校長室から

2023年12月の記事一覧

【校長室よりNo.77】芸術(音楽)を自分のものに(授業参観より)

12月20日は、3年生の音楽の授業を参観しました。音楽鑑賞の単元でしたが、これまでに経験してきた鑑賞とは一風違った授業でした。生徒たちは、まずあるオーケストラの演奏動画を見ます。驚くべきは、生徒にはその曲名が知らされておらず、曲を聴いて生徒たちがその曲名を想像するという授業でした。曲の中には、犬の鳴き声のようなものが聞こえたので、私も犬にかかわる曲を想像しました。あるグループは、「101匹の犬」という題名を発表し、あるグループは猫に関わる題名を発表していました。正解は、「ワルツイング キャッツ」でしたが、生徒たちの豊かな想像力が遺憾なく発揮された音楽の授業でした。

【校長室よりNo.76】生涯に渡って健康であるために(スポーツデー)

12月11日、「スポーツデー」と称し、全校生徒が様々なスポーツを楽しむ取組を行いました。近年、子どもの運動を取り巻く環境の二極化が問題となっております。日常的に運動をする子どもと体育の授業以外は運動をしない子ども、さらには、運動をしていても特定の種目に特化しており、総合的な運動能力が育っていないことが問題と考えられます。それらの課題に対応すべく、中村中学校では「スポーツデー」と称し、全校生徒が様々スポーツを楽しみ、生涯にわたって運動に親しむ基礎作りとなる取組を行いました。保護者の方々もボランティアで参加して下さり、一緒に汗を流し、純粋に運動を楽しんで下さいました。心地よい汗を流した生徒たちは、「来月も是非やって下さい。」「やったことのない種目をやりましたが、難しかったです。」「とても楽しい時間をありがとうございました。」といった感想を述べてくれました。

【校長室よりNo.75】洞察力・思考力(授業参観より)

12月11日は、2学年の社会科の授業を参観しました。江戸時代から明治時代になったことによる変化について、自ら調べ考える授業でした。特に興味深かったのは、写真にもある一枚の絵から明治時代の変化を見つける活動でした。生徒たちは、ひたすらに一枚の絵を見つめ、江戸時代との違いを見つけようとしていました。ただ単に知識を埋め込むだけでなく、洞察力や思考力を高めることのできる社会科の授業でした。

【校長室よりNo.74】百聞は一見にしかず(授業参観より)

12月8日は、1学年の理科の授業を参観しました。光の屈折について学ぶ授業でしたが、姿見を使って自分から見える友達を確認したり、レーザー光と鏡が一体となった実験器具を使ったりしながら屈折について楽しそうに学んでいました。理科の授業では、実験が非常に重要になります。しかし、実験をするには準備や片付けがあり容易ではありません。理科を担当する教師の理科教育への熱意を感じる授業でした。

【校長室よりNo.73】支え合う

今年度の牧が丘祭に際しましては、PTAバザーにご協力いただきありがとうございました。たくさんの物品をご寄付いただき、盛況のうちに終えることができました。PTA会長及び役員の方々と協議した結果、売れ残った物品は真岡市内にある児童養護施設:あかつき寮に寄付することになり、昨日、高橋PTA会長様と一緒に寄贈してきました。毛布類やタオル類、洋服などを寄贈しましたが、とても喜んでいただきました。使用する子どもたちの心が温まり、中村中学校の心の温かさを伝えることができたなら幸いです。