校長室より

校長室より

【校長室より No.47】立志式に思う

2月4日に、新型コロナウイルス感染予防を講じたうえで、立志式を挙行いたしました。保護者の皆様には、各家庭1名という制限をお願いすることになり、申し訳なく思っております。このような式における校長式辞は、あらかじめ原稿を用意して、それを読むのが通例です。今年度も同様の準備をしておりました。しかし、立志者の決意発表があまりにも素晴らしく、思わず用意された式辞原稿にアドリブを加えさせていただき、2年生の立派な決意発表に触れさせていただきました。14歳は子どもか?大人か?判断が難しいところではありますが、立志式の様子を見る限りでは、大人への階段を確実に上っていることを確信させてくれました。心身ともに立派に成長している2年生の姿をみて、これまでありったけの愛情を注いで育ててこられた保護者の皆様に心からの敬意を表するとともに、こんな素敵な生徒たちと学校生活を送れる自分自身がいかに幸せであるかを嚙み締めた立志式でした。

【校長室より No.46】コロナ渦の中の学校生活(安藤教諭の四コマ漫画)

本校には、様々な特技を持った教職員がおります。3年1組担任の安藤教諭は、「向日葵プラス」という題名の学級通信を発行しており、その中に、学級の何気ない様子を描いた、とても微笑ましい四コマ漫画が掲載されています。このコロナ渦の学校の様子を、【校長室より】の中で漫画で伝えたい旨を伝えたところ、早速、とても微笑ましくも現実である漫画を描いてきてくれました。学校が感染予防に取り組みつつも、温かな雰囲気であることをお判りいただけるかと思います。

【校長室より No.45】学びあい

1年生から3年生までのすべての教科の授業を参観していると、ほとんどの教科・授業で、「学びあい」活動が取り入れられています。例えば、練習問題などを解く際に、『早く終わった生徒が解けずに悩んでいる生徒に教える』『自分の解答と友達の解答とを比較し話し合う』などの取り組みが行われています。特に、人に教えるということは、自分の考えがしっかりと整理されていないと難しく、人に教えることで自分の知識を確認することができると言われています。写真は3年生の数学の授業ですが、主体的に学びあいが行われており、「わかったよ!」「ありがとう。」という声があちらこちらから聞こえていました。

【校長室より No.44】温かさに包まれて

2021年を迎えるにあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。本年も、本校教育へのご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。1月8日、コロナ感染症の特定警戒が出されている中ではありましたが、第3学期の始業式を実施することができました。いつも通り?、ZOOM配信での始業式でしたが、生徒たちはいつものように、真剣に耳を傾けてくれていたようです。各学年ごとの合言葉を伝えた後、「こんなコロナ渦の中だからこそ、温かさに包まれた真岡東中にしましょう。友との、先生との出逢いに感謝する2021年にしましょう。」と話しました。様々な制限が加わる今こそ、互いの違いを認め合い、生徒も保護者の方々も、そして教員も安心して支えあえる、温かい東中になればと思います。始業式の後には、ア-ト文化部が作成してくれたシトラスリボンを各クラスで配布し、胸につけあっていました。

【校長室より No.43】思いやりの心を込めて~シトラスリボン~

本日の第2学期終業式に際して、ア-ト文化部の生徒たちが一生懸命に作成した全生徒分の「シトラスリボン」が、生徒会長に手渡されました。「このリボンをつけて、コロナに感染しても、みんなで温かく迎え入れることのできる温かい東中学校にしていきましょう。」とのメッセ-ジが贈られました。3学期から、東中学校のすべての生徒の胸にシトラスリボンがつけられることになります。教職員はもちろんのこと、保護者の皆様にも生徒たちと同じ気持ちで、コロナによる差別や偏見をなくしていければと願います。

【校長室より No.42】3年社会科特別講座「ハンセン病から人権を学ぶ」

12月18日の5校時に、社会科の特別講座として、「ハンセン病から人権を学ぶ」と題して、特別講座をZOOMで実施しました。私が、県教委に勤務していたとき、人権教育を担当しており、全国のハンセン病療養所を訪問した時の様子などから、同和問題を含む様々な人権問題について、生徒と一緒に考えました。講座の最後に、『違いを認められる力』『真実を見極める力』『人をいとおしむ力』を身につけて欲しいと伝えました。生徒たちは、真剣に話を聞き、少ない紙面にたくさんの思いを書き綴ってくれました。その一部を紹介します。「差別におびえながら生きていくのはつらいと思いました。」「様々な人権問題に関して、正確な知識を得て、優しい心で伝えていける大人になりたいです。」「差別のことを理解して行動しようとしても、実際の行動とは矛盾していることだけはないようにしていきたいです。」(下の詩は、私が実際にお会いした元ハンセン病患者さんが、下さった絵葉書に書かれていたものです。)

【校長室より No.41】認めることで育てる

真岡東中の教室や廊下には、生徒の頑張りを認めたり、友達同士で認め合う掲示物で溢れています。教育には、「叱咤」も時には必要です。しかし、誰もが「認められた時」はエネルギ-がみなぎるものです。そんな取り組みの一部を紹介します。

 

国語の週末課題の提出に対して、国語担当教員がクラスに配布・掲示しています。

養護教諭と保健委員会が協力して、毎月の衛生検査の結果を表彰しています。

自分なりの工夫をして自主学習に取り組んでいる生徒のノートのコピ-を掲示し、働きかけをしています。

字が小さくて読めないかと思いますが、学校行事に際して、友達の頑張りへの感謝の言葉などが廊下中に掲示してあります。

【校長室より No.40】学校公開日

11月20日、本校にとって初めての学校公開日でした。今年度は、授業参観もなく、保護者の皆様にお子様の授業の様子をご覧いただく機会もなかったわけですが、本日は、多くの保護者の皆様にご来校いただき、普段の授業の様子をご覧いただきました。ご来校下さった保護者の方からは、「授業参観と違って、空いた時間に参観できるので、とてもありがたい。」「参観したい教科の授業を選ぶことができてよかった。」などのお声をいただきました。次回の学校公開日は、2月を予定しておりましたが、好評であったことを受け、12月または1月の公開日を検討いたします。決定しましたら、追ってご連絡いたします。

【校長室より No.39】心の栄養:読書のすすめ

 学校だより.10月号の【子育て談話室】でもお知らせしましたが、中高生の本離れが加速しております。読書は、語彙力を増やしてくれるだけでなく、本に登場する様々な人物を想像することにより、豊かな感受性が身につくことも期待できます。11月18日の学校朝会では、校長講話ではなく、『ビブリオバトル』を実施しました。その様子は、HPのトップ画面からご覧になれます。本日の昼休み、早速図書室を訪れ、ビブリオバトルで紹介した本を探す生徒の姿を見ることができました。また、11月から、各学年で朝の読み聞かせを実施しております。本校の保護者を含めた地域の方々が、選りすぐりの一冊を、心を込めて音読して下さっております。                                   保護者の皆様もお忙しい日々をお過ごしのことと思いますが、週末の夕方、「家族の読書タイム」を少しの時間でも設定されてみてはいかがでしょうか。

【校長室より No.38】苦渋の決断

いよいよ明日がひがし野祭です。生徒たちは、感染予防のため、様々な制限が加わった中でしたが、生徒会を中心に、各クラスが工夫しながら合唱の練習をしてきました。「東中の合唱は素晴らしい」と聞いてはいましたが、ここまでとは思いませんでした。どの学年・クラスとも、素晴らしい仕上がりのようです。ですから、是非とも保護者の皆様にお子様の頑張る様子・成長した姿をご覧いただきたいと、直前まで検討して参りました。しかし、結論として、生徒の安全を第一番に考え、お知らせしました通り、保護者の皆様への公開をせずに開催いたします。保護者の方々の思いを理解した上での苦渋の決断であることをご理解いただければ幸甚です。なお、明日の様子は、極力、タイムリ-にHPにアップいたしますので、どうぞご覧いただければと思います。