校長室より
やってみなはれ(校長室より No.41)
先週、22日(水)に全校朝会を行いました。
前半、教頭先生がスライドを用いて18日(土)に実施した「春季運動会」の振り返りを行いました。
生徒たちの熱く生き生きとした表情に、感動がよみがえってきました。
晴天に恵まれた運動会は、生徒たちにとって成長への貴重な機会になりました。
後半の私の講話でしたが、概要は以下のとおりです。
運動会は、3年生を中心とした生徒全員の頑張りで、思い出に残る最高のものになり、学級の団結も大いに高まった。
また、今年は初めての試みとして、真岡病院に併設されている介護老人保健施設「わたのみ荘」の皆さんを招待した。
御来校いただけた入所者の方は3名ほどと少なかったが、皆の全力の演技に感動し涙を流されている方もいらっしゃった。
皆が本気で、全力で取り組む姿は、多くの人に感動を与え、元気づけることにつながる。
これからも多くの人に感動や元気を届けられる、皆の全力の取組を期待している。
今後の活躍を期待する皆に、「やってみなはれ」という言葉を贈りたい。
「やってみなはれ」という言葉は、サントリーの創業者であり、日本の洋酒文化を切り拓いた鳥井信治郎さんの口ぐせである。
鳥井さんは、後にニッカウヰスキーの創業者となる竹鶴政孝さんと協力して国産ウイスキーの製造販売に挑戦し、幾多の失敗、苦難を乗り越えて、見事日本初の国産ウイスキーを完成させ世に送り出した。
社長として「赤玉ポートワイン」を大ヒットさせた鳥井さんが、会社の役員会でウイスキーの製造を発表すると、全役員が反対した。
まだ、日本ではウイスキーが造られておらず、原酒を6・7年寝かせる間の資金もないから当然だ。
しかし、鳥井さんは理屈ではなく、「やってみなはれ。やらなわかりまへんで。」と言って反対を押し切った。
そして、ウイスキー造りを始めて13年目、ついに国産初の本格ウイスキーを誕生させた。
鳥井信治郎さんの口ぐせ「やってみなはれ」は、未知の分野にも果敢に挑戦していく、チャレンジ精神あふれる言葉だ。
東中3大行事も、まだ「ひがし野祭」と「駅伝フェスティバル」が残っている。
ほかにも様々な学校行事があり、その一つ一つが自分を変えるチャンスであると同時に、成長につながる貴重な機会だ。
是非、「やってみなはれ」の精神で、生徒の皆が、学校行事など何事にも臆することなくチャレンジし、自らを大きく成長させることを期待している。
無限の可能性を秘めた東中生、「やってみなはれ。やらなわかりまへんで」