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校長室より

実り多き2学期に(校長室より)

いよいよ今日から2学期がスタートしました。
夏休み中、多きな事件・事故もなく、元気いっぱいの生徒の皆さんと再会できたことをうれしく思います。

1学期の終業式では、明治大学ラグビー部元監督北島忠治さんの言葉、「前へ」を紹介しました。
きっとこの夏休みは、勉強に部活動に大きな1歩を「前へ」進めたことと思います。

さて、2学期始業式は、県内に「BA.5対策強化宣言」が出されていることから、校長室から配信する形で行いました。
主な内容は以下のとおりです。


初めに大変うれしいお知らせを一つ。
吹奏楽部が夏休みに行われた栃木県吹奏楽コンクールで上位入賞を果たし、東関東吹奏楽コンクールへの出場が決定した。
これは、本校始まって以来初の快挙であり、大変すばらしいこと。
吹奏楽部の皆さん、本当におめでとう。
9月17日に千葉県で行われる東関東でも、上位入賞・東日本出場を期待している。
また、水泳に関しても2年生女子が関東出場を果たし、うれしいことが多かった。

次に、新型コロナウイルス感染症に関して、本県が発出した「BA.5対策強化宣言」は、当初昨日8月いっぱいの予定だったが、新規感染者数が減少しないことから、9月いっぱいまで延長されることとなった。
本校においても、夏休み中相当数の生徒が感染した。
中には明らかに油断したことによる感染もあり、2学期のスタートに当たり、改めて感染防止対策の徹底をお願いする。

話は変わるが、2学期は3つある学期の中でも最も長く、気候的にも過ごしやすい秋が中心のため、大きな成果が期待できる。
行事や大会等に進んで真剣に取り組み、チャンスを逃さず、自分を大きく伸ばしてほしい。
3年生には、西輝が丘祭を中心に、まさに西中の顔として中心となって活躍してくれることを期待している。
そして、何よりも来年に控えた受験に向けて確かな学力を身に付け、夢への扉を自分自身の手でしっかりと開けてほしい。
2年生は、3年生の後をしっかりと受け継ぐ、大切な学期となる。生徒会役員選挙も12月に予定されていることから、3年生の思いをもとに、西中のよき伝統を引き継ぎ、更に発展させる、そんな活躍を期待している。
1年生は、中学生としての土台を作り上げる大事な学期となる。
土台が小さいと小さな建物しか建たないが、土台が大きくしっかりしていれば、どんな大きな建物も建てることがでる。
先輩を見習いながら、その土台をしっかりと作ってほしい。

そのような大切な2学期を迎える皆さんに、1つのメッセージを送る。
それは「5分後の未来を変える」ということ。
皆さんは10年後、20年後のの自分を想像できるか。
仮に想像はできたとしても、10年後、20年後の未来を断定することは誰にもできない。
しかし、5分後の未来は、今すぐ自分の意志で変えることができる。
頑張ろうと努力するのも自分、もういいやと怠けるのも自分、そして怠けようとする自分を叱り、励ますのも自分自身。
5分後の未来の積み重ねは、確実に10年後、20年後の未来につながっている。
「なりたい自分になる」ためには、「5分後の未来」を大切にしほしい。
「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。」アメリカの心理学者であるウィリアム・ジェームズの言葉である。
未来に決まった運命があるとしても、心を入れ替えて「5分後の未来」を変え続ければ、その運命すらも変えることができるはず。
2学期の皆さんの頑張りを期待する。