令和4年度1学期始業式にあたって
令和4年度 1学期 始業式 校長式辞
いよいよ本日から新しい学期、令和4年度 第1学期が始まります。改めて3年生、2年生へと進級した皆さんへ、期待と希望を込めて、今日は式辞を述べたいと思います。
昨年度も感染症防止対策のため、制限された学校生活が余儀なく求められましたが、生徒・先生方が互いに知恵を出し合い、前例にとらわれない、多くの新しいことに取り組んだ1年間でした。試行錯誤の連続でしたが、1つ1つが無事終わると、今までにない充実感があり、豊かな経験ができたと感じています。
1年間の充実した教育活動の根幹を創ったのは、以前にもお話しした「実践力」だと認識しています。中学校は義務教育最後の3年間、複数の小学校から多くの生徒が、1つの学校に集い、互いの価値観を理解し、共有し、理想的な姿を求めながら、自分自身を磨き続ける3年間です。その過程において、この「実践力」は必須であると常々考えています。それは、「学習」においても、「多くの学校行事」でも、「部活動」でも、そして「豊かな人間関係」においてもです。
生徒諸君、3年生、2年生に進級した今、今日からの生活には、新たな世界… 新たな環境や、多くの新しい友達が待っています。当然、不安もあるでしょうが、大切なのは、中学校生活で積み上げてきた、一人一人の、心の奥そこにある「自信」を糧に、「実践力」を身につけてほしいことだと強く思います。
3年生、やがて来る進路決定の時期 今のままの学力で進路を決めるなどと、甘い気持ちではいけません。最大限の惜しみない努力をし、挑戦する気持ちで得られた進路に価値があるのです。そこから新たな自信が生まれるのです。
それが、「実践力」を身につけるということです。しっかり自覚して、1学期をスタートして欲しいと思います。
2年生、今日から上級生・先輩です。決して背伸びする必要はありません。ただし、1年生には、良き手本を示してください。中学生とはこうあるべきだと、態度で示すこと… 皆さんの普段の学校生活で示すことが、「実践力」定着への第1歩となります。
今日、この後、本校体育館において入学式が挙行されます。127名の生徒が入学してきます。3年間の、多くの学びに、多くの期待と、そして皆さんが経験したように、不安も抱えながら入学してきます。全校生徒 全職員で、全身全霊を込め、新入生を温かく迎えましょう。それが、令和4年度 中村中学校が行う「実践力」の第1歩です。
令和4年1学期、中村中学校の全生徒が、今までの中学校生活で得た「自信」を胸に秘め、自分自身を、そして、お互いを高めながら、理想の学校へ近づくことを願い、校長式辞といたします。
令和4年4月8日 校長 古澤英明
〒321-4351