校長室から
9月講話
東京オリンピック・パラリンピックを観て
13日から、やっと全員が揃って学校生活が送れるようになりました。しかし、皆さんには色々と制限した生活をお願いしているかと思います。また、運動会が延期となり、今年度は桜町祭と一緒に開催することとなり、実行委員と生徒会役員で話し合いを持ってもらっているのが現状です。
今日の講話は、新型コロナウイルス感染症拡大のために、1年延期された東京オリンピック2020が7月23日から8月8日まで開かれました。205の国・地域、難民選手団を加え206の選手団、33競技、339種目に1万1千人の選手が熱戦を繰り広げました。また、東京パラリンピック2020が8月24日から9月5日まで161の国・地域、難民選手団を加えた162の選手団、22競技、537種目に4403人の選手、オリンピックと合わせた1万5千人のアスリートが世界中に夢と希望、そして感動を与えくれました。
さて皆さんは、この2つの大会を観て、どう感じましたか?
アスリートたちのパフォーマンス・インタビューでの発言、選手に関わるチームスタッフ、大会を支えた役員・ボランティアの取組、テレビ画面から応援する家族・関係者など、色々な場面から感じ取れるものがあったかと思います。この大会から皆さんに2学期に身に付けてほしいことを話します。
①リスペクト(相手を思う)について、スケート ボード競技で金メダル最有力の岡本選手が演技に失敗し悔し泣きしている所に、外国選手が歩み寄り励まし合う姿から、学級でも友達の良さを見つけ互い に思い合う心を身に付けてほしいこと。
②役割について、オリンピック・パラリンピックに献身的な働きで大会を支えたボランティアの皆さんの姿から、2学期に入り新たな係活動・清掃活動等の学級での役割、生徒会活動・学校行事等での役割を、自ら進んで活動し友達と助け合いながら学校生活を送ってほしいこと。
③信頼について、パラリンピック女子マラソンの選手と伴走者が一本のひもで繋ぎ呼吸を合わせて走る姿、視覚障害者の水泳競技でコーチが選手のターン時・ゴールタッチする時にタッチ棒を使って選手に合図する姿から、目標を達成するために互いに信頼し合うことが大切であること。人間関係の構築を図るためにも、友達の相互理解が必要であり互いに信頼し合いながら学校生活を送ってほしいこと。
この「リスペクト(相手を思う)」「役割」「信頼」を、学校経営の重点事項として、皆さんの心の成長を図っていきたいと考えています。
①【 リスペクト(相手を思う)】
②【 役 割 】
③【 信 頼 】