校長の部屋

校長の部屋

令和6年度入学式

 校庭のさくらは、雨風に負けず咲き誇り、今日の入学式を祝福しているかのようです。本日ここに、令和六年度 中村小学校の入学式を挙行できますことを、とてもうれしく思います。
 さて、六十九名の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんが入学してくるのを、とても楽しみに待っていました。
 この学校の先生は、温かく元気な先生です。上級生は、優しいお兄さん、お姉さんです。校庭には、クジャクやウサギがいます。学校が楽しくて、すぐ好きになると思います。
 いよいよ、みなさんは小学校1年生です。1年生の皆さんに約束してほしいことが2つあります。
 一つ目は、「進んであいさつをすること」です。おはよう、こんにちは、さようなら・・・・そして、ありがとう。あいさつは、お友達をたくさん作る魔法の言葉です。校長先生は、「ありがとう」という言葉が大好きです。自分から進んで挨拶ができると、一日が楽しく過ごせます。
 二つ目は、「先生のお話をよく聞くこと」です。正しい姿勢で、先生の顔をよく見て、口をしっかり結んで聞きましょう。話をしっかり聞けると、考える力が付いて、いざという大変なときに自分の命を守る行動がとれるようになります。
 次に、保護者の皆様にお話いたします。本日は、お子様のご入学、誠におめでとうございます。皆様の大切な宝物であるお子様を、今日から六年間お預かりいたします。
 お子様が心身ともに健やかでたくましく成長できるよう、「教えるべきことはしっかり教え、一人一人のよさを引き出し、伸ばせるように」教職員一丸となって努力していく所存です。どうぞ、御支援、御協力をよろしくお願いいたします。
 以上、 入学にあたり「校長のことば」といたします。
         令和六年四月九日 真岡市立中村小学校長 市村 睦子

令和6年度第1学期始業式

 みなさん、おはようございます。進級おめでとう。
 初めて会ったみなさんの顔は、やる気に満ちあふれて、とってもいい表情をしていますね。

 今日は、2つの話をします。
 どんな話だったか、教室で先生に説明できるように、頭の中でメモを取りながら聞きましょう。
 一つ目は、「時間の足し算の話」です。
 二つ目は、「新1年生との約束の話」です。
 始めは、「時間の足し算の話」です。
2年生は、昨年度1年間、6年生は今まで5年間を中村小学校で過ごしてきました。毎年、1年足し算されていきます。今まで、頑張ってきたことが積み重なって、今のみんなになりました。時間は、引き算することはできません。でも、これからどんな時間を足し算していくかは、自分で決めることができます。
 例えば、人に親切にする、自分から進んで物事に取り組むという時間を足し算した人は、どんな人になるでしょう。
きっと、下級生に優しい、頼れる上級生になります
 反対に、悪口をいう、きまりをまもらないという時間を足し算した人は、どんな人になるでしょう。想像してみてください。
 すぐに、結果が出るものではありません。でも、こうなりたい自分に向かって努力を続けて行くことで、よい時間が足し算されていきます。一年後に、どんな自分になるか楽しみですね。
 つぎは、「新一年生との約束の話」です。
 入学式では、1年生に二つのことを約束します。
 一つ目は、「進んであいさつをしよう」です。
 二つ目は、「話をよく聞こう」です。 
 ここにいるみんなは、全員上級生、一年生の先輩です。みんなのためにできることを考えて、入学してくる1年生によいお手本を見せてあげてください。 

令和5年度卒業式式辞

                 卒業式 式辞
 校庭のコブシの花も咲き始め、春の訪れを告げている今日の良き日、中村小を卒業される84名の皆さん、卒業おめでとう。心からお祝い申し上げます。今、その かけがえのない仲間、一人一人に 卒業証書を手渡しました。その卒業証書は、6年間にわたる、努力の結晶であり、成長の証です。

 みなさんは、個性豊かなメンバーが集まった学級で、お互いを認め、励まし合う心が育ち、自治的、共感的で、学びに向かう 学級集団に成長しました。そして、何より そこには他を思いやる笑顔の絶えない 明るいクラスがありました。学校生活でも、私が毎朝教室を訪ねると、いつも明るい挨拶を交わしてくれて、みなさんから元気を分けてもらいました。そして、いざ授業になると、真剣な学習態度で先生たちと向き合い、学力を向上させました。

 昨年4月に最高学年としてスタートした6年生。1学期は新体力テストや陸上の練習に、一生懸命に取り組みました。一人一人が目標を立てて、自己記録を少しでも伸ばそうとする姿が、とてもまぶしく輝いていました。
 2学期はたくさんの行事が続きました。修学旅行では、鎌倉での班別行動に向けて、仲間と何度も何度も話し合いを重ねて計画を練っていました。当日は、班の仲間とお互いに声を掛け合いながら、全員が協力してゴールの鶴岡八幡宮を目指す姿に大きな成長を感じました。
 そして今の6年生が真の最高学年の力を発揮したのが運動会でした。中村ソーランでは、5年生に踊りを教えるとともに、自分たちのパフォーマンスを最高のものに昇華させようと毎日の練習を全力で取り組んでいました。応援パフォーマンスも、それぞれの団長が中心となって、応援合戦の声出しや応援歌、応援ダンスを下級生に指導して、全校生をチーム中村小にさせる活躍を見せてくれました。運動会で中村小が一体となって盛り上がったのは、紛れもなく六年生の本気の背中があったからです。
 今、中村小の全校生が、笑顔で、元気に過ごしているのは、卒業生のみなさんが、「他喜力」を発揮し、下級生たちが幸せな気持ちで生活しているからです。来年度も五年生を中心に同じ姿が見られることでしょう。本当に、すばらしいバトンを下級生に渡してくれました。みなさんは、本校の誇りです。

 今日の卒業式に、皆さんに贈る言葉が、二つあります。
 一つ目は、「努力は自分を成長させる」です。4月からみなさんは中学生です。これからは、勉強も運動も自分ががんばった分だけ、自分に返ってきます。もしかしたら、努力したことが報われないこともあるかも知れません。でも、努力したその経験は、みなさんを確実に成長させます。努力を続けていれば、成功の分だけ自信がつきます。失敗の分だけたくましくなります。それは、努力しなければ感じることのできない、貴重な経験になります。そのように、中学校の難しい勉強や苦しい部活を自分を成長させる努力の日々にして、しっかり楽しんでください。
 二つ目は、「母校の誇り」です。この中村小学校で、伝統を受け継ぎ、新たな伝統を引き継いだ卒業生です。これまでの成長に、自信をもって卒業し、中学校へ羽ばたいてください。中村小学校の卒業生であることに 胸を張って、「母校の誇り」をもってください。
 
 保護者の皆様、お子様のご卒業、おめでとうございます。子供たちは本校での学びを生かし、明るく、素直で、思いやりのある、前向きな人になることができると確信しています。また、本校教育への、御理解、御協力に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
 
 結びに、中村小学校の「学びの窓」で、多くの力を培った 卒業生の皆さんが、「努力」と「母校の誇り」を胸に、希望に満ちた 未来に向かって 歩み出すことを祈念し、式辞といたします。

 卒業おめでとう。

         令和6年3月18日    真岡市立中村小学校長 関本 辰男

第2学期終業式

                                                       2学期終業式
3名の友達がみなさんを代表して、2学期にできるようになったり成長したりしたこと、冬休みにやりたいこと、3学期にがんばりたいことを発表してくださいました。みなさんの成長が感じられてとても幸せな気持ちになりました。ありがとう。
長い2学期が今日でおしまいです。78日間という長い2学期でした。4か月の2学期を振り返ってみてください。9月はまだ、気温が35度を超えた猛暑日が続いていました。みんな、いろいろなことがありました。運動会、遠足や修学旅行、社会科見学、宿泊学習。みんなそれぞれにいろいろな勉強や行事をとおして、とても成長しました。
2学期始業式に、「他喜力」の話をしました。
挨拶と同じように、「ありがとう」「ごめんなさい」を素直に言おうと伝えました。みなさんは、自分から言うことができましたか。これが素直に言えるということは、相手を思いやる心が育っている証拠です。遠足や校外学習など、学校の外に出て勉強するときに、必ず「あいさつを笑顔で元気してください」と「お世話になったら自分からありがとうございました。と、お礼を言ってください」の2つをお願いしました。これが素直にできる人は、優しい気持ちが育っていると言うことです。皆さんは、その優しさで友達や上級生下級生と接していました。6年生の修学旅行や1~5年生の遠足でのグループ行動などでは、その優しさが大いに表れていました。
朝、校長先生が教室を訪ねると、多くのクラスがみなさんから「おはようございます」と声をかけてくださいます。勉強中のときは、申し訳ないなと思いながらも、私はとても幸せな気持ちになります。本当にありがとうね。体も心も大きく成長して、2学期が終わります。
さあ、明日から冬休みです。うさぎ年の2023年が終わると、辰年の2024年が始まります。お正月になったら、どんな一年にしたいか、何を頑張っていこうかを考えてください。しっかりと目標を持って、3学期を迎えてくださいね。
それでは、明日から14日間の楽しい冬休みを過ごしてください。1月9日の3学期始業式に、元気に会いましょう。   12月25日 中村小校長 関本 辰男

2学期始業式

2学期始業式 校長講話
                  
 みなさんおはようございます。42日間の夏休みはいかがでしたか。
 ただ今、2年生 4年生 6年生の代表の挨拶がありました。夏休みの思い出と2学期の抱負を発表してくださいました。楽しかった夏休みの様子が伝わってきました。全校のみなさんも、それぞれに夏休みの思い出がたくさんできたことと思います。
 今年も、とても暑い夏でした。7月から8月の間に真岡市で最高気温が35度を超えた猛暑日は30日もありました。昨年度は20日間でしたので1,5倍に増えています。宇都宮市の年間平均気温は約100年間で2.3度も上昇したそうです。今日も朝から暑いですね。35度を超える日は少ないですが、9月も熱中症に注意していきましょう。実は、1学期暑さに慣れた生活をしていましたが、夏休み中エアコンの効いた部屋にずっといた人は、暑さに慣れた体がリセットしてしまい、熱中症になりやすいそうです。水分をたくさん採って、たくさん汗をかいて、暑さにしっかり慣れていきましょう。
 夏休み前、校長先生はみなさんにある力を発揮してよい夏休みにしようと話しました。覚えていますか。そうです。「他喜力」です。
 2学期も、引き続きこの「他喜力」を大いに発揮して欲しいです。
校長先生は毎朝、笑顔で元気に挨拶することを目標にしています。朝、正門で挨拶をしていると、皆さんも笑顔で元気に挨拶を交わしてくれます。校長先生はとてもうれしい気持ちで、一日がスタートできました。本当にありがとう。みなさんも先生や友達との挨拶が、お互いに明るい気持ちでできたなら、「他喜力」が発揮されているということです。
それからもう一つ。それは、「ありがとう」の感謝の気持ちを言葉で伝えることです。「ありがとう」には ○自分を前向きにする。 〇心も身体も健康になる。 〇自信がもてる。 〇友達との人間関係がよくなる。など、よいことがたくさんあります。
 「ありがとう」は、挨拶のよさに似てますね。友達や先生、地域の人たちと幸せな気持ちで生活することができたら、もっともっと中村小がよい学校になりますね。そのためには、最高学年の6年生、下級生のよい見本となって中村小をリードしてください。5年生以下のみなさんは6年生をしっかり見習ってくださいね。
 2学期も、みなさんが笑顔で元気に過ごしてくれることを楽しみにしています。以上で、校長先生の話を終わります。しっかり話を聞いてくれてありがとうございました。

                      令和5年9月1日(金) 校長 関本辰男