校長室から
第1学期 終業式 式辞
いよいよ今日で1学期が終了します。4月には今年1年間の大きな目標をもって、今日まで毎日登校し、精一杯学習や部活動をし、人間的にも大きく成長してきたと思います。授業、委員会活動や部活動などに本当に一生懸命取り組んでくれました。その1学期間の頑張りが「通信票」という形で、この後担任の先生から渡されます。私も84名全員の通信票を見させていただきました。
皆さんのよかったところ、あるいは、もっとがんばってほしいところが大変よく書かれています。皆さんも通信票を読む際には、担任の先生がどんな思いで書いたのか、担任の先生の顔を浮かべながら読んでください。
1年生、入学して4か月が経ちました。新しく始まった中学校生活はどうでしたか。2年生、中堅学年として、また、1年生のよき先輩として、その役割を果たせてましたか。
3年生、まず運動部に所属している皆さん、3年間お疲れ様でした。野球部は30日からの栃木県少年野球大会が最後になります。3年生の皆さん、本校の顔である最高学年として活躍できましたか。
それぞれに、課題はあったと思いますが、どの学年も成長の跡が見られ、心身ともにたくましくなっていることをうれしく思います。
いよいよ明日から43日間の夏休みに入ります。夏休み早々に、真岡夏祭りの中学生御輿への参加や県総体陸上競技大会、水泳競技大会に参加する生徒がいます。自己ベストを目指し頑張ってほしいと思います。
吹奏楽部の皆さん、7月21日(日)に行われる芳賀・真岡支部「吹奏楽祭」でいよいよ「 海峡を渡る風」を演奏することになりますね。その後7月30日(火)に本番である栃木県吹奏楽コンクールです。今までの練習の成果を発揮して、ぜひ、「金賞」を目標にがんばってください。
また、全国中学校陸上競技大会に出場を決めた石川ドリエンさん、おめでとう。全国大会でもベストを尽くしてください。
さて、1学期終業式にあたり、私からは一つ話をします。
武者小路実篤という作家が書いた「今」という詩があります。
今(武者小路実篤)
いかなる時にも自分は思う。
もう一歩
今が一番大事な時だ。
もう一歩
「人間は今という時期だけが自分の自由のきく時間である。人間の一生は今の連続にすぎない。その今を無駄に過ごす習慣になったら、取り返しがつかなくなる。もう済んでしまったことはどうにもならない。まだ来ない時間も自分の時間は現在だけである。
たいがいの人は「今」という時間をぼんやり無意味に空費して、あとで取り返しがつかなくなる。人間は年がら年中緊張ばかりしていられないが、しかし、毎日決心を新たにし、何かの意味で努力しないとつい退歩するものだ。
人生にとって、一番大事な時は「今」で、これをよく生かすことで、未来の運命も開け、未来の自分も、ものにすることができる。「今」を馬鹿にして怠ける人に進歩はなく、未来に輝く希望は望めないのである。」
という意味です。
夏休みは、自由な時間がたくさんあります。先生も学生時代を思い返すと夏休み中無駄な時間を過ごし、最後にあせって宿題に取り組んだ記憶があります。そして、終わった後、もっと早くやっておけば良かった、もっとこんなことをしておけばよかったと後悔しました。皆さんは毎日を漫然と過ごすして無駄な時間を作らず、毎日充実した夏休みにできるようにしてください。
2学期の始業式には、一段とたくましくなった皆さんと再会できることを楽しみにしています。以上、第1学期終業式の言葉といたします。
第1学期 始業式 式辞
いよいよ今日から令和6年度第1学期がスタートします。新2・3年生の皆さん、進級おめでとうございます。
さて、ここで1学年ずつ進級された皆さんに、それぞれお願いがあります。
まず、3年生。いよいよ物部中の最高学年になりました。「一人が一校を代表する」という言葉がありますが、やはり学校の代表は3年生だと思います。3年生の行いが、学校の雰囲気を作っていきます。ですから、勉強はもちろんのこと、生徒会や部活動など何事においても、伝統ある物部中学校を引っ張っていってください。特に、運動会や桜町祭など大きな行事での活躍を期待しています。後輩から頼りにされる3年生、理想に燃え常に向上心をもって何事頑張る3年生、そんな姿を目指してほしいと思います。
次に、2年生。この後の入学式で22名の新1年生を迎え、いよいよ先輩と言われる立場になります。新1年生は、まずは2年生を手本として、様々なことをまねします。2年生の行いが、1年生の方向性を決めていくと言っても良いでしょう。ですから、昨年までと比較して、より大きな責任が課せられます。新1年生が安心して中学校生活をスタートできるよう、そして3年生をしっかりサポートできるよう中堅学年として、物部中をしっかりと支えてほしいと思います。
さて、剣道の言葉で「残心」という言葉があります。「心を残す」と書きます。意味は、剣道の攻撃のあとに、その後の相手の攻撃に備えるためや次の自分の攻撃のために態勢を整えることを言います。
先生の師匠に「残心」のとり方について、こう言われました。「初めから残心を考えて攻撃しては、不十分な打ちになってしまう。後のことを考えずに全力で打ち込みなさい。なぜならコップいっぱいに入った水を思いっきり捨てても、最後に水は数滴残るだろう、それが残心なんだ。」と。
皆さんには、何事にも全力で取り組んでほしいと思います。後のことを考えて心配していては、いい結果は残すことができません。全力でやりきれば、自然と次の一歩を踏み出すことができます。ぜひ、今年は全力でやりきったと言える年にしてください。
入学式式辞
式 辞
なかなか咲かなかった桜の花も満開となり、まるで新入生の皆さんの入学をお祝いしているかのようです。この良き日に、令和六年度物部中学校入学式を挙行できますことを、心から感謝申し上げます。
さて、伝統ある物部中学校に入学された二十二名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんが入学されるのを在校生、職員一同心待ちにしていました。
先ほどの新入生呼名の元気ある返事に、これから始まる中学校生活三年間への意気込みが感じられ、たいへん嬉しく思いました。
新入生の皆さんは、本日より物部中学校の生徒となりました。私たちは皆さんが充実した中学校生活が送れるよう、全力で応援しますので、どうぞ安心して中学校生活をスタートさせてください。
中学校三年間は、長い人生の中では、ほんの短い期間ですが、心も身体ももっとも成長する大切な時期です。この三年間で学んだことが大人になってからの生活の基盤となります。
本校は、二宮尊徳先生の教えが、今なお息づくこの地で、その教えを校訓にして教育しております。
三年間のスタートである入学にあたり、新入生の皆さんに校訓の話をします。物部中学校の校訓は「まこと」です。そして、その下に、「至誠」「勤労」「分度」「推譲」の四つの項目があります。その中の「分度」と「推譲」の二つの話を、歓迎と期待の言葉といたします。
「分度」とは、「自分をわきまえる」ということです。つまり、「自分の良いところ、自分の悪いところ」を理解することから始め、自分はどんなことができ、どんなことに向いているかを判断します。そのうえで、自分を大きく見せて背伸びしたり、消極的になったりせずにありのままの等身大の自分で学校生活を送ってほしいと思います。自分のことを理解できれば、これからの学校生活や将来に見通しを立てることができ、前向きな生活をすることができます。
次に「推譲」です。推譲とは「独り占めしないで周りに分け与える」という意味です。社会は自分一人だけでは成り立ちません。中学校は、友達や先輩、先生方など周りの人との関係性を培う場でもあります。自分の損得だけにこだわるのではなく、周りにいる友達のことを思いやり、自分の力を尽くすことで友達や周りとの関係がうまくいきます。周りとの関係がうまくいけば、必ず楽しい学校生活につながっていくはずです。
先を予測することが難しい世の中ですが、自分のことをよく理解し、友達と協力し議論し合うことで深く学び、人間関係を作り、楽しい学校生活を送れるようにしてほしいと思います。
保護者の皆様、改めてお子様のご入学、誠におめでとうございます。本日より、本校教職員で未来を担う子供たちを、責任をもってお預かりします。保護者の皆様方におかれましては、本校の教育にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、新入生の皆さんが二宮尊徳先生の「積小為大」の言葉を胸に、中学校三年間で大きく成長することを期待し、式辞といたします。
令和六年四月八日
真岡市立物部中学校長 栁 利道
感謝!
令和5年度 全校写真
寒暖差が続くなかでも、校庭の木々の芽も膨らみを見せ、桜の開花が待ち遠しい中、この3月の定期異動で私を含めて8名が転出・退職の運びとなりました。伝統ある物部中学校を去るにあたり、一言お礼のことばを述べさせていただきます。
令和3年4月に校長として赴任し3年間、保護者の皆様・地域の皆様には、私の学校経営に対しまして、御理解と御支援を賜りまして本当にありがとうございました。
3年間を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症の影響で生徒たちには、色々と制限をした学校生活を送らせてしまいました。そんな中でも生徒たちは、知恵を出し合い新しいものに挑戦していた姿は頼もしさを感じました。一年、一年と何事にも失敗を恐れず、前向きに挑戦していた生徒たちに、私自身が成長させていただいたように思います。
純朴で素直な生徒たちと一緒に過ごした3年間は、私の宝物であり誇りです。これから生徒たちが、どのように成長していかワクワクしています。自分の目標に向かって、次世代を担う人に成長することを願っています。
最後に、真岡市立物部中学校の益々の発展と、生徒一人一人の活躍、そして、この物部地区がより一層繁栄することをご祈念申し上げ退任の言葉とさせていただきます。本当にありがとうございました。
令和6年3月29日 真岡市立物部中学校長 石田 利雄
修了式
修了式式辞
皆さん、こんにちは。
令和5年度も修了式を迎えることになりました。先ほど1・2年生それぞれの代表に、修了証書を授与しました。1年生30名、2年生31名が、その学年で学ぶべきことを全て修了した証です。これをもって皆さんは、それぞれの学年を修了しました。4月から上級学年に進級します。進級おめでとう。
進級にあたり、皆さん自身が努力した結果のたまものですが、それだけでなく、保護者や地域の方々、先生方、そして友達の支えがあったからだと思います。是非「ありがとう」という感謝の心を伝えてほしいと思います。
皆さんが入学してきた時に、「リスペクトアザース 自分以外の人や物を大切に思いましょう」という言葉を心にとめて学校生活を送ってほしいと話しました。先ほど色々な人に感謝の心を伝えてほしいと言いましたが、感謝するのは人にだけでなく、教科書やノート、部活動の用具、楽器など、自分を成長させてくれた物にもありがとうという気持ちを表すことが大切です。これからも自分と共に歩み、自分の成長を手助けしてくれる大切な物です。感謝の気持ちを持って大切にしてください。
次に、各学年にお願いがあります。2年生は、4月から3年生です。物部中学校の顔であり、一人一人がリーダーです。3月8日に29名の卒業生は新たな伝統を残して旅立ちました。皆さん一人一人が思い描く31名の色が、令和7年3月に、どのようにまじわり、皆さんの力で新たな物部中学校の伝統を作り上げていくかを楽しみにしています。
1年生は、4月から2年生になり後輩である新1年生を迎えます。新1年生の手本となるのは2年生です。新1年生は、きっと皆さんにたくさんのことを聞いてくると思います。自信を持って答えられるように、この1年間をじっくりと振り返り、新1年生が安心できるようなアドバイスをお願いします。また、3年生にとって頼るべきは、やはり2年生です。中堅学年として、3年生をしっかりとサポートし、物部中を支える存在になってください。よろしくお願いします。
最後に、令和6年度は、皆さんが生き生きと活気あふれる学校生活を送れることを祈念して、修了式の話とします。
代表者に修了証書を授与
卒業式
卒業生・保護者・在校生・教職員の記念撮影
式 辞
寒暖差が続くなかでも、校庭の木々の芽も膨らみを見せ、春の訪れが感じられる今日の佳き日に、学校評議員様、PTA会長様の御臨席を賜り、令和5年度、卒業式が挙行できますことを、心から感謝申し上げます。
卒業式にあたり、一月の石川県能登半島で起きた地震により犠牲になられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、被災地においてご尽力されている方々に敬意を表するとともに、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
さて、29名の卒業生の皆さん、そして保護者の皆様、御卒業おめでとうございます。先ほど、一人一人に卒業証書をお渡ししましたが、担任の先生の、万感の思いを込めた呼名に、大きな声で、応えた返事には、本校での生活を頑張り抜いた満足感と、これから歩む、新しい道への強い決意が感じられました。皆さんは、本校のよき伝統を守り、さらに新たな物部中を創造すべく、何事にも一生懸命に取り組んで来られました。その足跡を振り返り、皆さんのさわやかな笑顔、真剣な眼差しを思い浮かべるたびに、数々の感動がこみ上げてきます。
5月9日から11日の2泊3日で、京都・奈良への修学旅行。修学旅行列車の1番列車ということで東京駅での出発式に代表が参加しました。民放のニュースで動き始めた列車の窓に皆さんが写っている画像が放映されていました。3日間笑顔を絶やさず、元気に過ごして終了することができました。暑い中ご苦労様でした。
仲間と一緒に勝利やコンクール金賞を目指して練習に励んだ部活動。
部員数がぎりぎりで、他の部から協力を得て出場した新人大会、総体でも合同チームが多い中、合同チームを組まず自校体制で臨み、白球を追い続
けた野球部。
他校と合同チームを組み、新人大会で公式戦初勝利を挙げ、総体でも初戦を突破して、ガッツポーズで勝利を喜んだサッカー部。
1年生の時から新人大会に臨み、上級生を相手に経験を積み、公式戦の勝利を目指し、みんなでカバーしあいボールを必死に繋いでいたバレー部。
美しい音色を奏でた曲目「静寂と躍動~天竜川の船大工~」はホールいっぱいに響き渡り、聴いている者に感動を与える演奏をしてくれた吹奏楽部。
地域クラブで所属し、各クラブで活躍した生徒。
卒業生の皆さん、3年間お疲れ様。そして数々の感動をありがとう。
9月、運動会。恒例の応援合戦、紅白両団長・副団長の勇ましい姿と団員の一体感は、現在の物部中学校を物語っていました。
10月、桜町祭。合唱コンクール、曲目「青い鳥」は、心を一つにしたハーモニーは素晴らしかったです。金賞ではありませんでしたが、私の中では「金賞」です。その他の行事でも、常に先頭に立って下級生を引っ張り成功に導いてくれた皆さん、本当にありがとう。
いよいよ皆さんは、これから自分の選んだ道へ、新たな第一歩を踏み出します。ここで、皆さんに餞の言葉を贈ります。
「全力に悔いなし」
これは、私が高校3年間、県の高校サッカー選抜チームで指導を受けた、本県出身で、メキシコオリンピック「サッカー競技」で銅メダルを獲得した松本育夫氏の「座右の目」です。「全力に結果はついてくる」という意味で、サインをするときは、この言葉を用いるそうです。私は、何事にも全力を尽くす(努力する)ことで、おのずから結果がついてくると解釈しました。
「全力に悔いなし」この言葉は、「小さなことを積み重ねないと、大きなことは成し遂げられない」すなわち、二宮尊徳先生の教え、「積小為大」にも当てはまるものと思います。こつこつと努力することを積み重ね、自身の未来
を切り拓くためには、全力で臨むことが大切であると思います。是非この言葉を頭の片隅に置いてもらえれば幸いです。
また、いつも温かく見守り、応援してくれる家族、友人、地域の方、先生方などに感謝の心を忘れず、やがて社会に出たときに、常に全力でチャレンジする人生を歩み、これからの物部地区、そして日本、さらには世界に貢献する人になることを心から願っています。
保護者の皆様に一言お祝いを申し上げます。お子様の御卒業、誠におめでとうございます。立派に成長したお子様の姿を目にし、感無量のことと思います。お子様のために、費やした全てが実を結び、本日ここに、立派に御卒業の日を迎えられましたことを、心よりお慶び申し上げます。また、この三年間、本校教育に対する格別の御理解と御協力を賜り、改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
いよいよ、お別れのときが近づいて参りました。6月、私の誕生日に還暦祝いとして贈っていただいた「赤のちゃんちゃんこ」は、私の宝物です。皆さんと一緒に過ごしたこの3年間を誇りに思います。なごりは尽きませんが、本校を巣立っていく29名の皆さん、一人一人の洋々たる前途を祈念しまして、式辞といたします。 卒業生の皆さん、本当にありがとう。
令和6年3月8日 真岡市立物部中学校長 石田 利雄
卒業証書授与
卒業生合唱
卒業生・3学年担当職員・校長との記念撮影
立志式
立志式式辞
立志式にあたり、1月1日に石川県能登半島で起きた地震により犠牲になられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、被災地においてご尽力されていらっしゃる方々に敬意を表するとともに、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
本日は、学校評議員様、PTA会長様の御臨席を賜り、令和5年度、立志式が挙行できますこと、心より感謝申し上げます。
さて、立志を迎えた2年生31名の皆さん、そして保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。立志式は古来の「元服の儀」にならい、15歳を迎える前の中学2年生の時期に「『志』を立て、自分の将来に向けて、精神的な支えにしよう」という儀式です。
皆さんの教室にも掲示してある、江戸時代の幕末に福井藩(現在の福井県)で活躍した橋本左内という人の書いた「啓発録」を紹介します。
まず、橋本左内は、学校の日本史にも登場する人物で、蘭方医学を学び、英語・オランダ語・ドイツ語の語学も学んだ博学者です。幼い時は、何をしてもおろそかで、注意が行き届かず、いくら勉強しても進歩が見えない自分に、これでは駄目だと悟った十五歳の時に、立派な大人になるための心得として「啓発録」という文章を書き上げました。「啓発録」には、五つの項目が記載されています。
1「稚心を去る」 幼い心や甘えを捨てる。
2「気を振るう」 負けることを恥と考え、油断なく頑張る。
3「志を立てる」 目標を定めそれに向かって努力する。
4「学に勉める」 学問を学ぶことは大切である。それを、世の中
のために正しく生かすことも大切である。
5「交友を択ぶ」 互いに切磋琢磨できる良き友を選ぶこと。
何かあった時、真剣に心配してくれる友達こそ
何よりも大切にすべきである。
左内は、15歳という人生の節目に立てたこの誓いを守り、11年後、26歳という短い人生に幕を閉じました。しかし、素晴らしい人材として教育や政治に大きな成果を残した人物です。これら5つの項目は、現代の私たちにも、そのまま当てはまるものであり、私たちの気持ちを奮い立たせてくれます。
先ほど一人一人が堂々と「誓いのことば」を発表してくれました。その様子からは、将来の夢や目標の実現に向かって努力しようとする、強い決意が感じられました。「夢は口に出した瞬間から叶い始める」という言葉があります。是非、自分の描いた将来像に向かって、新たな一歩を力強く踏み出してほしいと思います。
保護者の皆様に一言お祝いを申し上げます。お子様が立派に成長され立志を迎えられたこと、誠におめでとうございます。ここまで、あっという間の14年間だったのではないかと推察いたします。先ほどの誓いを実現できるよう、今後とも愛情と厳しさを持って見守り導いていただけますよう、お願いいたします。
結びに、保護者の皆様には、本校への御支援、御協力に深く感謝申し上げ、式辞といたします。本日は誠におめでとうございます。
令和6年2月2日
真岡市立物部中学校長 石田 利雄
立志者合唱
中学校入学説明会
1月15日(月)、物部小学校6年生の児童の皆さんと保護者の方に参加していただき、中学校説明会を実施しました。令和6年度の入学生は1月現在で22名を予定しております。
あいさつ
物部小学校6年生の皆さん、そして保護者の皆様、こんにちは。私は、中学校長の石田と申します。どうぞよろしくお願いいたします。児童の皆さんや保護者の皆様に、物部中を少しでも理解していただけるよう、短い時間ですが、授業や部活動等を見学してもらい、中学校の様子を肌で感じてもらいたいと思います。また、本校職員から「学習」や「生活」について、新生徒会の役員から学校生活についての説明があります。4月から始まる中学校生活に期待を膨らませている皆さんに、お願いがあります。児童の皆さんは、小学校6年間を通して、「れいぎ正しい子」「勉強・運動大好きな子」「そうじをがんばる子」の物部小学校の目指す児童像を身に付けるため努力してきたと思います。授業の様子や運動会では最上級生として下級生を引っ張り、全力を尽くして競技している姿を観させて頂きました。その姿を残り少ない小学校生活でしっかりと下級生に引き継ぎ、卒業してください。また、この6年間、共に生活してきた友だちや先生方、いつも皆さんを温かく見守ってくれている家族に、感謝の心を持ち続けてください。小学校での「学びや経験」を大切にし、中学校生活でもその「学びや経験」を生かして、成長していくことを期待しています。
学校は、皆さんの夢を実現するための学びの場です。また、みんなで感動を共有し、絆を深めていく場でもあります。目標や夢をもって中学校に入学してください。皆さんの入学を生徒・職員一同楽しみにしています。
新生徒会役員の生徒から中学校生活について説明
2024年スタート
生徒の皆さん、保護者・地域の皆様、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
2024年、辰年のスタートです。昇り龍のように、勢いのある活気あふれる学校作りに邁進していきたいと考えております。
3年生の皆さん、5日からの私立高校受験頑張ろう。体調管理に十分気をつけてください。
生徒の皆さん、9日始業式に会いましょう。
保護者・地域の皆様、本年も本校教育活動にご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
2024.1.1
三谷の山から昇る朝日 2024.1.1 am7:11
朝日に照らされる富士山(物部中屋上から)
2学期終業式
2学期終業式・校長講話
R5.12.25
いよいよ、本日で2学期も終了です。一番長いこの2学期。学校行事、部活動の大会・コンクール、各種の作品展など、忙しい日々が続いたかと思います。そこで、学年ごとにこの2学期を振り返って見ます。
まず1年生、自然教室では、2年生と一緒に協力しての野外炊さん、2日目の創作活動でクラフトテープ・竹風鈴・カラーキャンドル製作など、上手にできましたか。授業を参観すると、常に集中心をもって取り組んでいる姿は立派でした。今後も続けてください。
また、中学校の運動会や桜町祭はどうでしたか。先輩たちの企画力・行動力に驚いた人もいたかと思います。しかし、頼りになる先輩たちも、いずれは卒業します。少しでも早く先輩たちに追いつき、追い越せるよう、その背中をしっかりと見つめ、努力してください。
次に2年生、運動部は夏に3年生から部活動を引き継ぎ、各部とも暑い中、新人大会向けて練習に励んでいました。下級生を引っ張り、毎日の練習に励み、最後まで全力で試合をしていた姿は立派でした。吹奏楽部も桜町祭後、練習時間が少ない中でも、県南地区アンサンブルコンテストに向けて延長練習で励んでいました。コンテスト当日のステージ発表は立派でした。
生徒会役員選挙で令和6年度の新生徒会役員が決まりました。来年1月から動き始めます。現生徒会を手本に、令和6年4月から本格的にスタートができるよう準備をお願いします。
また、来年2月には立志を迎えます。自分の夢や目標をもち、それに向かって一歩ずつ成長していくことを望みます。
最後に3年生、皆さんには感謝の気持ちしかありません。運動会や桜町祭、その他の学校行事で、常に先頭に立って下級生を引っ張り成功に導いてくれました。まさに今年の生徒会年間テーマ「開花~可能性への挑戦~」を、行動で示してくれました。本当にありがとう。
そして、いよいよ受験が間近に迫ってきました。この冬休みの1月5日から8日までと、3学期に入ってすぐに私立高校の受験があります。体調管理に十分留意し、私立志望校に受験者全員が「合格」の二文字を得られるよう、全力で学習に取り組んでほしいと思います。頑張ってください。
2023年は、スポーツ界で全国民が盛り上がりを見せた1年でした。野球WBCで侍ジャパンが大谷選手たちの活躍で世界一に。その大谷選手は、ロサンゼルスドジャースと契約し、プロアスリートとしては、契約条件が世界一とも言われています。また、日本で開催された男子バスケットボールワールドカップと世界水泳、ラグビーワールドカップなど、テレビ画面等を通して、選手たちが多くの夢や感動を与えてくれました。
しかし、ロシアのウクライナ侵攻がまだ続いていたり、イスラエル軍とハマスの紛争で、ガザ地区への空爆で、2万人以上の尊い命が奪われたり、家屋等を失った人々が数多くおり、今なお避難生活を送っている人々が、たくさんいることも事実です。早く平和な生活が送れることを願っています。
いよいよ明日から冬休みに入ります。夏休みより休業期間は短いですが、夏休み以上に、この冬休みは大切な休みです。それは、皆さんも分かるように2023年から、2024年という新しい年を迎えることです。
皆さんは2023年はどんな1年でしたか。ぜひ31日までに、この1年を振り返って下さい。
そして、2024年、皆さんはどんな年にしたいのか。
「一年の計は元旦にあり」ということわざがあります。1年の計画は元旦(1日)に立てるべきである。物事は、最初が肝心であるというたとえです。1日にとは言いません。この冬休みに目標や計画を立ててみてください。
インフルエンザの感染症が猛威を振るっている中、感染症対策をしっかり取り、時間を大切にして、自分自身としっかり向き合い、ひと回りもふた回りも成長した皆さんと、来年1月9日の始業式で再会できることを楽しみにしています。それでは、来る2024年の干支、辰年の令和6年が、皆さんにとってすばらしい年になることを祈念して、挨拶とします。どうぞ、よいお年をお迎えください。