校長室より

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【校長室より No.127】全ては生徒のために

メールでもお知らせしましたように、明日、9月1日は、夏休みを終え、様々な不安を持った生徒たちが笑顔で新学期を迎えられるように、東中パパさん学校応援隊の協力をいただき、全生徒にかき氷を配布します。前日となる今日は、会場となる職員室南側の芝刈りをしました。芝刈り機で芝刈りをしていると、職員室で明日の授業の準備をしていた数名の先生方が、自主的に刈り取った芝を集めに来てくれました。これまで、「全ては生徒のために」を合い言葉に学校経営を進めて参りましたが、手伝いに来てくれた先生方も、生徒たちの喜ぶ笑顔のために、限られた時間をかき氷パーティー?のために費やしてくれました。生徒のことを思う先生方との二学期がさらに楽しみになりました。

【校長室よりNo.126】命を守る活動

7月に入り、保健体育の授業でp-水泳の授業が始まりました。水泳は、自分自身の命を守る技術であり、時には大切な家族や他の人の命をも守ることのできる技術です。せめて、中学校を卒業するまでに、全員が25mは泳げるようにと取り組んでいます。教員による指導に加え、保護者の見守りボランティアと、現在は大学に通う卒業生による泳法指導も実施しています。安全な水泳の授業、そして確実な泳法の習得を目指して、皆さんの力をお借りして総力戦で取り組んでいます。

【校長室よりNo.125】教師が本気で!

本日は、職員会議ではなく、全職員で「学力向上」に向けた具体策を、教科ごとに真剣に話し合いました。生徒たちの学力は、教師の授業で決まると考えています。教師が本気になって授業に取り組んでこそ、生徒たちの学ぶ意欲に火をつけて、結果的には学力を向上させられるものと信じています。どの教科の話し合いも、白熱しており、アイデアに溢れる具体策を出し合っていました。

【校長室よりNo.124】感性(小鳥との契約)

教師という職業を続けてきて、東中の生徒を含め、これまで出会ってきた生徒たちに感謝する瞬間がたくさんあります。写真は、我が家の庭になっているラズベリーとブルーベリーです。毎朝、5時頃に収穫して朝食で食べるのですが、必ず5粒ずつ熟したものを残します。なぜなら、私が摘んでいる上で、小鳥が飛び回り、「一粒下さい。」と言わんばかりにかわいい鳴き声を響かせているからです。教師になりたての頃は、そんな感性はありませんでした。たくさんの生徒たちに出会う中で、たくさんの優しさをいただいたからこそ、身についた感性だと確信しています。

【校長室よりNo.123】気づき

昨日の日曜日、栃木県在住で、パラリンピック・マラソンランナーの加冶佐さんと井頭公園を走りました。私にとって、視覚障害者のガイドは初めてでした。気を遣っているつもりでも、ちょっとした段差を伝えなかったために、躓きそうになったり、スピードが安定せずに、無理をさせてしまったりしました。21kmを走りましたが、体の疲れよりも気疲れを感じましたが、それ以上に「気づき」の多い時間でした。「自分目線」では見えないものを見ることの大切さを教えてもらった、とても有意義な時間でした。

【校長室よりNo.122】寛容

運動会を明日に控え、学校には生徒たちの歓声が響き渡っています。生徒たちの練習を、校庭の草むしりをしながら思うことは、生徒たちは「自らの力」で様々な障壁を乗り越えているということです。300名を超える生徒が一緒に生活する学校では、日常的に生徒同士のトラブルがあります。それは、自我が芽生えた思春期の中学生であることを考えれば、必然的なことかもしれません。しかし、生徒たちの様子を見ていると、昨日まで仲違いをしていた友達同士であっても、「クラスのために頑張ろう。」とそれぞれが「寛容」の心で認め合い、笑い合って、手を取り合って活動をしています。改めて、生徒たちの広い心・寛容さに、目頭が熱くなります。明日の運動会は、午前中のみとなりますが、そんな心の葛藤を乗り越えながら、純粋な心で競技をする生徒たちを見守って下さい。

【校長室よりNo.121】教員という職業

最近は、「教職員の働き方改革」という言葉を頻繁に耳にするようになりました。確かに、長時間残業をしている教職員がほとんどであることも事実です。そのような中でも、教員という職業を誇りに思う時間もあります。

毎朝、学校北側の横断歩道で立哨指導をしておりますが、そこを高校のバスが通ります。そのバスに乗っている高校生が、通り過ぎるとき、毎日手を振ってくれるのです。その高校生は以前の学校の生徒です。中学校を離れ、別の学校になっても、窓越しではあれ、つながりを持てる教師という職業に誇りを持ちたいと思います。

【校長室よりNo.120 】子どもらしさ

6月11日の運動会を直前に控え、練習も本格的になってきました。春季大会・合同訪問と様々な行事が重なる中での運動会ですが、あくまでも運動会の主役は生徒たちです。見た目のきれいさではなく、生徒たちの笑顔が輝く運動会にしたいと思っています。各学年の種目に取り組む生徒たちからは、「子どもらしさ」が漂っており、思わず微笑んでしまいました。

【校長室よりNo.119】イマージョン教育

イマージョンとは、「没入」という意味です。英語教育において、授業だけでなく他教科でも英語を使用し、英語に没入させて英語を習得させようという教育の手法です。この2年間は、グレンドーラ市ガダード中との交流ができていませんが、国際社会で活躍する人材育成に、英語力は必須です。そのような目的で、本校ではイマージョン教育を少しずつ導入しております。今年度は、新規採用教員で英語科を担当する小野教諭が担当し、小野教諭のアイディアで、給食時に、自作の英会話のビデオを流しました。「マクドナルドに行ったとき」というテーマの、短い映像でしたが、生徒たちは興味津々で観ていました。毎週金曜日に、「イマージョン」の時間として、小野教諭が作るビデオを流します。ご家庭でも話題にしていただけると、より定着するかと思います。

【校長室よりNo.118】手をかけてあげることの大切さ

下の写真のように、正門に植えられたバラの花が、今まさに満開を迎えようとしています。昨年度、全校美化の時にボランティアの方にバラの剪定と追肥をしていただいた記事を載せました。冬の寒い時期に、丁寧に枝を剪定し、「寒肥」といって寒い時期に肥料を与えることで、春にはきれいな花が咲くと教えて下さいました。その言葉通り、きれいなバラの花が、生徒たちの登校を歓迎してくれています。人も花も、「丁寧に手をかけてあげることが大切である。」と教えてもらった気がし、うれしい気持ちでバラの花を眺めました。