校長室から
2学期終業式講話
2学期も新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの制約がある中、学校生活を送ることになりましたが、コロナ禍だからこそ皆さんは、色々な場面で知恵を出し合い、話し合いコロナに負けない頑張りを発揮してくれました。
この2学期を学年ごとに振り返って見ます。
まず1年生、宿泊数が一泊と短縮されましたが、3年ぶりの自然教室、集中して竹で食器を作っている姿は、教室で授業を受けている姿、そのものでした。常に集中心を持って取り組むことを今後も続けてください。また、中学校の運動会や桜町祭はどうでしたか。先輩たちの企画力・行動力に驚いた人もいたかと思います。しかし、頼りになった先輩たちも、いずれは卒業します。少しでも早く先輩たちに追いつき、追い越せるよう、その背中をしっかりと見つめ、努力してください。
次に2年生、運動部は夏に3年生から部活動を引き継ぎ、各部とも暑い中、新人大会向けて練習に励んでいました。下級生を引っ張り、毎日の練習に励んでいた姿は立派でした。吹奏楽部も桜町祭後、練習時間が少ない中でも、県南地区アンサンブルコンテストに向けて延長練習で励んでいましたが、学校の諸事情で不参加になってしまったことを、残念に思います。
生徒会役員選挙で令和5年度の新生徒会役員が決まりました。来年1月から動き始めます。現生徒会を手本に、令和5年4月から本格的にスタートができるよう準備をお願いします。
また、マイ・チャレンジで各事業所で学んだことを、今後の学校生活に生かしてもらいたいと思います。
最後に3年生、皆さんには感謝の気持ちしかありません。運動会や桜町祭、その他の学校行事で、常に先頭に立って下級生を引っ張り成功に導いてくれました。まさに今年の生徒会年間テーマ「挑」を、行動で示してくれました。本当にありがとうございました。
そして、いよいよ受験が間近に迫ってきました。この冬休みの1月5日から9日までと、3学期に入ってすぐに私立高校の受験があります。体調管理に十分留意し、私立志望校に受験者全員が「合格」の二文字を得られるよう、全力で学習に取り組んでほしいと思います。頑張ってください。
2022年という年は、冬季北京オリンピック、パラリンピック、カタールワールドカップサッカーが開かれ、テレビ画面等を通して、選手たちが多くの感動を与えてくれました。
スポーツ界で全国民が盛り上がりを見せた1年でしたが、ロシアのウクライナ侵攻や再度、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい始めています。日本を含め世界各国で、地震・竜巻・台風・大雨等の自然災害で命や家屋等を失う被害が、今年も多かったように思います。
また毎年、京都の清水寺で開催された、今年の漢字一文字は「戦」が選ばれ、2位は円安や物価高の影響など、多くの人に不安を与えたとして「安」が選ばれています。
いよいよ明日から冬休みに入ります。夏休みより休業期間は短いですが、夏休み以上に、この冬休みは大切な休みです。それは、皆さんも分かるように2022年から、2023年という新しい年を迎えることです。
皆さんは2022年はどんな1年でしたか。ぜひ31日までに、この1年を振り返って下さい。
そして、2023年、皆さんはどんな年にしたいのか。
「一年の計は元旦にあり」ということわざがあります。1年の計画は元旦(1日)に立てるべきである。物事は、最初が肝心であるというたとえです。1日にとは言いません。この冬休みに目標や計画を立ててみてください。
コロナ禍の冬休み、コロナ対策をしっかり取り、時間を大切にして、自分自身としっかり向き合い、ひと回りもふた回りも成長した皆さんと、来年1月10日の始業式で再会できることを楽しみにしています。それでは、来る2023年の干支、卯年の令和5年が、皆さんにとってすばらしい年になることを祈念して、挨拶とします。どうぞ、よいお年をお迎えください。