校長室から

2023年11月の記事一覧

【校長室よりNo.62】学びに向かう集団(授業参観より)

11月14日は、3学年の英語の授業を参観しました。各種学力調査で課題に挙げられている、「英作文」から授業が始まり、地震が起きたときの対応について英語で説明する授業でした。さすがは三年生。真剣に考え、書き、話し合う姿は、栃木県が目指す「学びに向かう集団」そのものでした。そして、その雰囲気を作るのは、教師の授業構成力によるところが大きいことも感じました。

【校長室よりNo.61】ざわつく国語(授業参観より)

昨日は、1年生の国語の授業を参観しました。古典の授業で、中学生にとっては非常に難しい内容です。しかし、この授業は、国語の授業にしては生徒がざわついています。そのざわつきは、無駄話をしている訳ではなく、教師が出した課題に対して、やりたくてやりたくてざわついていたのです。「かかとふナカー」という人物からの古典仮名遣いで書かれた手紙を解読するというないようで、生徒たちは教師の指示さえも待ちきれずに、解読をし始めていました。このようなざわつきは、生徒たちの学ぶ意欲がどれぐらい高かったかを示すものです。私もつい生徒たちと一緒に考えてしまうほど、興味のある授業でした。

【校長室よりNo.60】潔さ

11月11日に、栃木県中学校駅伝競走大会が那須のが原公園で開催されました。中村中女子駅伝部は、芳賀地区大会で2位でゴールしましたが、走路違反のためオープン参加となり、県大会出場は叶いませんでした。多くの涙を流した生徒たちでしたが、次の行動は芳賀地区を代表して出場する4校に激励のメッセージを贈ることでした。前日に生徒たちから手渡された4枚の色紙を持って、那須のが原公園に行きました。本来ならば中村中の生徒が立っているはずのスタートラインを見つめながら、那須の冷たい風を受け、一人涙を流してきました。そして、生徒たちがしたためた色紙を4校の生徒に渡すと、どの学校の生徒も本当に喜んでくれました、「中村中って、なんて素敵な学校なんでしょう。」とうれしい言葉もいただきました。[潔い]を辞書で引くと、道徳的に素晴らしいこと と書かれています。清らかな心で、道徳的に素晴らしい行動を選択してくれた中村中の生徒たちを誇りに思う瞬間でした。

【校長室よりNo.59】地域で育つ

11月5日に、中村公民館祭りが開催され、オープニングセレモニーの中で、中村中学校吹奏楽部がステージで演奏しました。地域の方々に見守られながら、生き生きと演奏する本校吹奏楽部の生徒たち。生徒たちが、地域の方々に見守られながら、地域で育っていることを再確認する時間でした。演奏後は拍手喝采で、地域の方々が、「中学生の演奏って上手なんだね。」と話をされており、うれしく感じました。

【校長室よりNo.58】世界共通の教育

この写真は、サンドバーグ・ミドルスクールの体育館に掲示されているメッセージです。[Responsibility]責任感[Respect]尊敬[Integrity]誠実さ[Compassion]思いやり[Initiative]意思表示・積極性[Perseverance]忍耐[Concientious]良心的[Adaptability]適応力[Creativity]創造性 という意味です。日本の多くの小中高校で学校目標としている内容と重なります。つまり、教育が世界共通であるということかと思います。今回の国際交流では、サンドバーグ・ミドルスクールの校長先生はじめ多くの先生方と、教育方針などについても論じることができ、そういった意味からも有意義な交流となりました。