もいて、新しく生まれた小さな命を含め、「捨て猫、捨て犬」が見られます。
飼い主が見つからない犬や猫は、動物愛護センターで一時保護されます。そして、一定期間新しい飼い主を探しますが、どうしても見つからなければ、最後は殺処分となります。
殺処分の件数は、年々減ってきてるとはいえ、昨年度だけで3万匹以上の犬や猫が殺処分されています。

殺処分に関わっているある獣医さんは、「動物の命を助けたくて獣医になったのに、動物の命を奪うことになるなんて…」と悲痛な胸の内を吐露しています。

ドイツは、殺処分ゼロを実現してると言われています。
「日本に生まれなければよかった」
動物たちにそう言われないよう、人も動物も幸せに暮らせる社会を実現していきましょう!

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今しかできないこと

先週、9月17・18日に修学旅行を実施しました。
コロナ禍の中での修学旅行ということもあり、方面を福島・那須に変更し、期間も一泊二日としました。
旅行中は生徒の健康・安全を最優先に考え、最新式のエアコンを搭載した観光バスの利用や手指の消毒の徹底、こまめな検温などを実施しました。

幸い発熱やかぜの症状のある生徒もなく、全員が無事に修学旅行を終えることができました。
3年生の明るさ、素直さ、前向きさにより、例年にも増して収穫の多い修学旅行になりました。
改めて3年生の確かな成長と強い絆を感じることができ、心からうれしく思います。

今回は修学旅行の実施自体が危ぶまれたところですが、一泊二日とはいえ、無事実施することができて、本当によかったと思います。
もちろん旅行はいつでも行けますし、高等学校等にも修学旅行はあります。しかし、小中9年間一緒だった仲間との旅行は今回が最後です。友情も一層深まったことと思います。

物事には「今しかできないこと」があります。
特に、感受性の強い思春期には、よりたくさんの「今しかできないこと」があると思います。
あのとき、あの仲間とだからこそ感じられることがあり、それは成長の確かな礎になります。
コロナ禍の中ではありますが、生徒の健康・安全を最優先しつつ、「今しかできないこと」を体験させられるよう、本校は学校行事等にも可能な限り取り組んで参ります。

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謙虚な気持ち

棋士の藤井聡太八段が、手が付けられないなほどの強さを発揮し、快進撃を続けています。
7月16日に棋聖戦を制しタイトル獲得最年少記録を更新、また、8月20日に王位を獲得し史上最年少でのタイトル二冠保持と八段への昇段を果たすなど絶好調です。


まさに伸び盛りの藤井聡太八段ですが、タイトル戦の報道を見てとても印象に残ったシーンがあります。
それは、対局が終わった後の深いお辞儀です。目の前にある将棋盤よりさら深く頭を下げています。
負けたときは潔く、勝ったときは相手への敬意を表しより深くお辞儀をする。


将棋と対戦相手に礼を尽くす姿に、謙虚さを感じます。
謙虚な人は大きく伸びます。
「我以外皆我師」
謙虚な気持ちで、学ぶ心を大切にして、大きく大きく伸びましょう。
がんばれ物中生!

 

 

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ファーストペンギン

本日、9月10日(木)、9月の全校朝会を行いました。
初めに、2学期学級委員の任命を行いましたが、そのやる気に満ちあふれた表情に頼もしさを感じました。
今後、桜町祭など大きな行事も控えています。2学期学級委員には、学級の中心となって活躍してくれることを期待しています。

次の校長講話では、運動会の振り返りを行ったあと、「ファーストペンギン」の話をしました。
主な内容は以下のとおりです。

魚を獲りたいペンギンは、海の様子をじっと観察するのですが、海の中にはペンギンの天敵であるシャチやアザラシなどもいるため、最初はなかなか飛び込もうとはしません。しかし、しばらくすると、あるペンギンが意を決して最初に飛び込みます。天敵に捕食されるリスクをものともせず、自分を信じてチャンスをつかもうとするこの勇気あるペンギンを「ファーストペンギン」と呼びます。そして、誰かが先人を切って飛び込めば、後に続いて次々と海に飛び込んでいきます。
「ファーストペンギン」は、天敵に食べられてしまうリスクはありますが、反面、誰よりも先にエサにありつき、おなかいっぱい食事をするチャンスを得ることができます。それだけではなく、仲間が安心して海に入ることができる状況をつくることで、群れに大きく貢献します。

学校生活においても、先生に何かを求められたときに、最初に手を挙げるのは難しいいことです。しかし、勇気を出して、手を挙げてファーストペンギンになれれば、自分の新しい可能性を引き出すことができます。
普段の生活でも、ファーストペンギンになることで、今まで見たことのない新しい世界を知るきっかけとなり、人生をより豊かなものにしてくれることでしょう。
皆さんが、最初の1歩を踏み出す勇気をもってファーストペンギンになってくれることを期待しています。頑張ってください。

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