令和6年度 校長室より
校長室より No25「パワーの源」
摂取カロリーなど栄養面がきちんと計算された学校給食。その残量調査が各学期に1回(年3回)行われます。1学期は6/17(月)~21(金)でした。三色ご飯やにら入り餃子、ナゲットなど「和・洋・中」のメニューが工夫され、地元食材もたくさん使われているとのこと。市内中学校の残量割合が5.5%のところ、山前中は0.6%でした。ある学級では「うちのクラスでは、サラダや野菜ものは毎日のように食缶が空っぽになります」との声も聞きます。食物アレルギーやその日の体調を考慮しながら、健やかな体づくりを目指して、給食指導を推進してまいります。元気にモリモリと食べる生徒たちの様子を見て、ご家庭での子育てに頭が下がる思いです。
校長室より No24「履き物をそろえる」
一瞬の出来事でした。職員室前にあるスリッパを使用していた女子生徒が、用件を済ませて自分の靴に履き替えました。すると、自分が使用したスリッパを丁寧に揃えた(次の人が履きやすいように)のです。しかも、当たり前のように…。私が嬉しくなってしまい、思わず声をかけて、とても立派な行動であることを伝えました。「履物を整えることは、心を整えること」。ご家庭での大切な教えの賜であると、とても感動した瞬間でした。
校長室より No23「地域の伝統に触れる」
7月下旬に実施される毎年恒例の「真岡の夏祭り」。今年も中学生御輿として、伝統行事に参加することになりました。安全面を考慮し事前の練習が必要となりますが、地域にある祭りの愛好会「若神会」の方々に、安全な担ぎ方や運行の仕方について教えていただきました。色々な行事や活動をとおして、本物に触れる貴重な体験や地域の方々とのふれ合いを大切にしていきたいと思います。学校と保護者、そして地域の方々と顔の見える関係を目指してまいります。
校長室より No22「お心遣い」
真岡市内にお住まいで以前お世話になった方から、白ユリの花をいただきました。ヨーロッパでは、聖母マリアの象徴として愛されてきたとの説もあります。一般的な花言葉は「純潔」「威厳」とか…。清楚で可憐なイメージそのものですね。
わざわざ、山前中学校までお持ちいただいたそのお心遣いに、嬉しくて目が潤んでしまいました。ありがとうございました。
校長室より No21「意見を出し合うこと」
9月7日(土)に実施予定の「運動会」に向けて、各クラス代表者による実行委員会を進めています。実施種目の検討や諸準備などについて話し合いを行います。自分の考えを理論的に他者に伝えるにはどうすればよいのか、自分と異なる意見に対してどう対処するかなど、話し合い活動をとおして学ぶことは、将来に向けて必要なことだ考えます。結論に至るまでの途中経過を、大切にしてほしいと思います。
校長室より No20「支えてくれる人」
芳賀郡市総合体育大会各種大会が行われました。(野球部は7/6に、3位決定戦の予定です。)どのチーム(選手)も、今までの練習の成果を存分に出し切って、最後まであきらめることなく戦いました。県大会への出場や入賞などに一喜一憂しますが、きっと賞状がもらえないであろう行為を目にした一瞬に、思わず胸が熱くなりました。全力で勝負している裏側に、支えてくれている人たちがいることに…。
「審判係がいてくれるから試合ができる」 試合後の会場ごみ拾い「来た時よりも美しく」
校長室より No19「出会い」
先日、私がまだ教師として駆け出しだった頃、たくさんのことを学ばせていただいた方とお会いする機会がありました。同じ学校で、同じ保健体育科としての授業はもちろん、学級担任として生徒と接すること、保護者との協力体制づくり。そして何より、人としての仲間づくりの大切さをたたき込まれたのを思い出します。「ポジションが人をつくる」。その先輩からいつも聞かされた言葉です。相手を信頼し、与えられた役割を果たすことで人は成長していく。自分は今、そんな人間関係を構築できているのだろうか。改めて考えさせられました。30年も前に声をかけていただいたその方は佐野市で農業を営み、藍染めの原料となる「すくも」を育て、全国の人たちと交流があるそうです。「人との出会い、めぐり合わせに感謝」70歳を越えても変わらないもの…。私にとって憧れでもあるその先輩と同地域出身の先生と、一緒に仕事ができていることも、ありがたい「出会い」なのだと感激している今日です。
校長室より No18「いつもどおり」
爽やかな青空とともに「おはようございます」と元気な声が職員室に響きます。生徒会役員の生徒が国旗・市旗・校旗を取りに来室し、いつもどおりに掲揚しています。雨天時を除く、毎日の仕事です。担当(係)としての責任を自覚し「いつもどおり」ができることこそ、とても大変なことなのではないでしょうか。日々の生活が当たり前であることに、感謝したいと思います。
校長室より No17「紫陽花がお迎え」
今日と明日の2日間、7:30から7:50にアルミ缶回収を行っています。朝、保護者や生徒が持参する姿はもちろんですが、地域の方からもたくさん(大きな1袋)ご協力をいただきました。加えて、ご自宅の庭先に咲いていた紫陽花まで…。職員玄関の片隅で、お客様を素敵な色でお迎えしています。地域の方のご厚意に、心より感謝申し上げます。
校長室より No16「学校評議員会」
公私ご多用の中、5名の学校評議員の方々に来校していただき、第1回学校評議員会を行いました。評議員の皆様には、日頃の生徒たちの様子を見ながら給食を一緒にとっていただきました。
「給食なんて懐かしいねえ…」との声も聞かれ、楽しいひとときを過ごしていただきました。その後、選手壮行会の会場にお招きして、郡市総体やコンクール等に向けた生徒たちの発表の様子も見ていただきました。これからも、地域の方々の意見を代弁するお立場から学校運営や生徒の健全育成にご助言をいただけたら幸いです。どうぞ、よろしくお願いいたします。
校長室より No15「大切なもの」
6月4日から10日までの1週間は「歯と口の健康週間」です。歯と口の健康に関する正しい知識を普及啓発するとともに、歯科疾患の予防、早期発見及び早期治療により、歯の寿命を延ばし健康を保持増進することを目的として、日本歯科医師会が制定したとされています。令和6年度の標語は『歯を見せて笑える今を未来にも』で、全国各地で啓発イベント等が展開されます。本校でも、保健室の廊下に啓発資料を掲示し、保健生活委員会の生徒が口腔内の健康について学校全体に呼びかけをしていきます。80歳になっても20本以上自分の歯を保つ取り組み「8020運動」、県内の該当者は50%を下回っているとのこと。虫歯で痛い思いをする前に、大切な歯についてしっかりと考えたいものです。
校長室より No14「地域の力を借りて」
テニスコート南側にある学校畑に、サツマイモの苗を植えました。過日、草だらけになっていたところを地域の方に耕していただき、そこに畝を立ち上げました。天候の崩れも予想されたので朝から作業を行いました。突然の予定変更にもかかわらず、学校支援ボランティアの方にお手伝いをいただき、約200本の苗を植えました。秋には、甘~いお芋が土の中から顔を出してくれることを楽しみにしています。
校長室より No13「充実した宿泊行事」
5/22(水)~24(金)の3日間、全ての学年において宿泊行事を行いました。学校から離れた場所で友だちと寝食をともにする中で、各学年における行事の「ねらい」を達成し、新たな成長につながったことと思います。帰宅後は、お土産話に花が咲いたことでしょう。この経験を活かして、日々の学校生活を充実させてほしいと願います。ご理解とご協力をいただいた皆様に、感謝申し上げます。各学年の様子をHPに掲載したところ、1,000件を上回る閲覧数となりました。
校長室より No12「テストの後だからこそ」
昼休みの職員室。ある生徒が「先生、この問題教えてください」と教科担任のところを訪れました。私は「あれっ、中間テストは終わったはず…」と思って声をかけると、『授業中の答え合わせの後、もうちょっと詳しく聞きたいことがあったので』と。授業の様子は見ていませんが、「分からなかったところを確認したい!」という生徒の前向きな姿勢は確かです。自分から学ぼうとするその意欲、たいへん素晴らしいものです。
校長室より No11「自分たちで」
5月29日(水)に「山前中学校いじめ防止サミット」を予定しています。いじめは絶対に許されないという共通認識のもと、いじめを防止するためにできることをみんなで考えていきます。各クラスで、生徒会中央委員が中心となってグループミーティングを行い、その後、学校全体で意識を高めていきます。「自分たちにできることを、自分たちの力で」。真剣な話し合いから、心に響く学びを期待しています。
校長室より No10「学力の向上に向けて」
今年度、本校には学力向上推進リーダーが配置されています。基礎的・基本的知識を定着させ、主体的・対話的で深い学びとなるような授業の改善に努めてまいります。ICT機器等を活用しながら、生徒自身にとって課題解決に向けた学習となるよう取り組んでいます。教師自身も、終わった授業を振り返り、次につなげていきながら…。
校長室より No9「学校の畑を」学校支援ボランティア
テニスコート南側に、農園作業等で活用できる場所を地元の方からお借りしています。今年度は、その畑を有効に活用し、作物を育て収穫する体験を試みようと考えました。数年前までその畑を耕していただいた方に相談したところ、快く引き受けてくださいました。田植えが始まる忙しい時期ですが、早速きれいに耕していただきました。わずか数日前にお願いに伺ったばかりなのに…。この山前中学校が地域の方々に支えられていること、心より感謝申し上げます。ありがとうございます。
校長室より No8「こどもの読書週間」
1959年(昭和34年)に日本書籍出版協会児童書部会が中心となって開催された「こども読書週間」。翌年の第2回より、読書推進運動協議会が主催団体となり「こどもの読書週間」(こどもの日を含む2週間)と定められたとのことです。そして、2001年の子ども読書活動推進法の関係で、現在の4月23日~5月12日となりました。栃木県の調査によると、1か月に1冊も本を読まない中学生の割合が14.8%との結果も出ています。間もなく始まる大型連休(GW)、新緑の爽やかな風に吹かれて「自分の好きな一冊」のページをめくってはいかがですか。
『ひらいてワクワク めくってドキドキ』(2024年こどもの読書週間ポスターより)
校長室より No7「募集しています」
緑が豊かで広々とした本校の敷地。より良い環境を整備するために様々な手入れを行っていますが、これからの時期は雑草との勝負です。お時間に余裕のある方がいらっしゃいましたら、学校支援ボランティアとしてお手伝いいただけたら幸いです。
今年も、きれいな花がみられますように・・・。
校長室より No6「役割を果たす」
生徒会環境福祉委員会の生徒が花壇に水やりをしていました。先生に指示されなくても、自分に与えられた役割をきちんと果たす姿は大変立派です。きれいな花の生長とともに、生徒の心も育っていることをうれしく思います。