校長室から

校長室から

秋季大運動会

 当日は、晴天に恵まれ、運動会が実施できました。
 また、多くのご来賓のみなさま、保護者、地域のみなさまには、ご多忙な折にもかかわらず、開会式からご来校いただき感謝しております。
 今年もまた、二宮尊徳先生の教えである校訓の精神を運動会の場でもみせてくれました
 個人や団体の競技においては、校訓の「至誠」の精神で、正々堂々と、「勤労」の精神で、仲間と努力してきた成果を発揮し、係活動では、校訓の「分度」と「推譲」の精神で、計画的に、そしてみんなのために尽くしました。
 そして、人と関わることのよさを感じ、安全に運動することの楽しさを味わうことができたように感じています。
 さて、今年のスローガンは「飛翔~仲間と共に明日へ~」です。
 いつも同じ学級で、仲の良い友達とも今日は紅白に分かれてしのぎを削り、切磋琢磨します。そのことでそれぞれが成長し、未来へ向かって羽ばたいていける力を付けていこうという意味だと考えます。いつもの友が、当日はライバルとなり、しっかり競い合い全力で、演技していました。
 最後になりますが、保護者の皆様、地域の皆様、3年生を中心として83名の生徒たちの競技・演技に対し、心からの「ご声援」ありがとうございました。

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第2学期 始業式 式辞

 43日間という夏休みが終了し、いよいよ今日から2学期がスタートします。この休み中、大きな事故等もなく、元気な皆さんと再会できたことを、大変嬉しく思います。

 皆さんにとってこの夏休みは、部活動に、受験勉強に、そして一人一人の得意分野に打ち込んだ「熱い夏」になったことと思います。

 式辞の前に、昨日9月1日は防災の日に制定されています。1923年(大正12年)の9月1日に関東を中心に大きな地震が発生し10万5千人の死者・行方不明者を出す、大惨事が起きた日です。この教訓を生かすため、これから多く発生する台風や地震等の自然災害に対する備えを考える日でもあります。現在、地震や台風など自然災害について、騒がれています。ぜひ、家族で災害発生時の避難場所や連絡手段等を確認し合ってみてください。

 県総体陸上競技大会では、3年生1人、2年生2人、1年生1人、計4人の選手が芳賀地区代表として出場しました。また、野球部が県の少年野球大会に出場しました。

 吹奏楽部は、県吹奏楽コンクールで、「金賞」まであと一歩でしたが、「銀賞」を受賞することができました。芳賀地区音楽祭では、更に演奏の質を上げて、中央祭を目指して頑張ってほしいと思います。

 そして、福井県で行われた全国中学校陸上競技大会に石川ドリエンさんが出場しました。本人は、納得のいく結果ではなかったようですが、がんばっている姿を見ることができました。

 さて、いよいよ今日から2学期です。2学期は3つある学期の中でも最も長く、気候的にも過ごしやすい秋が中心ですから、大きな成果が期待できる学期です。残暑が厳しい中ですが今週土曜日に迫った運動会、11月の桜町祭など大きな行事があります。また、郡市新人各種大会や芳賀地区音楽祭・芸術祭などもあります。チャンスを逃さず、自分を大きく伸ばしてほしいと思います。

 3年生には、運動会や桜町祭で、まさに物部中の顔として中心となって活躍してくれることを期待しています。そして、何よりも来年に控えた受験に向けて確かな学力を身に付け、目標実現を自分自身の手でつかんでください。

 2年生は、3年生のあとを受けて、中心となって活動していかなければなりません。そして、やがては生徒会をはじめ物部中の中心となって本校を背負って立つ必要があります。物部中のよき伝統を引き継ぎ、更に発展させる活躍を期待します。

 1年生は、中学生としての土台を作り上げる大事な学期です。土台が小さいと小さい建物しか建ちません。土台が大きくしっかりしていれば、どんな大きな建物も建てることができます。先輩を見習いながら、その土台をしっかりとつくってください。

 最後に、自己理解を今以上に深め、失敗を恐れず、何事にも挑戦する気持ちをもって学校生活を送り、自己を成長させていきましょう。

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第1学期 終業式 式辞

 いよいよ今日で1学期が終了します。4月には今年1年間の大きな目標をもって、今日まで毎日登校し、精一杯学習や部活動をし、人間的にも大きく成長してきたと思います。授業、委員会活動や部活動などに本当に一生懸命取り組んでくれました。その1学期間の頑張りが「通信票」という形で、この後担任の先生から渡されます。私も84名全員の通信票を見させていただきました。

 皆さんのよかったところ、あるいは、もっとがんばってほしいところが大変よく書かれています。皆さんも通信票を読む際には、担任の先生がどんな思いで書いたのか、担任の先生の顔を浮かべながら読んでください。

 1年生、入学して4か月が経ちました。新しく始まった中学校生活はどうでしたか。2年生、中堅学年として、また、1年生のよき先輩として、その役割を果たせてましたか。

 3年生、まず運動部に所属している皆さん、3年間お疲れ様でした。野球部は30日からの栃木県少年野球大会が最後になります。3年生の皆さん、本校の顔である最高学年として活躍できましたか。

 それぞれに、課題はあったと思いますが、どの学年も成長の跡が見られ、心身ともにたくましくなっていることをうれしく思います。

 いよいよ明日から43日間の夏休みに入ります。夏休み早々に、真岡夏祭りの中学生御輿への参加や県総体陸上競技大会、水泳競技大会に参加する生徒がいます。自己ベストを目指し頑張ってほしいと思います。

吹奏楽部の皆さん、7月21日(日)に行われる芳賀・真岡支部「吹奏楽祭」でいよいよ「 海峡を渡る風」を演奏することになりますね。その後7月30日(火)に本番である栃木県吹奏楽コンクールです。今までの練習の成果を発揮して、ぜひ、「金賞」を目標にがんばってください。

また、全国中学校陸上競技大会に出場を決めた石川ドリエンさん、おめでとう。全国大会でもベストを尽くしてください。

さて、1学期終業式にあたり、私からは一つ話をします。

武者小路実篤という作家が書いた「今」という詩があります。

今(武者小路実篤)

 いかなる時にも自分は思う。

    もう一歩

     今が一番大事な時だ。

        もう一歩

「人間は今という時期だけが自分の自由のきく時間である。人間の一生は今の連続にすぎない。その今を無駄に過ごす習慣になったら、取り返しがつかなくなる。もう済んでしまったことはどうにもならない。まだ来ない時間も自分の時間は現在だけである。

たいがいの人は「今」という時間をぼんやり無意味に空費して、あとで取り返しがつかなくなる。人間は年がら年中緊張ばかりしていられないが、しかし、毎日決心を新たにし、何かの意味で努力しないとつい退歩するものだ。

人生にとって、一番大事な時は「今」で、これをよく生かすことで、未来の運命も開け、未来の自分も、ものにすることができる。「今」を馬鹿にして怠ける人に進歩はなく、未来に輝く希望は望めないのである。」

という意味です。

 夏休みは、自由な時間がたくさんあります。先生も学生時代を思い返すと夏休み中無駄な時間を過ごし、最後にあせって宿題に取り組んだ記憶があります。そして、終わった後、もっと早くやっておけば良かった、もっとこんなことをしておけばよかったと後悔しました。皆さんは毎日を漫然と過ごすして無駄な時間を作らず、毎日充実した夏休みにできるようにしてください。

 2学期の始業式には、一段とたくましくなった皆さんと再会できることを楽しみにしています。以上、第1学期終業式の言葉といたします。

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第1学期 始業式 式辞

 いよいよ今日から令和6年度第1学期がスタートします。新2・3年生の皆さん、進級おめでとうございます。

 さて、ここで1学年ずつ進級された皆さんに、それぞれお願いがあります。

 まず、3年生。いよいよ物部中の最高学年になりました。「一人が一校を代表する」という言葉がありますが、やはり学校の代表は3年生だと思います。3年生の行いが、学校の雰囲気を作っていきます。ですから、勉強はもちろんのこと、生徒会や部活動など何事においても、伝統ある物部中学校を引っ張っていってください。特に、運動会や桜町祭など大きな行事での活躍を期待しています。後輩から頼りにされる3年生、理想に燃え常に向上心をもって何事頑張る3年生、そんな姿を目指してほしいと思います。

 次に、2年生。この後の入学式で22名の新1年生を迎え、いよいよ先輩と言われる立場になります。新1年生は、まずは2年生を手本として、様々なことをまねします。2年生の行いが、1年生の方向性を決めていくと言っても良いでしょう。ですから、昨年までと比較して、より大きな責任が課せられます。新1年生が安心して中学校生活をスタートできるよう、そして3年生をしっかりサポートできるよう中堅学年として、物部中をしっかりと支えてほしいと思います。

 さて、剣道の言葉で「残心」という言葉があります。「心を残す」と書きます。意味は、剣道の攻撃のあとに、その後の相手の攻撃に備えるためや次の自分の攻撃のために態勢を整えることを言います。

 先生の師匠に「残心」のとり方について、こう言われました。「初めから残心を考えて攻撃しては、不十分な打ちになってしまう。後のことを考えずに全力で打ち込みなさい。なぜならコップいっぱいに入った水を思いっきり捨てても、最後に水は数滴残るだろう、それが残心なんだ。」と。

 皆さんには、何事にも全力で取り組んでほしいと思います。後のことを考えて心配していては、いい結果は残すことができません。全力でやりきれば、自然と次の一歩を踏み出すことができます。ぜひ、今年は全力でやりきったと言える年にしてください。

 

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入学式式辞

   式 辞

 なかなか咲かなかった桜の花も満開となり、まるで新入生の皆さんの入学をお祝いしているかのようです。この良き日に、令和六年度物部中学校入学式を挙行できますことを、心から感謝申し上げます。
 さて、伝統ある物部中学校に入学された二十二名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんが入学されるのを在校生、職員一同心待ちにしていました。
 先ほどの新入生呼名の元気ある返事に、これから始まる中学校生活三年間への意気込みが感じられ、たいへん嬉しく思いました。
新入生の皆さんは、本日より物部中学校の生徒となりました。私たちは皆さんが充実した中学校生活が送れるよう、全力で応援しますので、どうぞ安心して中学校生活をスタートさせてください。
 中学校三年間は、長い人生の中では、ほんの短い期間ですが、心も身体ももっとも成長する大切な時期です。この三年間で学んだことが大人になってからの生活の基盤となります。
 本校は、二宮尊徳先生の教えが、今なお息づくこの地で、その教えを校訓にして教育しております。
 三年間のスタートである入学にあたり、新入生の皆さんに校訓の話をします。物部中学校の校訓は「まこと」です。そして、その下に、「至誠」「勤労」「分度」「推譲」の四つの項目があります。その中の「分度」と「推譲」の二つの話を、歓迎と期待の言葉といたします。
「分度」とは、「自分をわきまえる」ということです。つまり、「自分の良いところ、自分の悪いところ」を理解することから始め、自分はどんなことができ、どんなことに向いているかを判断します。そのうえで、自分を大きく見せて背伸びしたり、消極的になったりせずにありのままの等身大の自分で学校生活を送ってほしいと思います。自分のことを理解できれば、これからの学校生活や将来に見通しを立てることができ、前向きな生活をすることができます。
次に「推譲」です。推譲とは「独り占めしないで周りに分け与える」という意味です。社会は自分一人だけでは成り立ちません。中学校は、友達や先輩、先生方など周りの人との関係性を培う場でもあります。自分の損得だけにこだわるのではなく、周りにいる友達のことを思いやり、自分の力を尽くすことで友達や周りとの関係がうまくいきます。周りとの関係がうまくいけば、必ず楽しい学校生活につながっていくはずです。
先を予測することが難しい世の中ですが、自分のことをよく理解し、友達と協力し議論し合うことで深く学び、人間関係を作り、楽しい学校生活を送れるようにしてほしいと思います。
 保護者の皆様、改めてお子様のご入学、誠におめでとうございます。本日より、本校教職員で未来を担う子供たちを、責任をもってお預かりします。保護者の皆様方におかれましては、本校の教育にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 結びに、新入生の皆さんが二宮尊徳先生の「積小為大」の言葉を胸に、中学校三年間で大きく成長することを期待し、式辞といたします。

 令和六年四月八日
  真岡市立物部中学校長 栁 利道

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感謝!

令和5年度 全校写真

 寒暖差が続くなかでも、校庭の木々の芽も膨らみを見せ、桜の開花が待ち遠しい中、この3月の定期異動で私を含めて8名が転出・退職の運びとなりました。伝統ある物部中学校を去るにあたり、一言お礼のことばを述べさせていただきます。
 令和3年4月に校長として赴任し3年間、保護者の皆様・地域の皆様には、私の学校経営に対しまして、御理解と御支援を賜りまして本当にありがとうございました。
 3年間を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症の影響で生徒たちには、色々と制限をした学校生活を送らせてしまいました。そんな中でも生徒たちは、知恵を出し合い新しいものに挑戦していた姿は頼もしさを感じました。一年、一年と何事にも失敗を恐れず、前向きに挑戦していた生徒たちに、私自身が成長させていただいたように思います。
 純朴で素直な生徒たちと一緒に過ごした3年間は、私の宝物であり誇りです。これから生徒たちが、どのように成長していかワクワクしています。自分の目標に向かって、次世代を担う人に成長することを願っています。
 最後に、真岡市立物部中学校の益々の発展と、生徒一人一人の活躍、そして、この物部地区がより一層繁栄することをご祈念申し上げ退任の言葉とさせていただきます。本当にありがとうございました。

 令和6年3月29日  真岡市立物部中学校長 石田 利雄

 

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修了式

   修了式式辞
 皆さん、こんにちは。
 令和5年度も修了式を迎えることになりました。先ほど1・2年生それぞれの代表に、修了証書を授与しました。1年生30名、2年生31名が、その学年で学ぶべきことを全て修了した証です。これをもって皆さんは、それぞれの学年を修了しました。4月から上級学年に進級します。進級おめでとう。
 進級にあたり、皆さん自身が努力した結果のたまものですが、それだけでなく、保護者や地域の方々、先生方、そして友達の支えがあったからだと思います。是非「ありがとう」という感謝の心を伝えてほしいと思います。
 皆さんが入学してきた時に、「リスペクトアザース 自分以外の人や物を大切に思いましょう」という言葉を心にとめて学校生活を送ってほしいと話しました。先ほど色々な人に感謝の心を伝えてほしいと言いましたが、感謝するのは人にだけでなく、教科書やノート、部活動の用具、楽器など、自分を成長させてくれた物にもありがとうという気持ちを表すことが大切です。これからも自分と共に歩み、自分の成長を手助けしてくれる大切な物です。感謝の気持ちを持って大切にしてください。
 次に、各学年にお願いがあります。2年生は、4月から3年生です。物部中学校の顔であり、一人一人がリーダーです。3月8日に29名の卒業生は新たな伝統を残して旅立ちました。皆さん一人一人が思い描く31名の色が、令和7年3月に、どのようにまじわり、皆さんの力で新たな物部中学校の伝統を作り上げていくかを楽しみにしています。
 1年生は、4月から2年生になり後輩である新1年生を迎えます。新1年生の手本となるのは2年生です。新1年生は、きっと皆さんにたくさんのことを聞いてくると思います。自信を持って答えられるように、この1年間をじっくりと振り返り、新1年生が安心できるようなアドバイスをお願いします。また、3年生にとって頼るべきは、やはり2年生です。中堅学年として、3年生をしっかりとサポートし、物部中を支える存在になってください。よろしくお願いします。
 最後に、令和6年度は、皆さんが生き生きと活気あふれる学校生活を送れることを祈念して、修了式の話とします。

 

                代表者に修了証書を授与

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卒業式

           卒業生・保護者・在校生・教職員の記念撮影

   式 辞

 寒暖差が続くなかでも、校庭の木々の芽も膨らみを見せ、春の訪れが感じられる今日の佳き日に、学校評議員様、PTA会長様の御臨席を賜り、令和5年度、卒業式が挙行できますことを、心から感謝申し上げます。
 卒業式にあたり、一月の石川県能登半島で起きた地震により犠牲になられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、被災地においてご尽力されている方々に敬意を表するとともに、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
 さて、29名の卒業生の皆さん、そして保護者の皆様、御卒業おめでとうございます。先ほど、一人一人に卒業証書をお渡ししましたが、担任の先生の、万感の思いを込めた呼名に、大きな声で、応えた返事には、本校での生活を頑張り抜いた満足感と、これから歩む、新しい道への強い決意が感じられました。皆さんは、本校のよき伝統を守り、さらに新たな物部中を創造すべく、何事にも一生懸命に取り組んで来られました。その足跡を振り返り、皆さんのさわやかな笑顔、真剣な眼差しを思い浮かべるたびに、数々の感動がこみ上げてきます。
 5月9日から11日の2泊3日で、京都・奈良への修学旅行。修学旅行列車の1番列車ということで東京駅での出発式に代表が参加しました。民放のニュースで動き始めた列車の窓に皆さんが写っている画像が放映されていました。3日間笑顔を絶やさず、元気に過ごして終了することができました。暑い中ご苦労様でした。
 仲間と一緒に勝利やコンクール金賞を目指して練習に励んだ部活動。
 部員数がぎりぎりで、他の部から協力を得て出場した新人大会、総体でも合同チームが多い中、合同チームを組まず自校体制で臨み、白球を追い続
けた野球部。
 他校と合同チームを組み、新人大会で公式戦初勝利を挙げ、総体でも初戦を突破して、ガッツポーズで勝利を喜んだサッカー部。
 1年生の時から新人大会に臨み、上級生を相手に経験を積み、公式戦の勝利を目指し、みんなでカバーしあいボールを必死に繋いでいたバレー部。
 美しい音色を奏でた曲目「静寂と躍動~天竜川の船大工~」はホールいっぱいに響き渡り、聴いている者に感動を与える演奏をしてくれた吹奏楽部。
 地域クラブで所属し、各クラブで活躍した生徒。
 卒業生の皆さん、3年間お疲れ様。そして数々の感動をありがとう。
 9月、運動会。恒例の応援合戦、紅白両団長・副団長の勇ましい姿と団員の一体感は、現在の物部中学校を物語っていました。
 10月、桜町祭。合唱コンクール、曲目「青い鳥」は、心を一つにしたハーモニーは素晴らしかったです。金賞ではありませんでしたが、私の中では「金賞」です。その他の行事でも、常に先頭に立って下級生を引っ張り成功に導いてくれた皆さん、本当にありがとう。
 いよいよ皆さんは、これから自分の選んだ道へ、新たな第一歩を踏み出します。ここで、皆さんに餞の言葉を贈ります。
 「全力に悔いなし」
 これは、私が高校3年間、県の高校サッカー選抜チームで指導を受けた、本県出身で、メキシコオリンピック「サッカー競技」で銅メダルを獲得した松本育夫氏の「座右の目」です。「全力に結果はついてくる」という意味で、サインをするときは、この言葉を用いるそうです。私は、何事にも全力を尽くす(努力する)ことで、おのずから結果がついてくると解釈しました。
 「全力に悔いなし」この言葉は、「小さなことを積み重ねないと、大きなことは成し遂げられない」すなわち、二宮尊徳先生の教え、「積小為大」にも当てはまるものと思います。こつこつと努力することを積み重ね、自身の未来
を切り拓くためには、全力で臨むことが大切であると思います。是非この言葉を頭の片隅に置いてもらえれば幸いです。
 また、いつも温かく見守り、応援してくれる家族、友人、地域の方、先生方などに感謝の心を忘れず、やがて社会に出たときに、常に全力でチャレンジする人生を歩み、これからの物部地区、そして日本、さらには世界に貢献する人になることを心から願っています。
 保護者の皆様に一言お祝いを申し上げます。お子様の御卒業、誠におめでとうございます。立派に成長したお子様の姿を目にし、感無量のことと思います。お子様のために、費やした全てが実を結び、本日ここに、立派に御卒業の日を迎えられましたことを、心よりお慶び申し上げます。また、この三年間、本校教育に対する格別の御理解と御協力を賜り、改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
 いよいよ、お別れのときが近づいて参りました。6月、私の誕生日に還暦祝いとして贈っていただいた「赤のちゃんちゃんこ」は、私の宝物です。皆さんと一緒に過ごしたこの3年間を誇りに思います。なごりは尽きませんが、本校を巣立っていく29名の皆さん、一人一人の洋々たる前途を祈念しまして、式辞といたします。 卒業生の皆さん、本当にありがとう。

    令和6年3月8日          真岡市立物部中学校長 石田 利雄

 

                  卒業証書授与

                   卒業生合唱

           卒業生・3学年担当職員・校長との記念撮影

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立志式

  立志式式辞

 立志式にあたり、1月1日に石川県能登半島で起きた地震により犠牲になられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、被災地においてご尽力されていらっしゃる方々に敬意を表するとともに、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
 本日は、学校評議員様、PTA会長様の御臨席を賜り、令和5年度、立志式が挙行できますこと、心より感謝申し上げます。
 さて、立志を迎えた2年生31名の皆さん、そして保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。立志式は古来の「元服の儀」にならい、15歳を迎える前の中学2年生の時期に「『志』を立て、自分の将来に向けて、精神的な支えにしよう」という儀式です。
 皆さんの教室にも掲示してある、江戸時代の幕末に福井藩(現在の福井県)で活躍した橋本左内という人の書いた「啓発録」を紹介します。
 まず、橋本左内は、学校の日本史にも登場する人物で、蘭方医学を学び、英語・オランダ語・ドイツ語の語学も学んだ博学者です。幼い時は、何をしてもおろそかで、注意が行き届かず、いくら勉強しても進歩が見えない自分に、これでは駄目だと悟った十五歳の時に、立派な大人になるための心得として「啓発録」という文章を書き上げました。「啓発録」には、五つの項目が記載されています。
 1「稚心を去る」 幼い心や甘えを捨てる。
 2「気を振るう」 負けることを恥と考え、油断なく頑張る。
 3「志を立てる」 目標を定めそれに向かって努力する。
 4「学に勉める」 学問を学ぶことは大切である。それを、世の中
           のために正しく生かすことも大切である。
 5「交友を択ぶ」 互いに切磋琢磨できる良き友を選ぶこと。
           何かあった時、真剣に心配してくれる友達こそ
           何よりも大切にすべきである。
 左内は、15歳という人生の節目に立てたこの誓いを守り、11年後、26歳という短い人生に幕を閉じました。しかし、素晴らしい人材として教育や政治に大きな成果を残した人物です。これら5つの項目は、現代の私たちにも、そのまま当てはまるものであり、私たちの気持ちを奮い立たせてくれます。
 先ほど一人一人が堂々と「誓いのことば」を発表してくれました。その様子からは、将来の夢や目標の実現に向かって努力しようとする、強い決意が感じられました。「夢は口に出した瞬間から叶い始める」という言葉があります。是非、自分の描いた将来像に向かって、新たな一歩を力強く踏み出してほしいと思います。
 保護者の皆様に一言お祝いを申し上げます。お子様が立派に成長され立志を迎えられたこと、誠におめでとうございます。ここまで、あっという間の14年間だったのではないかと推察いたします。先ほどの誓いを実現できるよう、今後とも愛情と厳しさを持って見守り導いていただけますよう、お願いいたします。
 結びに、保護者の皆様には、本校への御支援、御協力に深く感謝申し上げ、式辞といたします。本日は誠におめでとうございます。

   令和6年2月2日

                       真岡市立物部中学校長 石田 利雄

 

                   立志者合唱

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中学校入学説明会

1月15日(月)、物部小学校6年生の児童の皆さんと保護者の方に参加していただき、中学校説明会を実施しました。令和6年度の入学生は1月現在で22名を予定しております。

あいさつ
 物部小学校6年生の皆さん、そして保護者の皆様、こんにちは。私は、中学校長の石田と申します。どうぞよろしくお願いいたします。児童の皆さんや保護者の皆様に、物部中を少しでも理解していただけるよう、短い時間ですが、授業や部活動等を見学してもらい、中学校の様子を肌で感じてもらいたいと思います。また、本校職員から「学習」や「生活」について、新生徒会の役員から学校生活についての説明があります。4月から始まる中学校生活に期待を膨らませている皆さんに、お願いがあります。児童の皆さんは、小学校6年間を通して、「れいぎ正しい子」「勉強・運動大好きな子」「そうじをがんばる子」の物部小学校の目指す児童像を身に付けるため努力してきたと思います。授業の様子や運動会では最上級生として下級生を引っ張り、全力を尽くして競技している姿を観させて頂きました。その姿を残り少ない小学校生活でしっかりと下級生に引き継ぎ、卒業してください。また、この6年間、共に生活してきた友だちや先生方、いつも皆さんを温かく見守ってくれている家族に、感謝の心を持ち続けてください。小学校での「学びや経験」を大切にし、中学校生活でもその「学びや経験」を生かして、成長していくことを期待しています。
 学校は、皆さんの夢を実現するための学びの場です。また、みんなで感動を共有し、絆を深めていく場でもあります。目標や夢をもって中学校に入学してください。皆さんの入学を生徒・職員一同楽しみにしています。

新生徒会役員の生徒から中学校生活について説明

                        

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2024年スタート

生徒の皆さん、保護者・地域の皆様、明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

2024年、辰年のスタートです。昇り龍のように、勢いのある活気あふれる学校作りに邁進していきたいと考えております。

3年生の皆さん、5日からの私立高校受験頑張ろう。体調管理に十分気をつけてください。

生徒の皆さん、9日始業式に会いましょう。

保護者・地域の皆様、本年も本校教育活動にご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

2024.1.1

三谷の山から昇る朝日  2024.1.1 am7:11

朝日に照らされる富士山(物部中屋上から)

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2学期終業式

            2学期終業式・校長講話
                                  R5.12.25

 いよいよ、本日で2学期も終了です。一番長いこの2学期。学校行事、部活動の大会・コンクール、各種の作品展など、忙しい日々が続いたかと思います。そこで、学年ごとにこの2学期を振り返って見ます。

 まず1年生、自然教室では、2年生と一緒に協力しての野外炊さん、2日目の創作活動でクラフトテープ・竹風鈴・カラーキャンドル製作など、上手にできましたか。授業を参観すると、常に集中心をもって取り組んでいる姿は立派でした。今後も続けてください。
 また、中学校の運動会や桜町祭はどうでしたか。先輩たちの企画力・行動力に驚いた人もいたかと思います。しかし、頼りになる先輩たちも、いずれは卒業します。少しでも早く先輩たちに追いつき、追い越せるよう、その背中をしっかりと見つめ、努力してください。

 次に2年生、運動部は夏に3年生から部活動を引き継ぎ、各部とも暑い中、新人大会向けて練習に励んでいました。下級生を引っ張り、毎日の練習に励み、最後まで全力で試合をしていた姿は立派でした。吹奏楽部も桜町祭後、練習時間が少ない中でも、県南地区アンサンブルコンテストに向けて延長練習で励んでいました。コンテスト当日のステージ発表は立派でした。
 生徒会役員選挙で令和6年度の新生徒会役員が決まりました。来年1月から動き始めます。現生徒会を手本に、令和6年4月から本格的にスタートができるよう準備をお願いします。
 また、来年2月には立志を迎えます。自分の夢や目標をもち、それに向かって一歩ずつ成長していくことを望みます。

 最後に3年生、皆さんには感謝の気持ちしかありません。運動会や桜町祭、その他の学校行事で、常に先頭に立って下級生を引っ張り成功に導いてくれました。まさに今年の生徒会年間テーマ「開花~可能性への挑戦~」を、行動で示してくれました。本当にありがとう。
 そして、いよいよ受験が間近に迫ってきました。この冬休みの1月5日から8日までと、3学期に入ってすぐに私立高校の受験があります。体調管理に十分留意し、私立志望校に受験者全員が「合格」の二文字を得られるよう、全力で学習に取り組んでほしいと思います。頑張ってください。

 2023年は、スポーツ界で全国民が盛り上がりを見せた1年でした。野球WBCで侍ジャパンが大谷選手たちの活躍で世界一に。その大谷選手は、ロサンゼルスドジャースと契約し、プロアスリートとしては、契約条件が世界一とも言われています。また、日本で開催された男子バスケットボールワールドカップと世界水泳、ラグビーワールドカップなど、テレビ画面等を通して、選手たちが多くの夢や感動を与えてくれました。
 しかし、ロシアのウクライナ侵攻がまだ続いていたり、イスラエル軍とハマスの紛争で、ガザ地区への空爆で、2万人以上の尊い命が奪われたり、家屋等を失った人々が数多くおり、今なお避難生活を送っている人々が、たくさんいることも事実です。早く平和な生活が送れることを願っています。

 いよいよ明日から冬休みに入ります。夏休みより休業期間は短いですが、夏休み以上に、この冬休みは大切な休みです。それは、皆さんも分かるように2023年から、2024年という新しい年を迎えることです。
 皆さんは2023年はどんな1年でしたか。ぜひ31日までに、この1年を振り返って下さい。
 そして、2024年、皆さんはどんな年にしたいのか。
「一年の計は元旦にあり」ということわざがあります。1年の計画は元旦(1日)に立てるべきである。物事は、最初が肝心であるというたとえです。1日にとは言いません。この冬休みに目標や計画を立ててみてください。
 インフルエンザの感染症が猛威を振るっている中、感染症対策をしっかり取り、時間を大切にして、自分自身としっかり向き合い、ひと回りもふた回りも成長した皆さんと、来年1月9日の始業式で再会できることを楽しみにしています。それでは、来る2024年の干支、辰年の令和6年が、皆さんにとってすばらしい年になることを祈念して、挨拶とします。どうぞ、よいお年をお迎えください。

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2学期の振り返りパートⅢ

 県の事業である「いきいき音楽体験」を本校体育館で実施いたしました。栃木県オペラ協会による公演を生徒たちと一緒に鑑賞しました。

☆あいさつ

 皆さん、こんにちは。
 本日は、主催者であります公益財団法人日本教育公務員弘済会栃木支部長様をはじめ関係各位の皆様、本校学校評議員様、物部小学校小林校長先生をはじめ6年生の児童の皆さん、保護者の皆様の参加をいただき、令和5年度「いきいき音楽体験事業(オペラ教室)」が、本校体育館で開催できることを大変嬉しく思います。
 そして公演をいただきます、栃木県オペラ協会の出演者・スタッフの皆様、本日の公演ありがとうございます。ここで生徒のみなさんに紹介することがあります。今日の出演者の中に、本校学校評議員さんが出演します。ぜひ、注目してください。
 さて、この事業は、生の音楽に触れることで児童生徒の皆さんが、豊かな心を育み、健やかな成長につながることを願い、県内各地で実施されているものです。感受性豊かな時期である児童生徒の皆さん、オペラ鑑賞を通して人生観を広げてもらいたいと思います。
 本日は、皆さんもよく知っている、グリム童話集から、公演演目 オペラ「ヘンゼルとグレーテル」です。どのような演出がされるのか、楽しみにしながら鑑賞しましょう。

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2学期の振り返りパートⅡ

 10月には、桜町祭(学校祭)がありました。各学年の合唱は体育館に美しいハーモニーを響かせていました。

☆桜町祭あいさつ

 生徒の皆さん、ご来場の皆様、おはようございます。
 本日ここに、ご来賓、保護者の皆様方のご参加を賜り、物部中学校の「桜町祭」が開催できますことを、大変嬉しく思っております。
 日頃より本校の教育活動に対し、ご理解とご協力をいただき、改めてお礼と感謝を申し上げます。
 さて今年のスローガン
「咲き誇れ~ まだ見ぬ 最高の自分 ~」です。
 このスローガンのもと、ここまで導いてくれた小笠原実行委員長をはじめ実行委員の皆さん、各係の皆さん、準備ご苦労様でした。そして、ありがとう。
 今日は、皆さん一人一人が主役です。
 準備期間は短かったですが、制限された時間の中で練習に取り組んでいた姿は、とても輝いていました。これから始まる各部門での発表者は自信をもって発表して下さい。
 そして、今年度の生徒会年間統一テーマ
    「 開花(かいか)、~可能性への挑戦~ 」
 この「桜町祭」で、新たな自分の可能性に挑戦し、また一歩成長できることを期待します。
 最後に、「桜町祭」が開催できることに感謝しましょう。本校生徒90名に感謝しましょう。いつも支えてくれている皆さんの家族、先生方に感謝しましょう。「感謝」「リスペクト」の心をもって、半日の開催ですが、この会場が一つになって大いに楽しみましょう。
 皆さんの活躍を期待しています。

その他、特設合唱部、吹奏楽部、個人発表、自由発表、尊徳太鼓等が発表されました。

 

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2学期の振り返りパートⅠ

 令和5年度の2学期は、多くの学校行事がありましたが、3年生を中心に生徒が主体的に考え、新しい物部中のスタイルを確立してくれました。その行事等を振り返りたいと思います。

☆運動会あいさつ

 生徒の皆さん、ご来場のみなさん、おはようございます。
 昨日は、台風13号に伴う大雨の影響で、前日準備が出来ない中、朝早くから準備をしてくれた生徒の皆さん、ありがとう。
 今年度の運動会は、新型コロナウイルス感染症が5類に変更され、行動制限もなくなり、本日はご来賓の方々、ご家族の方々の人数制限もなく、開催できることを嬉しく思います。

 競技が始まる前に、生徒の皆さんに次の言葉を贈ります。

 「学びとは目の前のことを一生懸命やること」

 これは、夏の甲子園で2連覇を目指し、惜しくも準優勝で終わった仙台育英高校野球部須江監督の言葉です。
 目の前にある、一つ一つの事に一生懸命に取り組むことの大切さを教えてくれる言葉かと思います。

 運動会スローガン 「全力疾走 ~仲間を信じて突っ走れ~」

 生徒の皆さんは、スローガンの達成に向け参加する種目に全力を尽くしてください。その取り組む姿は、きっと仲間に通じます。そして友達との信頼感が生まれることでしょう。仲間のため、自分の可能性を高めるために、競技してください。

 保護者の皆様に申し上げます。日頃より本校の教育活動に対し、ご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。

 令和5年度も、もうすぐ折り返しを迎えます。生徒たちは、学校生活において、本当に頑張っています。本日の運動会も、3年生を中心に生徒90名が、その努力の一端をお見せすることができると思います。ご声援のほど、よろしくお願いいたします。

 最後に、生徒の皆さん、参観されている皆様、熱中症対策や新型コロナウイルス感染症対策等を取り、生徒の皆さんは、全力を尽くして思い出に残る運動会、観ている方に感動を与えられる運動会にしましょう。

赤組、白組とも、満足感のある笑顔です。

 

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第1学期終業式式辞

 いよいよ今日で1学期が終了します。授業、委員会活動や部活動などに本当に一生懸命取り組んでくれました。その皆さんの頑張りが「通信表」という形で、この後担任の先生から渡されます。私も90名全員の通信表を見させていただきました。
 皆さんのよかったところ、あるいは、もっとがんばってほしいところが大変よく書かれています。皆さんも通信表を読む際には、担任の先生がどんな思いで書いたのか、担任の先生の顔を浮かべながら読んでください。
 1年生、入学して4か月が経ちました。新しく始まった中学校生活はどうでしたか。2年生、中堅学年として、また、1年生のよき先輩として、その役割を果たせていますか。
 3年生、まず運動部に所属している皆さん、3年間お疲れ様でした。野球部は24日からの北関東野球大会が最後になります。3年生の皆さん、本校の顔である最高学年としてどうでしたか。
 それぞれに、課題はあったと思いますが、どの学年も成長の跡が見られ、心身ともにたくましくなっていることを嬉しく思います。
 いよいよ明日から42日間の夏休みに入ります。夏休み早々に、真岡夏祭りの中学生御輿への参加や県総体陸上競技大会、水泳競技大会に参加する生徒がいます。自己ベストを目指し頑張ってほしいと思います。1学期終業式にあたり、私からは「命の大切さ」について話をします。
 1つ目は、交通事故と水難事故には十分気を付けて、絶対事故に遭わないということです。今年度に入って、芳賀地区管内の小中学生の交通事故は4件報告されています。特に飛び出し、一時不停止による事故です。交通ルールをしっかり守り、絶対に交通事故を起こさないでください。
 また、体育の授業で着衣水泳を各学年実施したかと思います。この二宮地区には、本校の東には小貝川、西には五行川と鬼怒川があります。暑いからといって川遊びをして、川底の急流に足を取られて水難事故に遭う可能性があります。十分気を付けてほしいと思います。
 2つ目は、熱中症(感染症)対策です。この休みには、家族で、友だちと、出かけることが多くなるかと思います。しっかり対策をとった生活をして、自身の健康管理ができるようになってください。
 2学期の始業式には、一段とたくましくなった皆さんと再会できることを楽しみにしています。以上で第1学期終業式の言葉といたします。
 ここで、皆さんに2点、紹介いたします。
 地域の野球クラブに所属している3年生のM・R さんが8月1日に開催されるエイジェックカップ第51回日本選手権大会の全国大会に出場します。
 続いて、この後「壮行会」が開かれますが、吹奏楽部の皆さん、7月17日に行われた芳賀・真岡支部「吹奏楽祭」で演奏した「 静(せい)寂(じやく)と躍動 ~天竜川の船大工~ 」、長野県に流れる天竜川では、川のせせらぎ、鳥たちのさえずり、木々の葉ずれに合わせ、船大工が織り出す釘打ちの軽快なリズムが鳴り響くコントラストをイメージした作品だと聞いています。17日のホール演奏を聴き、その情景が目に浮かぶほど、立派な演奏でした。
 7月26日に開催される栃木県吹奏楽コンクールでは、「静寂と躍動」「緩と急」の対比によって進む天竜川の自然と、船大工の職人が織り出す物語を完成させてください。ぜひ、「金賞」を目標にがんばってください。
                              

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栃木県民の日

 6月15日は、栃木県民の日でした。今年は、県生誕150年を迎えました。本校でも各学級に、県民の日に関する内容の記事(PDF参照)を掲示しました。

 また、同日に行われました「知事と語ろう!とちぎ元気フォーラム【ふるさと”とちぎ”の魅力と未来】」では、真岡市内の中学生の代表として本校の生徒会長さんが参加し、自分の考えを堂々と発表してきました。

 

 

栃木県民の日学級掲示用(2023.06.15).pdf

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尊徳太鼓の伝承

去る5月28日(日)、桜町陣屋跡の報徳田で田植え体験のイベントが行われました。機械化が進む中、手作業で苗を植えている姿を見て、懐かしさを感じました。

田植え体験が終了後、尊徳太鼓保存会の皆さんによる太鼓披露がありました。本校の生徒も3名が所属しており、太鼓を叩く勇姿を見せてくれました。

尊徳太鼓保存会の皆さんです。

保存会に所属する3年生3名です。

陣屋跡地に響き渡る太鼓の音色

このイベントに参加して、日本の伝統的な作業方法や、物部地区に伝わる伝統芸能の尊徳太鼓を未来に繋げようと活動している保存会の皆さんに敬意をするとともに、未来を担う子どもたちに、伝統を継承する大切さを伝えていかなければならないと感じさせてくれたイベントでした。

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開校記念式典

 皆さん、おはようございます。
 本日は、28日に77回目の開校記念日を迎える本校の歴史の一部について、皆さんと一緒に振り返って見たいと思います。上級生は、昨年度も目にしたことと思いますが、薄れた記憶を呼び戻してください。
 物部中学校の開校記念日は4月28日です。それは物部中学校が、昭和22年、1947年、4月28日、学制改革により開校したからです。学制改革とは、戦後に行われた「六・三・三・四制」への改革のことで、それに合わせて、物部中学校が誕生しスタートしました。そのときの校名は、「物部村立物部中学校」です。
 創立2年後に新校舎が完成しましたが、今の校舎とは違う木造平屋建ての校舎でした。この写真は、創立6年後、昭和28年、1953年の校舎の様子です。場所は、今の物部中があるところと同じですが、周りの様子はかなり変わりましたね。
 この後は、物部中の歴史を年代順に振り返ってみたいと思います。前庭にある二宮尊徳像ですが、創立からわずか6年後の昭和28年、1953年、3月13日に建立されました。物部地区は二宮尊徳先生ゆかりの地であり、その教えは今でも地区内に息づいています。
 昭和29年、1954年、5月3日には、町制施行により二宮町が誕生し、校名も二宮町立物部中学校に変更となりました。当時の看板が放送室わきの職員玄関のところにありますので、ぜひ見てください。
 昭和30年、1955年、9月24日には、作詞・羽石五百里さん、作曲・鈴木満雄さんによって校歌が制定されました。
 昭和39年、1964年、9月24日には、校舎南側にフランス式庭園が完成しました。フランス式庭園は、左右対称になるように池や植栽を幾(き)何(か)学(がく)的(てき)に配置しているのが特徴です。有名な所で言うと、フランスのヴェルサイユ宮殿の庭園がこの手法の庭園で有名です。真岡市内の学校でこのような庭園を持っているところは、ほとんどありません。
 次に部活動での先輩方の活躍を振り返って見ましょう。昭和48年、1973年には、ソフトボール部が県大会で優勝しています。現在は、ソフトボール部はありませんが、プールのわきに当時使用していたバックネットやベンチがあります。そして、野球部。昭和52年、1977年に、北関東大会で優勝を飾ってます。部活動については、この後また出てきますので期待してください。
 昭和53年、1978年、3月28日には、新校舎が完成します。色は多少違いますが、まさに、今、皆さんが使用している校舎ですね。左右対称のシンメトリー構造の鉄筋コンクリート3階建て校舎です。保護者の方の多くも、この校舎で学ばれたことと思います。
 校訓「まこと」「至誠・勤労・分度・推譲」が定められたのは、昭和59年、1984年、4月28日の開校記念日のことです。この校訓は、二宮尊徳先生の教えでもあり、とても大切な言葉です。みんなでこれからも取り組んでいきましょう。
 平成15年には、県駅伝競走大会で、女子が4位入賞を果たします。既に生徒数は、少なくなっていましたが、特設部として活躍してくれました。一昨日は、陸上競技大会があります。学校の代表として頑張ってきてください。
 そして、今から15年前の平成21年3月23日に真岡市と二宮町が合併したことにより、校名が今と同じ真岡市立物部中学校となりました。
 平成25年から26年にかけて、耐震化と外壁の工事が行われ、外観も今の校舎と同じになりました。
 平成27年には、バレーボール部が県総体で準優勝を飾り、見事関東大会出場を果たしました。この時、部員わずか6名で戦い抜いたこと、一人でも欠けたら試合に出場できない中、精神力・責任感の強い生徒たちだったと思います。
 翌年の平成28年には、吹奏楽部が栃木県学校音楽祭中央祭の合奏の部で準大賞、県で2位の学校に入りました。やはり、部員数が少ない中での演奏でも、聴いている人たちに感動を与えた演奏だったと思います。
ここで、この物部地区に目を向けて見ます。この建物は皆さん分かりますよね。桜町陣屋跡ですね。二宮尊徳先生が外から戻った時に、足を洗った足洗池、二宮神社、二宮尊徳資料館。
 次に、ここはどこですか。高田山 専修寺(せんじゅじ)ですね。つぎの建物は如来堂(にょらいどう)ここには一光三尊仏(いっこうさんぞんぶつ)が安置されています。阿弥陀如来様を中央に、両脇を菩薩立つご本尊(ほんぞん)です。17年ごとにご開帳されるそうです。次は、鐘楼堂(しょうろうどう)です。この鐘を突いた人はいますか。次の建物は御影堂(みえいどう)です。ここに、親鸞聖人像が安置されています。最後に涅槃像(ねはんぞう)です。木造金箔の釈迦涅槃像(しゃかねはんぞう)では日本一ともいわれています。この専修寺は親鸞聖人がこの高田を訪れ、教えを受けた門弟によって立てられた寺とされています。専修寺の建物等は国や県の重要文化財に指定されています。
 ここまで、物部中の歴史と郷土の名所二つについて簡単に話をしました。77年目を迎えるにあたり、未来を切り拓く力(学力・人間力)を身に付け、ふるさと物部に貢献できる生徒を目指し、全校生徒90名、力を合わせて最高の物部中学校にしていきましょう。

開校記念日写真.pdf

 

 

 

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入学式式辞

 花々が美しく咲き誇り、新入生の皆さんをお祝いしているかのようです。このような風光る良き日に、令和五年度物部中学校入学式を挙行できますことを、心から感謝申し上げます。
 さて、伝統ある物部中学校に入学された三十名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんが入学されるのを在校生、職員一同心待ちにしていました。そして、保護者の皆様、お子様の大きく成長された姿に喜びもひとしおかと存じます。本当におめでとうございます。
 先ほどの新入生呼名の元気ある返事に、これから始まる中学校生活三年間への意気込みが感じられ、たいへん嬉しく思いました。
新入生の皆さんは、本日より物部中学校の生徒となりました。私たちは皆さんが充実した中学校生活が送れるよう、全力で応援しますので、どうぞ安心して中学校生活をスタートさせてください。
 さて、これから新しい生活を始める皆さんに、私から二つのお願いがあります。
一つ目は、「早く中学校生活に慣れて欲しい」ということです。教科ごとに先生が変わりますが、基礎的・基本的な知識・技能を身に付け、自分自身の学力を向上させてください。また、部活動や生徒会活動、運動会や文化祭などの学校行事は、生徒たちの力で行われます。三年生が中心に皆さんを導いてくれます。自分から進んで行事や部活動に参加し、自分のもてる力を大いに伸ばしてください。小学校に比べて学校が遠くなった人もいるかと思います。交通安全に気を付けて毎日元気に登校しましょう。
 二つ目は、自分と周りの人の存在を大切にしてほしいということです。

 皆さんに次の言葉を紹介します。「リスペクトアザース」。
リスペクトとは「尊敬する」「大切に思う」「敬意を払う」という意味です。そして、アザースとは「自分以外の人、もの」という意味です。この二つを合わせて「自分以外の人やものを大切に思いましょう」ということになります。
 私たちの周りには、いろいろな人がいます。趣味や得意・不得意なことも違います。みんなが自分と同じとは限りません。様々な特性・特徴のある人たちで成り立っているのが社会であり学校です。相手の立場を理解しようとせず、自分の都合で判断してしまうことはないでしょうか。それでは、自分の周りの人や物を乱暴に扱う自分勝手な人になってしまいます。大事なことは、自分との違いに気づき、その人の立場になって考えることです。周囲の人を大切に思うことは、自分が周りの人から大切な存在として認められることにつながります。ぜひ、この「リスペクトアザース」を心にとめ、学校生活を送ってください。
 保護者の皆様、改めてお子様のご入学、誠におめでとうございます。本日より、本校教職員で未来を担う子供たちを、責任をもってお預かりします。保護者の皆様方におかれましては、本校の教育にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 結びに、新入生の皆さんが二宮尊徳先生の「積小為大」の言葉を胸に、中学校三年間で大きく成長することを期待し、式辞といたします。

 令和5年4月10日

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