校長室から

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日日是好日

緊急事態宣言の効果もあってか、新型コロナウイルスの新規感染者数が着実に減ってきています。本県においても、昨日の感染者は18名と、昨年12月21日以来35日ぶりに20名を下回りました。

「日日是好日」という言葉があります。
今から千百年ほど前、中国の唐の国に雲門という禅僧がいました。
ある日、雲門禅師が修行者に、「これまでの15日にどう向き合ったかは聞かない。これからの15日とどう向き合うのか一言で言ってみなさい。」と言いました。
そして、答えられなかった修行者に代わり、雲門禅師は自ら「日日是好日」と答えました。

読み方は、「にちにちこれこうにち」とされていますが、「にちにちこれこうじつ」や「ひびこれこうじつ」などとも読まれます。
文字どおりに解釈すれば、「毎日毎日が良き日だ」となりますが、そこから発展して、「毎日が良き日となるよう努めるべきだ」、「日々について良いの悪いのと考える心を捨て去りなさい」、「どのような日も良い日だと受け止め、自分の生に感謝しなさい」など、禅問答だけに様々な解釈があるようです。

新型コロナウイルスについても、過ぎ去った時間ではなく、これからが大切です。日々の感染者数に一喜一憂せず、「日日是好日」、毎日が良き日になるよう努めていきましょう。
もう少しのがまんです。

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