令和4年度入学式を挙行しました
式辞
春の暖かな日射しを背に、127名の新入生が、牧が丘の門をくぐり、中村中学校に入学しました。
「入学おめでとうございます。」
3月まで、それぞれの小学校の最上級生として歩み、今日からは、歴史と伝統のある中村中学校の生徒の一員となります。自信と誇りをもって学び、有意義な中学校生活を送ってください。
今回の入学式、新型コロナウイルス感染症対策として規模や時間を縮小せざるおえない状況となりました。ご来賓の方々が参列出来ないことは、非常に残念ですが、3年生・2年生や多くの職員が各教室からリモートで参加しており、新入生を迎える、喜びや期待は、例年と全く変わりありません。どうぞ、ご理解いただきたいと思います。
保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。先月まで小学校に通っていた我が子が、中学校の制服に身をつつみ、緊張した表情で入学する姿をみて、感慨もひとしおのことと存じます。 これからの3年間、学校と、ご家庭、そして地域との連携を大切に、全力でお子様の教育に、取り組んでまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、新入生のみなさん。みなさんは、それぞれの夢と希望を抱いて、中村中学校に入学してきたことと思います。その、夢や希望を、少しずつ具体的な目標に変え、これからの3年間を、どう歩んでいくのか、自分で決定し、実行していく力を身につけてください。みなさんが生きる将来は「非常に変化が激しい社会」が予想されます。「これまで通り」という考え方では成り立たない場面が多くあるでしょう。大切なことは、自分で、問題を解決する力を身に付けることです。 3年間という限られた時間において、しっかりと身につけてほしいと願っています。
さらに、本校の校訓は「自主の精神」です。「自主」とは、学習や部活動、学校行事や生徒会活動など、自分でしっかりと考え、自分から進んで行動に移す。そして、問題を解決する「生きる力」を身に付けることです。
ただし、自分だけの力では難しいときには、周りにいる、友達、先輩、地域の方々や、家族の力を、借りでください。不安なこと、わからない事は、決して遠慮することなく相談をしてみてください。本校、いや、この中村地区の方々は、互いを理解し、価値観を共有し、児童・生徒、地域の子どもたちを、一体となって育成しようとする意思を、いたる所に感じ得ます。だれかが、常に、暖かく支援し、見守っています。
当然、私たち、中村中学校の全ての教職員も、みなさんの、3か年にわたる中学校教育課程の指導に、しっかりとあたっていく所存です。どうぞ、安心していただければと思います。
結びに、中村中学校での学校生活を通じて、豊かな知識と多くの経験を積み、地域、社会の一員として活躍するその日まで、「生きる力」を備えた、そして「逞しい人」に成長してくれることを願い、式辞といたします。
令和4年4月8日 真岡市立中村中学校長 古澤 英明
〒321-4351