ブログ

2022年1月の記事一覧

雌伏のとき

現在、オミクロン株の影響により、かつてないスピードで新型コロナウイルスの感染が拡大しています。
感染者数も毎日のように過去最多を更新するなど、第6波のさなかにあると思われます。
本県でも、1月27日から2月20日までの25日間、まん延防止等重点措置が適用される見込みです。
2月7日(月)・8日(火)には、県立高校の特色選抜試験がありますので、学校では教室の換気や手指の消毒、感染リスクの高い教育活動の一時停止など、感染防止対策を徹底しています。
御家庭におきましても、不要不急の外出自粛や3密の回避など、協力をお願いします。
生徒本人及び御家族がPCR検査等を受ける場合は、速やかに学校まで御連絡願います。

さて、「雌伏」という言葉がありますが、その意味は「実力を養いながら活躍の日を待つこと」です。
現在は、コロナ禍により教育活動も大きな制限を受けていますが、必ず状況は好転します。
そのときに、大きく飛躍できるよう、今はこつこつと実力を養い力をためましょう。
横山光輝氏の「三国志」にこんなせりふが出てきます。
「龍が沼の淵に潜むのは何のためか、時期を待ち天に昇らんが為であろう。」
主人公の劉備玄徳が、まだ国を持たずに諸国を放浪していた時代に、共に苦労していた仲間を励ましたときの言葉です。

まさに今が、「雌伏のとき」です。
がまんすべきことはしっかりとがまんして、力をためてください。
コロナ禍が収束局面に入った暁には、西中生の昇龍のごとき飛躍を楽しみにしています。

明日は大寒 ー何も咲かない寒い日はー

明日、1月20日(木)は、二十四節気の一つ「大寒」です。
「大寒」とは、冷気が極まって最も寒さがつのる頃を指します。
実際に1月下旬から2月上旬にかけては、1年のうちで最も寒い時期です。
今週の真岡市の最低気温も軒並みマイナス5℃を下回っており、本日の早朝にはマイナス8.6℃まで下がりました。。

「何も咲かない寒い日は 下へ下へと根を伸ばせ やがて大きな花が咲く」

これは、元三洋電機の副社長、後藤清一さんの言葉です。
2000年のシドニーオリンピックで、日本女子陸上界初の金メダリストととなった高橋尚子さんが、高校時代の陸上部の恩師、中澤正仁監督から送られた言葉として、有名になりました。
高校時代の高橋選手は、全国的にはまったく無名の選手で、全国都道府県対抗女子駅伝の岐阜県代表に選ばれるも、区間順位は下から3番目の45位という結果でした。
それでもあきらめず猛練習を続け、見事世界一、オリンピック金メダリストに輝いたのです。

1年で最も寒い時期であることに加え、オミクロン株による感染の急拡大が続く今は、がまんのときです。
今こそ、下へ下へと根を伸ばしましょう。
そして、寒さやコロナ禍が去った明日に、大輪の花を咲かせましょう!
西中生の底力を信じています。

3学期始業式 ー日に新たー

保護者の皆様、地域の皆様、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

令和4年1月11日(火)、いよいよ今日から3学期がスタートしました。
新型コロナウイルス感染症に関しては、オミクロン株の影響もあり新規感染者が急増しています。
本県においても、1日の新規感染者数が60名を超える日が続くなど、感染が拡大しています。
学校においては生徒の健康・安全を最優先に、緊張感をもって感染防止対策を徹底してまいりますので、御理解・御協力のほど、よろしくお願いいたします。

さて、本日は3学期始業式がありましたが、感染症対策のため、2学期終業式と同様にオンライン配信で実施しました。
主な話の内容は、以下のとおりです。


◇今年は寅年、その干支にあやかり、自分を信じて決断し、迷わず前進してほしい。

◇改めて感染防止対策の徹底をお願いする。こまめな手洗いや手指の消毒、うがい、教室等の換気、マスクの着用、友達とのソーシャルディスタンスの確保、給食のときに会話を控えることなど。併せて、校外での生活についても、3密の回避や不用不急の外出自粛など。

◇3学期を次のステージへ進むための準備と鍛錬の期間にしてほしい。
・3年生:4月から希望に満ちた第一歩を踏み出せるよう、入試に向けて3年間の総復習をしっかりと行い、まずは確かな学力を身に付けること、そしてそれを支える土台として、心身ともに健康な生活を心掛けてほしい。
・2年生:4月から本校の最高学年、全校生のリーダーになる。人として、リーダーとしてあるべき姿、理想像を思い描き、一歩でも近づけるように努力してほしい。
・1年生:2年生になり後輩である新1年生を迎える。新1年生にとって見本となる2年生になってほしい。また、中堅学年として、3年生をしっかりとサポートできる存在になってほしい。

終わりに、パナソニックの創業者・松下幸之助さんの言葉を紹介する。題名は「日に新た」

日に新た

心静かに年が明けて、心静かに新年の計を立てる。
まずはめでたい新春の朝である。

ゆく年の疲れをいやしつつ、去りし日の喜びを再びかみしめている人もあろうし、あるいは過ぎし年の憂き事にしばしの感慨をおぼえている人もあろう。
人はさまざま。人のさだめもその歩みもまたさまざま。さまざまななかに、さまざまな計が立てられる。

そんななかでも大事なことは、ことしは去年のままであってはならないということ、きょうは昨日のままであってはならないということ、そして明日はきょうのままであってはならないということである。
万物は日に新た。
人の営みもまた、天地とともに日に新たでなければならない。

憂き事の感慨はしばしにとどめ、去りし日の喜びは、これをさらに大きな喜びに変えよう。
立ちどまってはならない。
きょうの営みの上に明日の工夫を、明日の工夫の上に、あさっての新たな思いを。
そんな新鮮な心を持ちつづけたい。そんな思いで、この日この朝を迎えたい。


それでは、短い3学期ですが、次のステージに向けて、夢の実現のためにがんばりましょう。