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校長の部屋
令和6年度修了式
卒業式では、76人の卒業生は立派な態度で卒業証書を受け取ることができました。6年生は、小学校から中学校へ、元気いっぱい巣立ちました。
さて、今度はみんなの番です。
今日の修業式は、今の学年のまとめをする式です。そして、次の学年に進もう、頑張ろうという気持ちをもつための式です。修了証書には、その学年の勉強を修めることができた、その学年で学ぶことをしっかり学んだと書かれています。 1年生は、学校のきまりをしっかり身に付けました。平仮名から勉強を初めて、今では、漢字も書けるようになりました。
2年生は、かけ算九九を覚えました。遠足では、上級生としてグループ活動をリードしていました。
3年生は、理科や社会、総合的な学習の時間が始まりました。校外学習に行って、新しいことをたくさん学びました。
4年生は、真岡市のことをよく調べ、自分が住む地域の学習を進めました。
5年生では、より広い地域、日本、世界のことに学びが広がっていきます。
そして、5年生。学校のリーダーになる準備が整いました。卒業式では、素晴らしい式場を作ってくれました。そして、始業式で話した3つの準備・・
挨拶では、体育館中に響く声で6年生を送ってくれました。
身だしなみを整え、姿勢よくすることで、おめでとうの気持ちを形で表してくれました。
1年生から4年生、5年生を見てください。来年度、中村小を代表するリーダーです。5年生、期待しています。
4月には、学年が一つ上がり、進級します。今の「がんばろう」という気持ちを忘れないよう、目当てを決めて、計画を立てて過ごし、新しい学年に進みましょう。
これで、校長先生の話を終わります。
令和6年度卒業式
厳しい寒さを乗り越え、校庭の木々にも新しい芽が姿を現し、春の息吹を感じる季節となりました。
本日は、学校運営協議会 委員の皆様、保護者の皆様の御出席を賜り、令和六年度の卒業式を挙行できますことに、厚く御礼申し上げます。
さて、六年間の学びをすべて終え、卒業証書を手にした七十六名の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
今年度を振り返ると、皆さんが全力で学校生活に取り組んでいる姿と笑顔が思い出されます。教室では、友達と意見を交わし、真剣に学び合い、力を伸ばしました。
運動会での迫力ある中村ソーランは忘れられません。係活動や工夫を凝らした応援合戦でも力を発揮しました。修学旅行での、臨機応変な班別活動も見事でした。
また、最上級生として、委員会活動やクラブ活動、清掃活動など、多くの場面で立派に責任を果たしました。
いよいよ、皆さんは、歴史と伝統のある、この中村小学校を卒業します。
これから、新しい生活を始める節目に、皆さんに贈りたい詩があります。髙橋系吾さんの「その一言」という詩です。
その一言
その一言で励まされ その一言で夢をもち
その一言で腹が立ち その一言でがっかりし
その一言で泣かされる
ほんのわずかの一言が 不思議に大きな力もつ
ほんのちょっとの一言で
皆さんは、これからたくさんの友達や先生、先輩と出会います。たった一言が、人に元気や勇気を与え、たった一言が人を傷つけることがあります。皆さんが、言葉の力を味方にして、友情を育み、充実した中学校生活を送ることを期待しています。
保護者の皆様、本日は、お子様の御卒業、誠におめでとうございます。六年間の長きに渡り、本校の教育活動に御支援・御協力を賜りましたことに感謝いたします。そして、お子様の益々の御活躍と健やかな成長を願っております。
最後の学校だよりでは、1年生から6年生のみんなが、長縄を夢中になって跳びながら発した一言を、取り上げました。誰かがつまずいて縄を止めてしまったときには、「大丈夫、大丈夫」「ここからだよ」など、友達を思いやる言葉が、目標回数に近づいてくると「頑張れ」「もう少しだ」など、励まし合う言葉が飛び交っていました。
皆さんは、そんな素敵な一言があふれる中村小学校の自慢の卒業生です。自信をもって中学校に進学してください。卒業生の皆さんの未来が、光り輝くことを祈りまして、校長の言葉といたします。
令和七年三月十八日
真岡市立中村小学校長 市村 睦子
令和6年度第3学期始業式
おはようございます。
令和7年、「たつどし」から「みどし」になりました。これは、干支だるまといって、その年の干支をかたどっただるまです。「よい年でありますように」という人々の願いが込められています。
巳年の巳はへび。蛇は脱皮しながら成長するため、「生命=命」や「再生」を表すとされているそうです。中村小学校の図書だより「ほんのとびら」にも書いてあります。
さて、今日は「3つの準備」の話をします。どんな話だったか頭の中でメモを取るつもりで聞きましょう。
一つ目です。 「一年の計は元旦にあり」という言葉を聞いたことがありますね。今年の目標を決めましたか?「一日の計は朝にあり、一年の計は元旦に有り」と続いています。物事の始まりは、最初が肝心です。
そこで、一日の始まりである朝、「よし、頑張ろう!!」と言う気持ちになるための「3つの準備」を紹介します。
・睡眠を十分にとる ・早起きをする ・朝ご飯を食べる
早寝・早起き・朝ご飯で体調が整うと、がんばる力が出てきます。しっかり「3つの準備」をして、一日をスタートさせましょう。
二つ目です。3学期は卒業式という大きな式があります。卒業をお祝いする大切な式を行うための「3つの準備」を紹介します。
・身だしなみを整える ・姿勢よく話を聞く ・しっかり挨拶をする
身だしなみや姿勢、挨拶をきちんとすることで、相手を大切に思う気持ちを伝えることができます。毎日の生活でしっかり「3つの準備」をして、6年生に卒業おめでとうの気持ちを伝えられるようにしましょう。
3学期が始まりました。もうすぐ進学や進級するんだということを考えて、今の学年のまとめをしっかりして、次の学年への準備をしていきましょう。
これで、校長先生の話は終わりです。
令和6年度第2学期始業式
おはようございます。2年生 4年生 6年生が、夏休みの思い出と2学期の抱負を発表しました。みなさんも、それぞれに夏休みの思い出がたくさんできたことと思います。
夏休み前、校長先生はみなさんに「ある力」を発揮して、運動会や修学旅行などを成功させましょうと話しました。覚えていますか。そうです。「他喜力」です。今日は、他喜力の話をします。 どんな話だったか、先生に説明できるように、頭の中でメモを取りながら聞きましょう。
今年行われた、パリオリンピックで、男子体操チームは団体金メダルに輝きました。チームのエースは橋本大輝選手です。
体操男子団体の日本は、ゆか、あん馬、つり輪、跳馬(ちょうば)、平行棒の5種目を終えたとき、首位と3.267点差でした。逆転には、絶望的な点数差と思われました。そして、最終種目は、鉄棒。日本の最終演技者は、鉄棒を得意とするエースの橋本選手、前回のオリンピックの金メダリストです。
しかし、橋本選手は、予選で鉄棒の着地を失敗し、あん馬で落下していて、苦しい状況でした。
「弱い気持ちは捨てる。みんなのために戦おう」
そう決意した橋本選手は、次々と大技を成功させ、日本は団体金メダルを獲得しました。
試合後のインタビューでは、
「みんなの思いを背負って戦えたのが、ぼくは幸せでした」
「みんなのために戦えた。今大会、本当に悔いが残らない大会 でした」
と振り返っています。
「みんなのために」頑張る、「みんなの思いを背負って」頑張ることは、人を喜ばせようとする力=他喜力に通じます。「みんなのために」頑張った橋本選手は、何度も「幸せだった」と答えています。中村小学校の、「みんながうれしい。だから自分もうれしい」と同じですね。
今日は、「他喜力」のことを話しました。2学期は他喜力を発揮して、運動会や修学旅行などを成功させましょう。以上で、校長先生の話を終わります。
令和6年度第1学期終業式
令和6年度 終業式あいさつ
みなさん、おはようございます。暑い日々の登下校よく頑張りました。
今日は、2つの話をします。
どんな話だったか、先生に説明できるように、頭の中でメモを取りながら聞きましょう。
一つ目は、「当たり前のことが笑顔でできる小学生」の話です。
二つ目は、「他喜力」の話です。
始めは、「当たり前のこと」の話です。
みなさんは、1学期たくさん勉強して、できるようになったこと、楽しかったことがたくさんあると思います。では、1学期にできるようになったことを3つ振り返ってみましょう。
1 いつでも、どこでも、だれにでも、あいさつをしています。
2 チャイムでスタートできます。
3 良い姿勢で学習しています。
これは、中村小学校がめざす、「当たり前のことが笑顔でできる小学生」チェックカードの質問です。1年生から6年生まで、チェックカードの質問は同じですが、例えば、1年生と6年生では、良い姿勢を続けられる時間が違います。だから、それぞれの学年で目指す「当たり前」をしっかり身に付けることが大切です。夏休みバージョンもあります。
1のあいさつは、 夏休みは、地域の人に挨拶をします。
2のチャイムは、 夏休みの生活の予定を守ります。
3は、そのまま、 夏休みも良い姿勢で学習します。
夏休みも、当たり前のことが笑顔でできることを忘れずに過ごしましょう。
二つ目は「他喜力」の話です。「当たり前」のことが「笑顔」でできるようになったら、いよいよ「他喜力」を発揮する番です。
他喜力は、人を喜ばせようとする力です。そこで、100才になってもお医者さんの仕事を続け、人のために力を尽くした日野原重明さんというお医者さんの言葉を紹介します。
あなたは、いのちをもっています。でも、身体の中のどこにいのちがあるのかと聞かれると、なかなか答えられないでしょう。あなたがもっている時間、あなたがじぶんで使える時間。それがあなたの命なのです。
その命(時間)を、自分のためだけに使わないで、人のためにも使うこと、それがあなたのいのちを本当に使うと言うことになるのです。 ※道徳ノートより引用
人のために命(時間)を使うというと、何か大変なことをしなければならないと思ってしまいますが、他喜力を発揮することは、人のために力を尽くすことなんです。
今日は「当たり前のことが笑顔でできる」こと「他喜力」のことを話しました。
2学期は他喜力を発揮して、運動会や修学旅行などを成功させましょう。そのためには、夏休みも「当たり前のことが笑顔でできる」ことをしっかりがんばりましょう。
それでは、夏休みが終わって、皆さんが元気に学校に来るのを楽しみに待っています。9月2日に笑顔で会いましょう。
R6.7.19