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校長室から
【校長室よりNo.29】命を守る水泳(プール開き)
本日、初夏の日差しを浴びながら、令和5年度のプール開きを実施しました。3年生の授業に合わせて、体育委員長さんからの挨拶がありました。「楽しみながらも、十分安全に注意してプールの授業を受けて下さい。」とのお話でした。近年では、水泳の授業を嫌う生徒も少なくありません。しかし、泳ぐことは自分や家族の命を救うことにもつながります。私からは「最低でも25mが泳げるように一緒に頑張りましょう。」と伝えました。「校長先生も一緒に泳いでくれるんですか?」という、うれしい言葉をたくさんの3年生がかけてくれました。短い期間ですが、安全で有意義な水泳の授業が展開されることを祈っています。
【校長室よりNo.28】郡市総体を終えて
6月9日から13日にかけて、芳賀郡市総合体育大会各種大会が実施されました。(陸上のみ27日実施)出張の関係でバレー部のみ応援に行くことができませんでしたが、その他の部活動の応援をしてきました。卓球部が団体戦・ダブルス・個人戦で県大会に駒を進めましたが、その他の部もあと一歩というところまで善戦しました。約2年半、共に汗を流し、共に切磋琢磨した仲間との時間はかけがえのないものとなったことと思います。それは、試合を終えて心からの涙を流す生徒たちの姿から感じ取ることができました。郡市総体における中村中生徒の様子から、「清々しい」という言葉をイメージしました。はつらつとしたプレー、心からの笑顔、敬愛の涙は私たち大人にも感動を分け与えてくれました。たくさんの応援をいただいた保護者の皆様にも心から感謝いたします。
【校長室よりNo.27】郷土に誇りをもつ(栃木県民の日)
6月15日は、栃木県民の日です。各学級で担任から県民の日の意義について話していただきました。1873年に栃木県と宇都宮県が合併して150年目を迎える記念すべき日です。本日の給食も、「栃木県民の日・いちごの日給食」と題して、メニューも【県産ハンバーグのおろしソース・かんぴょうごまあえ・ゆば入りみそ汁・県民の日デザート】でした。ご家庭でも共有していただけると幸いです。
【校長室よりNo.26】夏の扉
(この題名を見て、ある歌手の歌を思い浮かべた方もいらっしゃることと思います。)
本日、夏を思わせる晴天の下、保健体育の授業でプール清掃を行っていました。時にはじゃれ合って水をかけあい、ジャージを濡らしながらも友達と楽しそうにプール清掃をする姿に、思わず微笑まずにいられませんでした。来週から、水泳の授業が始まるようです。笑顔輝く中村中生徒が、水泳を楽しむ姿が楽しみです。
【校長室よりNo.25】指導力
本校の美術を担当する坂本教諭は、再任用として長年美術の指導に情熱を注いできた教員です。美術の授業では、生徒一人一人に対して丁寧にアドバイスをし、その技術を伝えています。それ故、生徒たちの絵はそれぞれの個性が表現されていながらも、高い表現力であることがうかがえます。今年度、中村中学校は真岡市教育委員会「学力向上推進校」に指定され、2年間をかけて研究を進めることとなります。生徒たちの学力や表現力は、教師の指導力に委ねられるとの考え方で、すべての教科における指導力を高める努力をしていきます。
【校長室よりNo.24】読書のすすめ(心に栄養を)
近年、小中高生の読書離れが社会的な問題となっています。中村中は幸運なことに、週1回司書の方においでいただき、図書室の環境整備をしていただいています。加えて、司書教諭の資格を持つ谷地舘教諭が、生徒たちの読書に対する興味関心を高めるための様々な工夫を凝らしています。下の写真はその一部で、図書室には、「本屋大賞の本」「探求のための本」「教科書に出てくる本」「課題図書」などのコーナーが設置されており、図書室に行くとまずⅠ番目に目を引く掲示がされています。読書は、「心の栄養」とも言われ、様々な知識を得ることができると同時に、豊かな感受性を育むことにもつながります。より多くの生徒が読書に親しみ、豊かな感性をさらに高めることを期待します。
【校長室よりNo.23】一隅清掃
中村中は、「一隅清掃」として、生徒が自らの意思で隅々まで清掃する活動を伝統的に取り入れています。下の写真は、そのシーンの一つです。1年生がトイレの床や便器を、丁寧に拭き取っていました。トイレはもちろんピカピカになりました。しかし、それ以上にきれいだと感じたのは生徒たちの心です。諸先輩方が築き上げた「一隅清掃」は、中村中生徒の心に浸透しているようです。
【校長室よりNo.22】学校が安全基地であるために
令和5年度が始まって2ヶ月。修学旅行をはじめとし、各学年の旅行行事も無事に終了しました。今朝も、笑顔で元気な生徒たちと挨拶を交わし、新鮮な気持ちになりました。しかし、一方では意図しているか否かは別として、心を痛める事案が起きていることも事実です。本日、1・2年生のそれぞれの学年集会において、「人を傷つける行為は決して許されない」こと、「誰もが幸せになる権利を有しているので、学校がすべての生徒にとって安全基地になるように」を生徒たちに心からお願いしました。ご家庭でも、すべての生徒にとって学校が安全基地になれることをお話いただければ幸甚です。
【校長室より No.21】生きる力
修学旅行2日目 生徒たちは班別行動でした。出発前にそれぞれがタクシーの運転手さんに雑巾を寄贈し、感謝の気持ちで出発しました。予定の時間までに全ての生徒が無事に旅館に戻り、安堵しております。班別行動とはいえ、友達と意見を擦り合わせて、時には譲ることもあったことと察します。人間社会で、協力し合うための「生きる力」を磨いた生徒たちは、より一層逞しく見えました。
【校長室より No.20】ご縁
修学旅行2日目 私は、大原にある三千院を訪れました。三千院の門主であられる小堀様から中村中学校にお手紙をいただいたことがきっかけでした。小堀様は、三千院に来られる前は比叡山延暦寺の僧侶でおられました。そこで何度か中村中のご対応をしてくださり、これまでの中村中生徒の素晴らしさをお心に残してくださって、お手紙をお送りいただいたとのことでした。写真のように青い紅葉と苔が印象的な三千院。小堀様の有難いお言葉と三千院の心休まる情景に、自分自身を清める時間をいただきました。来年は、できれば生徒と訪れたいと思います。諸先輩方のご努力により素敵なご縁をいただけたことに心から感謝した2日目でした。
【校長室より No.19】誠実さが表現された修学旅行1日目
本日より三年生の修学旅行に同行しております。52年目を迎えたクリーン修学旅行です。全生徒が心を込めて縫った雑巾を、法隆寺と東大寺、そしてバス会社に寄贈しました。いずれの寺院も、仏像等の清掃に使ってくださっているとのお話をいただき、改めてこの取組の偉大さを実感しました。そして、いずれの見学場所でも礼儀正しく、誠実な態度の中村中三年生の素晴らしさに、感動した修学旅行初日となりました。
【校長室よりNo.18】ことばの力
以前にもこの校長室よりでお知らせしましたように、生徒たちは毎朝、笑顔で、時には手を振って挨拶をしてくれます。それだけで、希望と感謝の気持ちで一日の始まりを迎えることができています。5月19日の朝、いつもの通り「おはよう」と声をかけると、「校長先生も、いつもありがとうございます。」と声をかけてくれたのです。目頭が熱くなり、お礼の言葉さえも言うことができませんでした。「ありがとう」の言葉が、こんなにも人の心を温めてくれることを、改めて実感した朝でした。【ことばの力】を教えてくれた生徒に、心から感謝します。
【校長室よりNo.17】教育を伝承する
5月15日から、本校の卒業生で白鴎大学教育学部で学んでいる、保坂青空(せいら)さんが教育自習生として学んでいます。担当は3年で、英語教育を担当しています。本校の卒業生が本気で教員を目指し、母校で指導法を学ぶ。こうして教育が伝承されていくことを、一人の教師としてうれしく思います。有意義な三週間を過ごしていただき、立派な教師になってくれることを期待しています。(初日に、タブレット越しに挨拶をする保坂教育実習生)
【校長室よりNo.16】響く歌声
中村中学校は、音楽室が1階にあり、音楽の授業や吹奏楽部が活動をしていると、いつも校長室や職員室まで音楽が流れます。今日は、夏を思わせる晴天でしたが、音楽室からは素敵な歌声が聞こえてきました。あまりにも素敵な歌声だったので、足を運んでみると3年生が心を込めて歌っていました。心か純粋だからこそ、純粋な歌声が出せるのだと思います。生徒たちの素敵な歌声が響く中村中学校。素敵です。
【校長室よりNo.15】一日の始まり
中村中学校の朝は、静寂に包まれて、とても落ち着いた一日の始まりです。今日は読書の日でしたが、どのクラスもどの生徒も集中して読書をしています。チャイムが鳴り、読書の時間が終わると、教師の指示なしで日直の生徒が前に立ち、朝の会を始めます。担任教師は、一人一人の名前を呼びながら、目と目を合わせ表情を確認しています。心の栄養となる読書、生徒が主体で行動する朝の会、生徒一人一人を大切にする担任教師。中村中の素敵な一日の始まりの様子に、心を打たれました。
【校長室よりNo.14】本当の幸せ
トップページにも投稿されておりますが、5/10の校長講話では、「本当の幸せ」というテーマで、お話をしました。人の深層心理にありがちな、「他人の優位に立つことで幸せを感じてしまう」ことから脱却して、自分も周囲の人も、誰もが幸せだと言える環境こそが本当の幸せだと感じられるようになって下さいと話しました。それぞれ育った環境も考え方も異なる多くの生徒たちが、ともに活動する学校です。意見の食い違いや、時には摩擦もあります。しかし、心のベースに、「みんな幸せになることが本当の幸せである」という概念が宿っていれば、少しぐらいの摩擦は、かえって成長の糧となるはずです。すべての生徒が本当の幸せを感じられるような環境作りを、保護者の皆様と手を取り合って作れたらと思っています。
【校長室よりNo.13】感謝します
本日は、今年度最初の授業参観でした。近年の多くの学校では授業参観や保護者会に参加する保護者の割合が減少傾向にある中、あまりにも多くの保護者の方々がご来校され、教室に入りきれなくて廊下で参観する保護者の方々が多く出てしまう状況でした。こんなにも中村中の教育への関心を高く持っていただけることに心より感謝します。
【校長室よりNo.12】心配り
下の写真は、来客・職員用トイレの入り口に飾られた花です。入学式で壇上に飾った花の中の元気なものを切り花にして飾ってありました。捨ててしまえばそれまでですが、本校:養護教諭の心配りです。学校は、大切な生徒たちのかけがえのない3年間の学びの場です。このようなちょっとした心配りのある中村中学校職員室に、校長として感謝です。
【校長室よりNo.11】心温まる雨の日の朝
4月26日、春雨というには強い雨の朝でした。カッパを着て、生徒たちを出迎えていました。「雨の中、大変だったね。」と生徒たちに声をかけたところ、数名の生徒が、「校長先生こそ、雨の中ありがとうございます。」と言ってくれました。春にしてはちょっぴり冷たい雨の朝でしたが、心温まる朝となりました。
【校長室よりNo.10】心の挨拶
先日の校長講話は、【心の挨拶】をテーマに話しました。アイヌの方々の、「イランかラプテ」という挨拶の意味は諸説ありますが、「あなたの心にそっと触れさせて下さい」という意味もあることを伝えました。つまり挨拶は、自分を取り巻くすべての人を大切にし、それ故、自分のことも大切にして下さいというメッセージであると考えています。生徒たちには、具体的に、【相手の目を見て、ちょっぴり笑顔で】【相手と状況に応じて】【心を込めて】の3つのキーワードを伝えました。その翌日、東門で生徒たちを迎えていると、気のせいか、これまで以上に多くの生徒が会釈をして、笑顔で挨拶をしてくれているように感じました。それは、これまで毎朝立哨指導をして下さる方も感じて下さったようです。たったの数分間の校長講話でしたが、これほど生徒たちの心に染み入っていることに感激しました。
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