2020年10月の記事一覧
世界食料デー
今日、10月16日は、「世界食料デー」です。
世界食料デーのテーマに毎年テーマがあり、今年は、「育て、養い、持続させる。共に。―未来をつくる私たちのアクション―」です。
今、世界では、すべての人が食べられるだけの食料は生産されているのに、9人に1人が十分に食べられていません。
8億人以上の人々が飢えに苦しみ、5秒に一人の割合で子供が餓死しています。
日本も含む国際社会は、2030年までに「飢餓をゼロに」することを約束しましたが、さまざまな課題が相互に関係し合い、複雑になっている飢餓や食料問題の解決には、まだまだたくさんの人の協力が必要です。
日本では、年間2,550万トンの食品廃棄物等が出されています。このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は612万トンです。
これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量の1.6倍に相当します。
食品ロスを国民一人当たりに換算すると"お茶腕約1杯分(約132g)の食べもの"が、毎日捨てられていることになるのです。
自分が食に困ってないからよいのではなく、世界中の全ての人が満足に食べられるようにしなければなりません。
物部中の学校経営理念は、「『地域貢献』『国際貢献』を合い言葉に、二宮尊徳先生の教えが今なお息づくふるさと物部を愛し、夢を持って、広く国際社会で活躍できる生徒を育成すること」です。
中学生の自分にできることは何なのか。一緒に考えていきましょう。
読書の秋
10日(土)の下野新聞に、若者の読書離れの記事がありましたが、アンケートによると、月に1冊も本を読まない中学生の割合は16.1%と非常に高い結果となりました。
本校でも朝の読書や読み聞かせ、学校図書館司書からの啓発など、様々な方策により読書活動を推進してるところです。
そのようなこともあり、本日、10月14日(水)の全校朝会では、読書の意義や必要性について話をしました。
主な内容は、以下のとおりです。
・読解力や想像力、思考力、表現力等が養われる。
・多くの知識を得たり、多様な文化を理解したりすることができる。
・自ら学ぶ楽しさや知る喜びを体得し、更なる探究心や真理を求める態度が培われる。
・読書をすることで自分の世界が広がるとともに、進むべき方向が明確になり、豊かな人生を送ることができる。
また、講話の最後に、学級担任のおすすめの図書を紹介しました。今週中には、全職員分を一覧表にしてお配りします。
同じ本でも読む時期によって感じ方が変わり、感受性の強い思春期の今しか感じられないことがたくさんります。
中学生の今だからこそ、様々なジャンルの本を数多く読んでほしいと思います。
秋の夜長、良書に親しむよい機会としてください。
童謡「赤とんぼ」
秋も日に日に深まり、赤とんぼを目にする機会も増えてきました。
赤とんぼと言えば、童謡「赤いとんぼ」(作詞:三木露風 作曲:山田耕筰)を思い出します。
♪ 夕焼け小焼けの赤とんぼ 負われて見たのはいつの日か
山の畑の桑の実を 小かごに摘んだはまぼろしか
十五で姐(ねえ)やは嫁にいき お里の便りも絶えはてた
夕焼け小焼けの赤とんぼ とまっているよ竿の先 ♪
恥ずかしい話ですが、つい最近まで、「負われて見た」の部分を「追われて見た」だと思い込んでいました。
ということは、全体の意味を正しく理解していなかったことになります。
この歌詞は、竿の先にとまっている赤とんぼを見て、幼少期を回想する内容です。
子守として雇われていた「姐や」に背負われて赤とんぼを見たことなど、幼少期の思い出がつづられています。
作詞者自身の思い出とのことですが、幼少期の複雑な境遇もあり、様々な感情が込められているようです。
歌詞の意味が理解できると、一層心にしみる童謡となりますね。
童謡とともに深まりゆく秋を感じると、感性が磨かれます。
その思いを詩や俳句にしてもいいですね。
鉄は熱いうちに打て!
先週1・2日に行われた中間テストの結果は、もう返却されたでしょうか。
計画的に学習に取り組んだ人は好結果だったでしょうし、前日に慌てて勉強した人は残念な結果だったかもしれません。
いずれにしても、なにがしかの課題は見つかったはずです。
「鉄は熱いうちに打て!」ということわざがあります。
意味は、「人は柔軟性のある若いうちに鍛えることが大事だ。」、「物事は時機を逃さないように実行しないと成功しにくい。」というものです。
中間テストの結果が返却されたばかりの今は、まさに「熱い」状況です。
この時機を逃さず、日々の学習に気持ちを込めて取り組んでください。
「鉄は熱いうちに打て!」頑張れ、物中生!
音楽の力、チーム物部とともに
10月3日(土)、井頭公園で芳賀地区中学校吹奏楽フェスティバルが開催され、本校も演奏順1番で、見事な演奏を披露しました。
決して多いとは言えない部員数であり、なおかつ、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で練習環境が十分ではない中ではありましたが、練習の成果を存分に発揮したすばらしい演奏でした。
特に、3年生は3年間の思いを込めた演奏で、聴衆に多くの感動を与える内容になったと思います。
まさに、人々を元気付け、明日への希望につながる「音楽の力」を感じたところです。
また、フェスティバルにはPTA会長様をはじめ多くの保護者の皆様方、3年生を中心とした有志の生徒たち、そしてほとんどの教職員が応援に駆け付けるなど、「チーム物部」の絆を感じることができました。
本校は、今後も人と人との固い絆の下、生徒たちの夢を育んで参ります。