校長室から

2023年5月の記事一覧

【校長室よりNo.22】学校が安全基地であるために

令和5年度が始まって2ヶ月。修学旅行をはじめとし、各学年の旅行行事も無事に終了しました。今朝も、笑顔で元気な生徒たちと挨拶を交わし、新鮮な気持ちになりました。しかし、一方では意図しているか否かは別として、心を痛める事案が起きていることも事実です。本日、1・2年生のそれぞれの学年集会において、「人を傷つける行為は決して許されない」こと、「誰もが幸せになる権利を有しているので、学校がすべての生徒にとって安全基地になるように」を生徒たちに心からお願いしました。ご家庭でも、すべての生徒にとって学校が安全基地になれることをお話いただければ幸甚です。

【校長室より No.21】生きる力

修学旅行2日目 生徒たちは班別行動でした。出発前にそれぞれがタクシーの運転手さんに雑巾を寄贈し、感謝の気持ちで出発しました。予定の時間までに全ての生徒が無事に旅館に戻り、安堵しております。班別行動とはいえ、友達と意見を擦り合わせて、時には譲ることもあったことと察します。人間社会で、協力し合うための「生きる力」を磨いた生徒たちは、より一層逞しく見えました。

【校長室より No.20】ご縁

修学旅行2日目 私は、大原にある三千院を訪れました。三千院の門主であられる小堀様から中村中学校にお手紙をいただいたことがきっかけでした。小堀様は、三千院に来られる前は比叡山延暦寺の僧侶でおられました。そこで何度か中村中のご対応をしてくださり、これまでの中村中生徒の素晴らしさをお心に残してくださって、お手紙をお送りいただいたとのことでした。写真のように青い紅葉と苔が印象的な三千院。小堀様の有難いお言葉と三千院の心休まる情景に、自分自身を清める時間をいただきました。来年は、できれば生徒と訪れたいと思います。諸先輩方のご努力により素敵なご縁をいただけたことに心から感謝した2日目でした。

【校長室より No.19】誠実さが表現された修学旅行1日目

本日より三年生の修学旅行に同行しております。52年目を迎えたクリーン修学旅行です。全生徒が心を込めて縫った雑巾を、法隆寺と東大寺、そしてバス会社に寄贈しました。いずれの寺院も、仏像等の清掃に使ってくださっているとのお話をいただき、改めてこの取組の偉大さを実感しました。そして、いずれの見学場所でも礼儀正しく、誠実な態度の中村中三年生の素晴らしさに、感動した修学旅行初日となりました。

【校長室よりNo.18】ことばの力

以前にもこの校長室よりでお知らせしましたように、生徒たちは毎朝、笑顔で、時には手を振って挨拶をしてくれます。それだけで、希望と感謝の気持ちで一日の始まりを迎えることができています。5月19日の朝、いつもの通り「おはよう」と声をかけると、「校長先生も、いつもありがとうございます。」と声をかけてくれたのです。目頭が熱くなり、お礼の言葉さえも言うことができませんでした。「ありがとう」の言葉が、こんなにも人の心を温めてくれることを、改めて実感した朝でした。【ことばの力】を教えてくれた生徒に、心から感謝します。