校長室から
7月講話
夏の星座を探す目印 「夏の大三角形」
本日は7月7日ですね。7月7日は何の日か知ってますよね。そう、七夕ですね。七夕の由来は、皆さんも御存知の織姫・彦星の星物語から始まります。新暦の7月7日はまだ梅雨のさなかで星空もよく見えないかもしれませんが、旧暦の七夕は現在の8月7日頃なので夜空もきれいに見えるはずです。もし、七夕の日に星が見えなかったら、旧暦の7月7日に当たる8月7日に、東の空を見上げてみてはいかがでしょうか。
さて、私は理科が専門ではないので、書籍から引用して紹介します。2人の星物語の前に、星座の確認をしておきましょう。天の川に輝くこと座のベガが織姫で、わし座のアルタイルが彦星です。この2つの星と白鳥座のデネブを結んだものが「夏の大三角形」(PDFを参照)と呼ばれ、夏の星座を探す目印になっています。白鳥座は、二人の橋渡し役となるカササギです。カササギは、実際にはこのような鳥ですね。
では、二人の星物語についてです。天の川の西岸に織姫という姫君が住んでいました。織姫は機織りの名手で、美しい布を織り上げては父親である天帝を大変喜ばせていました。そんな娘の結婚相手を探していた天帝は、東岸に住む働き者の牛使い彦星を引き合わせ、二人はめでたく夫婦になりました。ところが、結婚してからというもの、二人は仕事もせずに仲睦まじくするばかり。これに怒った天帝が、天の川を隔てて二人を離れ離れにしてしまいました。しかし、悲しみに明け暮れる二人をふびんに思った天帝は、七夕の夜に限って二人が再会することを許しました。
こうして二人は、天帝の命を受けたカササギの翼にのって天の川を渡り、年に一度の逢(おう)瀬(せ)をするようになったのです。これが、七夕の星物語です。
「努力は結果として現れる」 (PDFを参照)
次に、サッカー界の神様と言われている「ジーコ」さんの話です。ジーコとは愛称で、本当の名前は、アルトゥール・アントゥネス・コインブラです。
私は、大学卒業後に教員となり栃木に戻りました。自分の特技を生かし、栃木教員サッカークラブ(J2栃木SCの前身)でプレーしていました。同時に栃木県国体選抜チームでもプレーしていた時、JSLに所属していた住友金属との練習試合にブラジルから来た選手がジーコでした。それがジーコとの出会いでした。そして監督となり、研修会の講話でジーコから「トップアスリートほど、基礎・基本を大切にして努力していくことが重要である。」と聞き、最後に「努力は結果として現れる」と言葉を残されました。その言葉が印象的で、自身の座右の銘としました。ぜひ皆さんも、自分が生きていく上で大切にしていける言葉を探してください。また、学習も基礎・基本が大切です。毎日こつこつと根気強く学習する習慣を身に付けてください。