校長室から

校長室から

ありがとう

一昨日、17日(火)の真岡市教育祭において、「第27回新聞配達に関するエッセーコンテスト」で審査員特別賞を受賞した真岡小2年の児童が、各種活動優秀児童生徒として表彰されました。
真岡新聞にも掲載されていますが、新聞配達員さんへ感謝の気持ちが伝わるすばらしい作品です。
以下が受賞作品全文となります。


   はいたついんさん、ありがとう

 私は、朝、いつもおじいちゃんに、新ぶんをわたしています。おじいちゃんは、いつも、ありがとうと言ってくれます。わたしは、ありがとうと言われると、とてもうれしくなります。
 おねえちゃんに、その話をしたら、新ぶんは、みんながねているときに、とどけてくれる人がいるんだよと教えてくれました。
 わたしが、ねているときに、新ぶんをとどけてくれる人がいることを、はじめて知りました。 はいたついんさんは、だれに、ありがとぅって言われるの?と、おねえちゃんにきいてみたら「みんなねているから、ありがとうって言われないよ」と教えてくれました。
 はいたついんさんは、ちょっとかわいそうと思います。だからわたしがかわりに、ありがとうって言いたいです。
 はいたついんさん、ありがとう


感謝の言葉、「ありがとう」の輪が広がると、みんなが住みやすい社会になるはずです。
物部中から物部地区へ、そして栃木県、全国、世界へと「ありがとう」の輪を広げていきましょう。

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真岡市教育祭&芳賀郡市教育祭

本日、11月17日(火)、真岡市教育祭に参加してきました。
本校からも2名の生徒が、日頃の努力が認められ、栄えある受賞となりました。

また、本日予定されていた芳賀郡市教育祭ですが、コロナ禍の影響で式典が中止となってしまいました。
こちらも本校生徒1名が、栄えある受賞となりました。

物部中の主役は、やっぱり3年生です。
卒業まで4か月を切りましたが、誉れ高き賞をいただいた3名を中心に物部中を大いに盛り上げてほしいと思います。
3年生の、更なる活躍を期待しています。

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世界寛容デー

本日、11月16日(月)は、「国際寛容デー」です。
あまり馴染みはありませんが、1995年、ユネスコ総会での「寛容原則宣言」と「国連寛容年のためのフォローアップ計画」の採択に由来して、1996年の国連総会で制定されました。

この日は、人類にとり最も重要な徳の一つの「寛容さ」に世界の関心を向け、互いに寛容な心であることが社会にとってどれだけ重要であるかを伝えることを目的としています。

グローバル化が一層進展するこれからの時代、外国人など文化の違う人たちが一緒に生活する際に、「寛容さ」は何よりも大切な資質となります。
学校においても、他人との関わりの中でどうすれば「寛容さ」が身に付くのか、教職員と生徒が一緒になって考えていきたいと思います。

世界中の全ての人々が「寛容さ」を身に付け、争いのない社会が実現できることを信じて。

(エミレーツ航空が、昨年度の世界寛容デーに合わせて運航した、機体デザイン)

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SOS

本日、11月13日(金)、生徒会主催による、「いじめ防止サミット」を実施しました。
全体会で問題を提起したあと、縦割り班を10班作り、いじめにつながる「いじり」について、考えてもらいました。
今後、各学級や学校で「いじめ防止原則」を作成するなど、いじめ防止に取り組んでいく予定です。
生徒の主体的な活動により、いじめ防止が推進できることをうれしく思います。

さて、いじめの現状についてですが、最新の調査によると、昨年度、県内で認知されたいじめの件数は6003件で、過去10年で最多となっています。
全国に至っては、約61万件ものいじめがあり、やはり過去最多を更新しています。
そして、非常に残念ことに、物部中でもいじめがありました。
いじめを未然に防げなかったことに対し、校長として責任を痛感しています。

いじめは、他人の人権を踏みにじる絶対に許されない行為です。
加害者側にいじめたつもりがなくても、被害者側がいじめられたと思えば、それはいじめなのです。「ふざけていただけ」、「軽い気持ちで」などの言い訳は通用しません。
いじめ防止は、本校の最重要課題です。生徒と職員が一緒になって、「いじめゼロ」を目指します。

しかし、いじめは目の届かないところで行われます。
SNSなどによるいじめも考えられます。
もし、いじめられたら、先生、保護者、友人、電話相談などに必ず助けを求めてください。
ためらわずにSOSを発信してください。
学校は全力で被害者を守り抜きます。

本校は、生徒全員が笑顔で、安心して、のびのびと生活できるよう、「いじめゼロ」を目指し取り組んで参ります。
保護者の皆様、地域の皆様におかれましても、御協力のほど、よろしくお願いいたします。

 

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成長

長い階段を上るとき、その階段のすべてが見えてなくてもよいのです。
大事なのは、目の前にある一段を上ることです。

これは、「I have a dream.」と人種差別の終焉を呼び掛けた演説で有名な、キング牧師の言葉です。
黒人の公民権回復に生涯を捧げ、39歳の若さで銃弾に倒れたキング牧師。あまりに短い人生ではありますが、私たちに困難に立ち向かう勇気と行動力の大切さを教えてくました。
成し遂げたいことがあるとき、それが大きなことであるほど、進むことが怖いと感じることがあるでしょう。そういうときは、目の前のできることからはじめましょう。
未来に花が咲くことを信じて、初めの一歩を踏み出すことが大切です。

本日、11月10日(火)、感謝の思いを込めて、特設駅伝部活動報告会を実施しました。
勇気を持って特設駅伝部の活動に参加した部員の皆さんは、確かに成長への階段を一段上りました。
そして、その報告を聞いた生徒全員が、自分も成長への階段を一段上ろうと、思いを新たにしたはずです。

物部中の大いなる成長への一歩を導いてくれた、特設駅伝部の皆さんには、心から感謝します。
ありがとう。

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新型コロナウイルス感染症に関す差別や偏見をなくすために

昨日、11月4日(水)の全校朝会では、新型コロナウイルス感染症に関する差別・偏見をなくすために、自分には何ができるかを考えてもらいました。
その際、参考になる動画をお見せしましたが、その主な内容は、以下のとおりです。

・人は、目に見えないウイルスに対して、不安や恐れを膨らませてしまう。
・人は、目に見えるものを自分の敵として、すり替えることで安心しようとする。
・目に見えるものとは、感染症にかかってしまった人やその家族、学校、地域などである。
・それらを自分から遠ざけることで、自分を安心させようとする。それが、偏見や差別の正体である。
・新型コロナウイルスは、「病気」、「不安」、「差別」の三つの感染症を広げている。
・ウイルスをなくすことは難しいが、「ウイルス」の感染、「不安」という気持ちの感染、「差別や偏見」という意識の感染は、一人一人の心掛けや行動でその拡大を防ぐことができる。
・優しさや思いやりは、ウイルスと戦う力になる。

このあと、各学級で改めて考えてもらう時間を設ける予定です。
新型コロナウイルス感染症に関する差別・偏見をなくすために、自分には何ができるか。しっかりと考えていきましょう。

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木枯らし1号 感染症に注意!

今日、11月4日、気象庁から東京で「木枯らし1号」が観測されたとの発表がありました。
そもそも「木枯らし」とは、「日本の太平洋側地域において晩秋から初冬の間に吹く風速8m/s以上の北寄り(北から西北西)の風のことで、冬型の気圧配置になったことを示す現象」のことです。

そして、その年の最初の木枯らしである「木枯らし1号」は、東京地方と近畿地方でのみ発表されます。
東京の木枯らし1号の条件は、以下のとおりで、この条件を満たさない年は発表されません。

1 期間は10月半ばから11月末までの間に限る。
2 気圧配置が西高東低の冬型となって、季節風が吹くこと。
3 東京における風向が西北西~北である。
4 東京における最大風速が、おおむね風力5(風速8 m/s)以上である。

冬の訪れが間近に迫ったことを知らせる「木枯らし1号」
感染症の流行が始まる知らせでもあります。
今年は、例年のインフルエンザに加え、新型コロナウイルス感染症にも最大限の注意が必要です。
うがい・手洗い・換気などはもちろん、インフルエンザの予防接種など、万全の対策で臨みましょう。
私も11月9日(月)に予防接種に行ってきます。

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親切とおせっかい

以前ACジャパンのCMに、「親切とおせっかいの境目はあいまいで難しい。おせっかいかもしれませんが、これからも受け取ってくれる人を信じて!」というものがありました。

近年、都市化や過疎化の進行、家族形態の変容、価値観やライフスタイルの多様化等を背景とした地域社会のつながりや支え合いの希薄化が問題となっています。
以前の日本には、「向こう三軒両隣」という言葉があるように、御近所同士で支え合うシステムが普通にありました。
そこには、たくさんの「おせっかい」があり、それで助かった人も大勢いたはずです。

確かに、「親切とおせっかいの境目」はあいまいです。もしかすると、「迷惑」になってしまうかもしれません。
しかし、「無関心」よりは、ずっとよいのではないでしょうか。
マザー・テレサの言葉に、「愛の反対は無関心」とうい言葉があります。

本校の学校経営理念は、「『地域貢献』『国際貢献』を合い言葉に、二宮尊徳先生の教えが今なお息づくふるさと物部を愛し、夢を持って、広く国際社会で活躍できる生徒を育成すること」です。
この「貢献」という気持ちを忘れなければ、「おせっかい」は「親切」になるはずです。
物部地区にたくさんの「おせっかいの輪=親切の輪」が広がるように、おせっかいと思われても、本校生徒の指導に全力を尽くして参ります。

追伸:おせっかいかもしれませんが、本日「クリーンアップものべ2020」として、高田山専修寺及び桜町陣屋跡周辺の落ち葉さらいを行いました。

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奮闘!物部中特設駅伝部

今日、10月27日、好天に恵まれた爽やかな秋の日に、芳賀郡市駅伝競走大会が行われました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年会場となっている井頭公園ではなく、真岡市陸上競技場のトラックを使って、たすきを使用しない区間ごとのタイムレースでの実施となりました。

我が物部中学校は、3年ぶりに男女アベックで出場し熱い走りを披露してくれました。
たすきはなくても、コンマ1秒でもタイムを削り、次につなごうとと全力疾走する姿に胸を打たれました。
コロナ禍の中、十分な練習時間を確保できませんでしたが、それを補うように気持ちを込めて、仲間のため、チームのために、必死に前走者を追ってくれました。

結果は、男子9位、女子10位と惜しくも入賞を逃しましたが、選手はもちろん応援の生徒も含め、誰一人あきらめない物部中らしい走りができたと思います。
特設駅伝部の健闘を心から称えたいと思います。
特に、3年生は、今年のスローガンである「物中進化~限界への挑戦~」を体現するような素晴らしい走りでした。
3年生はこれで引退となりますが、皆さんの熱い思いは必ず後輩たちが引き継ぎ、いつしか物部中の伝統となっていくことでしょう。
そして、物部中が進化する推進力となってくれることを信じています。

特設駅伝部の選手諸君、本当にありがとう。
そして、応援に駆けつけてくれた保護者の皆様、ありがとうございました。
奮闘の様子は、後日保護者ページにアップさせていただきます。楽しみにお待ちください。

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桜町祭 感動をありがとう

本日、物部中学校文化祭「桜町祭」を実施しました。
コロナ禍の中での実施ということもあり、学年展示や売店、バザー等を中止し、入場者についても生徒一人につき保護者等1名とさせていただきました。
代わりに新しい試みとして、ビデオ通話アプリによる配信を実施したところ、50人以上の皆様に御視聴いただき、大変うれしく思っております。

制約が多い中での桜町祭ではありましたが、生徒たちは例年にも増して熱心に取り組み、多くの感動を届けてくれました。

・練習が始まった頃はどうなるかと思った合唱コンクール
 → 今日の本番は、見違えるような上達ぶりを披露できました。
   特に、3年生の渾身の合唱は、会場を感動の渦に巻き込みました。

・本当に終わるのか、本番に間に合うのか不安だった全校制作の「折り鶴文字」
 → 幕が開いたときのどよめき。努力が結実した瞬間でした。
   約五千羽。よく折りました。よくつなぎました。

・個人発表の部、参加者は本当に集まるのか。盛り上がりに欠ける不安も
 → 新企画3年生ダンスは、笑いあり、憧れあり、筋肉ありと見事に才能開花
   事前審査を突破した個人発表のクオリティにも驚きました。
   最後の尊徳太鼓、保存会の皆様とのコラボもあり、しびれました。

・コロナ禍の中、本当に桜町祭が実施できるか不安、入場制限もきつい
 → コロナ対策班・ZOOM班大活躍、安全・安心な桜町祭になりました。
   御家庭にもたくさんの感動を届けることができました。

そのほか、少年の主張、生徒会ムービーなどなど盛りだくさんの内容で、半日での実施がもったいないくらいでした。
コロナ禍の中、「心化 ~体は遠く、心は近く~」をメインテーマとした桜町祭は、絆、躍動、笑顔、涙、思いやり、感動などが宝石のようにちりばめられ、生徒にとって貴重な成長の場となりました。
桜町祭により、さらに「心化(進化)」した物部中学校は、コロナに負けずこれからも新たな歴史を刻み続けます。
応援、よろしくお願いいたします。

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