校長室から

校長室から

7月の朝会 校長講話より(豊かな心)

 7月の朝会で、次のような話をしました。
テーマは「最後の夏に挑み、何を学ぶか?」
校訓の「勤労」(自分の努力でものごとを切り拓くこと)に関連
して話をします。
今日の話のめあては、『部活動から学び、生きていく上での心の
糧(活力)にしよう』です。
部活動の目的は、
 ①自発性、協調性、責任感、連帯感等を育む。
 ②スポーツ・文化活動の楽しさを通して、喜びを味わい、学校
       生活を豊かにする。
 ③スポーツ・文化活動を生涯にわたって親しむ心を育む。
この目的を達成するためには、
 ①勝つこと ②賞を取ること ③うまくなること  
これらを目標として、強く心に刻んで活動することが必要です。
ワールドカップ、サッカー日本代表は、日本のサッカーが見たこ
とのない景色(ベスト8)をチームで掲げ、あのような感動する
サッカーを見せてくれました。

徳島県立池田高校元監督 蔦文也 氏について話をしました。
「山あいの町の子どもたちに一度でいいから大海を見せてやりた
かったんじゃ」と、20年かかって甲子園の強豪校をつくり上げ、
打撃優先の高校野球に転換させた第一人者でした。
蔦 氏が甲子園で負けて引退する3年生に向けての言葉を紹介しま
した。
『今まで野球に勝て勝てとしか言ってこなかったがあれは嘘や
全国制覇する一校を除いてみんな負けるが高校野球じゃ
高校野球なんてものは人生の一部や これからの長い人生勝ち
続けるなんて無理や 勝つことよりも負けるときがほとんどや
大切なことは腐らず生きて生きて生きのびることや 人間死ん
だらあかんのや 人生は敗者復活戦や ワシも池田高校を甲子園
に連れてくるのに20年もかかった せやからお前らもこれから
負け続けても頑張れ』
『負けることが不名誉だとは思わない。不名誉なのは、負けるこ
とによって人間が駄目になってしまうことだ。』
「部活動を通して学び、これから生きていくための活力にしてほ
しい」と訴えました。
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