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校長室より

明日の晩は、「ストロベリームーン」

今日は、期末テスト1日目でしたが、できはいかがだったでしょうか。
明日の2日目に向けて、全力で学習に取り組みましょう。

ところで明日25日(金)は満月ですが、アメリカの先住民が6月の満月を「ストロベリームーン」と呼んでいたの知っていますか。
アメリカの先住民は、満月を季節の変化の節目にしながら農作業や狩猟などを行っていて、各月の満月に次のような名前を付けていました。(地方によって呼び方は違っていたようです。)

1月  : Wolf Moon/Old Moon(狼が空腹で遠吠えをする頃)
2月  : Snow Moon/Hunger Moon(狩猟が困難になる頃)
3月  : Worm Moon/Sap Moon(土から虫が顔を出す頃/メープル樹液が出る頃)
4月  : Pink Moon(フロックス/Phlox というピンクの花が咲く頃)
5月  : Flower Moon(花が咲く頃)
6月  : Strawberry Moon(イチゴが熟す頃)
7月  : Buck Moon(雄ジカの新しい枝角が出てくる頃)
8月  : Sturgeon Moon(チョウザメが成熟し、漁を始める頃)
9月  : Harvest Moon(収穫の頃)/Corn Moon(とうもろこしを採取する頃)
10月: Hunter’s Moon(狩猟を始める頃)
11月: Beaver Moon(毛皮にするビーバーを捕獲するための罠を仕掛ける頃)
12月: Cold Moon(冬の寒さが強まり、夜が長くなる頃)

6月の満月は、イチゴが熟し収穫できる頃ということで「ストロベリームーン」なのですね。「いちご日本一の街もおか」にぴったりの名前ですね。
明日は、期末テスト終了の達成感に浸りつつ、月に様々な名前を付けたアメリカの先住民の生活に思いをはせながら、夜空を見上げてみてください。
なお、満月が地平線近くにあるときは、大気の影響により少し赤く見えるかもしれません。
ちなみに、満月の南中高度は、太陽とは反対で6月が一番低くなります。

 

「凡事徹底」と「3つの約束」

本日、校長講話を行いました。
前半は、写真を見せながら、春季各種大会やスポーツフェスティバルの振り返りを行い、一層の活躍をお願いしました。
後半は、「凡事徹底」と「3つの約束」の話をしました。主な内容は、以下のとおりです。


サッカーのW杯では、日本人サポーターの行動が注目された、忘れられない出来事がありました。
2014年に開催されたブラジル大会で、日本は初戦でコートジボワールに、惜しくも「1-2」で敗れましたが、その後のサポーターの行動が全世界のネットやメディアで絶賛されたのです。
彼らは、客席を日本代表チームと同じ「サムライブルー」に染めるために青いビニール袋を使用していました。試合後、サポーターはそのビニール袋を活用し、ゴミを拾い、後片付けをしてからスタジアムを後にしました。
この行為が絶賛されることとなります。

この活動は特別のものではなく、日本が初めてW杯に出場したフランス大会から行ってきた「当たり前のこと」だったのです。
しかし、この当たり前のことができないのが現実であり、だからこそ絶賛されたのです。
では、なぜ日本人サポーターは「当たり前」にできるのでしょうか。それは、自分のことよりも周囲の人のことを優先して考えることができるからです。
そこには、「感謝」や「思いやり」といった気持ちが強く含まれています。

日本を美しくする会相談役の鍵山秀三郎さんは、「凡事徹底」という言葉で「平凡を非凡に努めること」の大切さを伝えていらっしゃいます。
鍵山さんは、真岡にもあるカー用品店イエローハットの創業者で、一代で会社を1部上場企業にまで育て上げました。「掃除の神様」とも言われ、トイレ掃除が自分や周囲の意識を変え、会社や社会をも変えるとの信念を持って経営に取り組んだことで有名です。
「当たり前」のことを続けることは、簡単そうに見えて難しく、自分のことを優先してしまうと、ゴミを拾わなかったり、靴をそろえたりできないことがあります。
「for me(自分のために)」ではなく「for you(誰かのために)」の気持ちをもって生活することが、集団生活では何よりも大切なのです。
本校の「3つの約束」、「時を守り、場を清め、礼を正す」も「凡事徹底」につながる「当たり前」のことですが、そこには、相手への「感謝」や「思いやり」の気持ちが込められています。
「for me」ではなく 「for you」の気持ちをもって、「3つの約束」をしっかり守っていきましょう。気持ちを込めて「3つの約束」を守ることが、きっと皆さんの成長につながるはずです。


「3つの約束」の意味を考え、しっかりと守っていきましょう。

6月15日は、「県民の日」

今日(6/15)は、「県民の日」です。
「県民の日」の歴史は意外と浅く、昭和60年9月に公布施行ですので、実際には昭和61年6月15日が最初の「県民の日」となりました。
明治4年7月に廃藩置県が実施され、それまでの「藩」はすべて「県」となり多くの県が成立しましたが、その中に「栃木県」の県名はありませんでした。
明治4年11月に「栃木県」と「宇都宮県」の2つに整理統合されました。「栃木」という県名は、このときの本県最初の県庁所在地「栃木町(現在の栃木市)」に由来しています。
そして、明治6年6月15日に栃木県と宇都宮県が合併し、おおむね現在と同じ県域の栃木県が成立したため、この日を「県民の日」としたそうです。
「県民の日」は、県民一人ひとりが、郷土への理解と関心を深め、県民としての一体感のもと、より豊かなふるさと栃木県を築きあげることを期するために制定されたものです。

本日、お弁当の時間に校内放送で「県民の歌」を流し、本県のシンボルについて説明を受けるなど、郷土愛を深めるよいきっかけとなりました。

栃木県のシンボルは、以下のとおりです。(県章、県木「トチノキ」、県獣「カモシカ」、県花「ヤシオツツジ」、県鳥「オオルリ」)

 

紫陽花の花に思う

週末には梅雨入りも予想されていますが、紫陽花(アジサイ)の花が美しい季節となりました。
先日も校長室に紫陽花を飾っていただき、気分良く毎日を過ごしています。
「念ずれば花ひらく」で有名な詩人・坂村真民さんの「あじさいの花」という詩を紹介します。

まるくまるく
形のよいものになろうとする
やさしい心の
あじさいの花
きのうよりもきょうと
新しい色になろうとする
雨の日の
あじさいの花

紫陽花の花のように、西中の生徒もやさしい心で「まるくまるく」まとまって、昨日よりも今日、今日よりも明日と「新しい自分の色」「新しい西中の色」を見つけてほしいと思います。

 

成長へのステップ

先週、5月29日(土)に「西輝が丘スポーツフェスティバル(SF)」を実施しました。
昨年度は、生徒会行事として形を変えて9月に実施しましたが、今年度は、生徒の健康・安全を最優先しつつも、感染症対策に万全を期した上で、例年通りの時期に行いました。
また、人数制限付きではありましたが、2年ぶりに保護者の皆様にも御観覧いただくことができました。

制約が多い中でのSFでしたが、生徒たちはすべての演技に一切手を抜くことなく全力で取り組みました。
スローガンの「仲間とともに限界突破」が体現されており、そこには多くの喜びや感動がありました。
まさに、生徒一人一人が主役のSFであり、それぞれの個性がいかんなく発揮されていました。

コロナ禍の中で学校行事を実施することは容易ではありませんが、改めてSFを実施してみて、学校行事の重要性を再認識しました。
発展途上にある生徒たちは、それぞれの学校行事を節目として階段を1段上がるように成長していきます。
勝利を目指して奮闘すること、新しい役割に挑戦すること、係の仕事を責任をもって行うこと、喜びを分かち合うこと、涙する友人を慰めること、声を枯らして応援することなど、様々な経験が人を成長させます。

真岡西中学校はこれからも学校行事に力を入れて取り組んで参ります。
当日、応援に駆けつけてくれた保護者の皆様、検温や撮影等をお手伝いいただいたPTA役員や係の皆様、本当にありがとうございました。

雲の切れ間から

一昨日、皆既月食の御案内をさせていただきましたが、栃木県からは雲が厚くほとんど観察できませんでした。
しかし、1時間半粘っていたら、雲の切れ間から一瞬だけ部分食を見ることができました。
次回こそは、皆既食の赤銅色の月を見たいものです。

3年ぶりの皆既月食

あす26日(水)は、今年最も大きな満月(地球に最も近い満月)「スーパームーン」です。そして、夕方から夜にかけて皆既月食が起こります。日本国内で皆既月食が見られるのは、2018年7月28日以来、約3年ぶり。スーパームーンが皆既月食となるのは、次回は2033年10月8日です。

せっかくの機会ですでの、御家族で観察してみてはいかがでしょうか。
月は18時44分ごろから欠け始め、皆既食の始まりは20時9分頃、食の最大は20時18分頃、皆既食の終わりは20時28分頃、欠けた部分が小さくなっていって、部分食が終わるのは21時52分頃です。皆既食の始まりから終わりまでの時間が短いので、見逃さないようにしてください。

月食が起きる理由は、以下の図のように、太陽・地球・月が一直線上に並ぶからです。月が地球の影に隠れることを月食と言い、月全体が完全に影に隠れると皆既月食と言います。(画像は、国立天文台HPからお借りしています。)
皆既月食となった月は、「赤銅色(しゃくどういろ)」と呼ばれる、赤黒い色に見えます。これは、太陽光が大気の中を通過する際、波長の長い赤い光は散乱されにくく、大気を通過してその一部が月に届き、赤銅色に見えるのです。


躍動、西中生! 1年ぶりの公式戦で健闘光る。

先週5月14日(金)から16日(日)までの期間に、郡市春季各種大会が開催されました。
1年ぶりの公式戦ということで、生徒たちはとても楽しみにしていました。

校長として、すべての競技を参観しましたが、選手たちは勝利を目指して、全力でプレーしていました。
勝敗いかんにかかわらず、最後まであきらめない懸命な姿に感動しました。
正に、今年度新たに定めたスローガン、「挑戦 ~夢を志しに~」を体現していたと思います。

優勝したバスケットボール部をはじめ、複数の部活動が上位入賞を果たし、県大会に駒を進めました。
県大会での活躍を大いに期待するとともに、目標に届かなかった部活動の捲土重来を信じています。

がんばれ、西中生!

新学習指導要領全面実施に当たって

昨日、5月日12日(水)、Web会議システムにより校長講話を行いました。
内容は、「①感染防止対策の徹底、②生徒総会、③新学習指導要領全面実施に当たって」の三点を話しました。
主な内容は以下のとおりです。


①感染防止対策の徹底
全国で感染が拡大傾向にあり、感染力の強い変異株についても一層注意する必要があります。
今後も緊張感をもって感染防止対策を徹底してほしい。
具体的には、マスクの正しい着用、こまめな手洗いや手指の消毒、3密の回避、ソーシャルディスタンスの確保、教室の換気などの徹底をお願いする。不用不急の外出も避けること。
コロナ禍を一刻も早く収束させて、学校での当たり前の生活を取り戻そう。

②生徒総会
生徒会は、「生徒自身の、生徒自身による、生徒自身のための自治活動組織」である。
何かをしてくれるのを待つのではなく、自分がみんなのために、学校のために何ができるのかを考え行動すること重要。
今年度の生徒会スローガンは、「Shall We Enjoy?」で、コロナ禍の中でも、西中生全員が楽しめる学校を創りたいという思いが込められている。
生徒会長を中心に、実行力、機動力のある生徒会として、一年間活躍してくれることを期待している。

③新学習指導要領全面実施に当たって
学習指導要領とは、全国どこの学校でも一定の教育水準が保てるよう、文部科学省が定めている教育課程(カリキュラム)の基準のことである。
およそ10年に一度改訂され、ちょうど今年度から、改訂された新学習指導要領が、中学校で全面実施となる。
最も重要なキーワードは、「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)である。
皆さんが生きるこれからの時代は、情報化やグローバル化が進展する予測困難な変化の激しい時代である。そのような時代だからこそ、自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、判断して行動することができる「生きる力」を身に付けることが重要となる。
皆さん一人一人が「生きる力」をしっかりと身に付け、自らが思い描く幸せを実現してほしい。


特に、新学習指導要領の趣旨を実現し、「生きる力」を身に付け、自分の未来をたくましく切り拓いていくためには、保護者や地域の皆様の理解と協力は欠かせません。
昨日、新学習指導要領に関するプリントを配布しましたので、御家庭でも是非話題にしていただきたいと思います。


憲法記念日に寄せて

去る5月3日は、国民の祝日である「憲法記念日」でした。
日本国憲法が、昭和21年11月3日に公布され、昭和22年5月3日に施行されたことを記念して、昭和23年に「5月3日」が「憲法記念日」として祝日に制定されました。

祝日とした趣旨は、「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。」とされています。
言うまでもなく、憲法とは国家の基本的事項を定めた、他の法律や命令で変更することのできない、国家最高の法規範のことであり、日本国憲法では、「国民主権」、「基本的人権の尊重」、「平和主義」の3つを基本的原則としています。

以前、地域の方から、文部省が昭和22年に発行した「あたらしい憲法のはなし」をお借りする機会がありました。
本書は、新たに制定された日本国憲法の解説のために、新制中学校1年生用の社会科の教科書として発行されたもので、「憲法」、「民主主義とは」、「國際平和主義」、「主権在民主義」等の15章からなり、日本国憲法の精神や中身を易しく解説しています。

日本国憲法についての理解を深めるために、新しく専用の教科書まで用意し、挿絵なども活用しながら理解を深めようとしていたことが分かります。今では、中学校第3学年の社会科・公民で、人間の尊重と併せて3つの基本的原則を中心に、日本国憲法について学ぶことになっています。

今年の憲法記念日は、1年以上続くコロナ禍の中で迎え、外出等も制限されていました。
感染拡大の懸念だけでなく、感染者や濃厚接触者、医療従事者等に対する差別や偏見などの人権侵害も心配されます。このようなときだからこそ、日本国憲法の精神にのっとり3つの基本的原則を再確認しながら、困難を乗り越えていく必要があると思います。

飛躍の予感、春季陸上競技大会

昨日、4月27日、好天に恵まれた爽やかな春の日に、春季陸上競技大会が行われました。
昨年度は、コロナ禍によりほとんどの大会が中止となったため、久しぶりの公式戦を特設陸上部の生徒たちもとても楽しみにしていました。

私も終日会場で応援してましたが、選手一人一人が自己ベスト更新を目指し、全力を尽くす姿に感動しました。今年度、新たに定めた真岡西中のスローガンは「挑戦 ~夢を志に~」ですが、まさに、それを体現していたと思います。

結果は、男子総合7位、女子総合4位 男女総合5位と、好成績を収めることができました。県大会にも複数名の選手が出場します。また、成績だけでなく、応援の様子や係の仕事にも一生懸命にも取り組む姿は、大変立派でした。

しかし、西中生の底力はこんなものではありません。この後に続く各部の春季大会や夏の総体では、更なる活躍を御覧に入れられると思います。

朝練のために早起きして準備をしてくださった保護者の皆様、大会当日応援に駆けつけてくれた保護者の皆様、本当にありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。

なお、大会での奮闘の様子は、後日保護者向けのページにアップさせていただきます。楽しみにお待ちください。

一匹のネズミとの出会い

「すべては、一匹のネズミとの出会いからはじまった」。
これは、有名なウォルト・ディズニーの言葉です。まだ、名も売れず大変貧しい暮らしをしていた若きディズニーと一匹のネズミとの出会いが、ディズニーの人生そのものを変えていったのです。ミッキーマウスという愛くるしいキャラクターが生まれた瞬間、それからすべてが始まり、ディズニーは全世界の子供たちをはじめ、老若男女を問わず、全ての人々を魅了してやまない多くの作品を、次から次へと生み出していったのです。

「出会い」とは、何も人間だけとは限りません。一匹のネズミでもいいのです。一冊の本でもかまいません。
出会いには、夢と希望が宿っています。
人は、それぞれ生育環境が違うし、考え方や行動様式が各々異なります。ゆえに、人の出会いとは新たな価値との遭遇でもあるのです。ある人との出会いが古い自分を脱皮させ自分を新しく変えていく。人は、出会いによって一つ成長するし、出会いは自分を高めるチャンスをはらんでいます。

真岡西中に新たに入学した1年生はもとより、それぞれ進級した2・3年生の皆さん、先生方を含めた新しい「出会い」によって、成長のきっかけをつかみ、自分を大いに高めてください。
西中生の皆さんの躍進を期待しています。

3つの約束と挑戦

昨日、4月14日(水)、全校集会を実施ました。
校庭で行う予定でしたが、雨のためWeb会議システムにより、校長室から各教室に配信する形で行いました。
校長講話では、3つの約束とスローガンの話をしました。主な内容は、以下のとおりです。


3つの約束とは、「時を守る 場を清める 礼を正す」のことです。これは、明治、大正、昭和、平成までの4つの時代を生きた哲学者、教育者である、森信三先生が唱えた言葉です。
「時を守る」については、「遅刻をしない、期日を守る」ということです。定刻までには準備を整え、きたるべき時に備えて心を静めて開始を待つ姿勢が大切です。時を守る先には、必ず相手があります。自らが時を守ることで、相手を尊重することになります。
「場を清める」については、「整理整頓をして、しっかりと掃除を行う」ということです。清掃を一生懸命行うと、気付く人になれる、心を磨く、謙虚になれる、感動の心をはぐくむ、感謝の心が芽生えるなど、様々な心の成長が見込まれます。単に身の回りの整理整頓や掃除であっても、他を敬い、奉仕の心につながるものだと思います。
「礼を正す」については、「気持ちのよい挨拶や返事を行い、敬意を表すために服装や身だしなみを整える。」とういことです。挨拶には、「心を開いて、相手に迫る」という意味があり、挨拶をすることで人間関係は良好に保たれます。また、服装や身だしなみを整えることは、相手に対する礼節につながります。
森信三先生の3つの約束、「時を守る 場を清める 礼を正す」は人としての基本であり、本気で守ろうと思えば、誰でも必ず守れるものです。中学生のときに、人としての基本をしっかりと身に付けておけば、社会人になっても他人からの信頼を得ることができるでしょう。今年度新たに定めた3つの約束、しっかりと守るようにしましょう。

次は、スローガンについてです。令和3年度、すばらしいスタートを切った皆さんが、1年間充実した学校生活が送れるよう、みんなで目指していけるスローガンを決めました。それは、「挑戦 ~夢を志に~」です。
スローガンの意味を説明します。まず、「挑戦」ですが、中学時代は心身共に大きく成長する時期で、皆さん一人一人が持つ、様々な可能性が大きく花開くときでもあります。しかし、自分がどんなことが得意で、どんな可能性を持っているのかは、なかなか分かりません。そこで、いろいろなことに挑戦し、自分の可能性を見極めてほしいという思いを、「挑戦」という言葉に込めました。しかし、中途半端な気持ちで挑戦したのでは、可能性の扉は開きません。「こうなれたらいいな」という憧れに近いような「夢」ではなく、「絶対にこうなってみせる」とうい覚悟、行動まで含めた具体的な道筋、つまり「志」をもって挑戦することが大切です。人間、覚悟を決めれば、ほとんどのことは実現可能でしょう。「挑戦 ~夢を志に~」のスローガンのもと、皆さんが自分の力で、可能性を扉を開き、次のステップに進んでいくことを期待しています。頑張ってください。


校長講話のあと、教室から拍手が聞こえてきました。
校長講話で、拍手をもらったのは初めてです。
西中生は、本当にいい子たちばかりですね。
西中がますます好きになりました。

歓迎、101名の新入生

先週、入学式を実施しました。
コロナ禍により、新入生と保護者、一部の教職員のみで行いました。
本来、来賓の方々をお呼びして、在校生、教職員総出で、歓迎の意を表すべきところですが、生徒の安全・安心を最優先に考えた上での内容の変更であり、御理解いただきたいと思います。

式辞では、新入生に以下の三つのことをお願いしました。


1 当たり前のことが当たり前にできる生徒になってほしい。
朝は自分で起きられる。誰にでも大きな声で挨拶ができる。人の話をきちんと聴くことができる。自分を振り返り反省することができる。どれも当たり前のことばかりですが、なかなかできないものです。人として当たり前のことができるようになることが、中学校生活を豊かで楽しくする第一歩だと思います。本校では、「時を守る 場を清める 礼を正す」という三つの約束があります。進んで守るようにしましょう。

2 一生懸命に勉強してほしい。
中学校での学習は、小学校とはずいぶん違います。内容も難しくなり、より考える力が求められるようになります。また、授業も教科ごとに先生が違う教科担任制になり、さらに、小学校にはなかった中間テスト・期末テストがあります。そのため、予習や復習などの家庭学習も計画的に行うことが大切です。日々の努力を欠かさず、皆さん一人一人が三年間で確かな学力を身に付け、自らの進路を自分の力で切り拓いてほしいと思います。

3 何かに本気で打ち込み友情を育んでほしい。
本校では、スポーツフェスティバルや文化祭など様々な学校行事があり、大変盛り上がります。また、皆さんが楽しみにしている部活動も盛んで、多くの大会に出場し活躍しています。学校行事や部活動で一番大切なことは、本気で取り組むことです。仲間と一緒に本気で取り組めば、そこに確かな友情が生まれます。共に何かを成し遂げ、そこから生まれてくる友情は、一生の宝物です。中学校生活を通して、友情を育み、生涯の友とできる人を探してほしいと思います。


 新入生の皆さんが真岡西中学校の伝統である「西中魂」をしっかりと受け継ぎ、中学校三年間で大きく成長されることを期待しています。

1学期のスタートに当たり

先週、4月8日(木)に、第1学期始業式を行いました。

式辞の中で、3年生には、最上級生としての自覚を求めました。
「一人が一校を代表する」という言葉どおり、3年生の行いが、学校の雰囲気を作っていきます。勉強はもちろんのこと、部活動や生徒会活動など何事においても、伝統ある真岡西中を引っ張っていってほしいとお願いしました。
後輩から頼りにされる3年生、理想に燃え常に向上心を持って何事頑張る3年生、そんな姿を目指してほしいと思います。

2年生には、中堅学年としての責任ある行動を求めました。
101名の新1年生を迎え、いよいよ先輩と言われる立場になります。新1年生は、まずは2年生を手本とします。
そのため、昨年までと比較して、より大きな責任が課せられます。新1年生が安心して中学校生活をスタートできるよう、そして3年生をしっかりサポートできるよう、中堅学年として真岡西中をしっかりと支えてほしいと思います。

最後に、様々な活躍の基盤は学級にあり、担任の先生を信頼し、よりよい学級づくりに向けて頑張ってほしいとお願いしました。
新1年生を加え、生徒数334名となった新生真岡西中学校の躍進を期待しています。