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校長室から
【校長室よりNo.88】生徒が創り上げる中村中学校
「ブラック校則」という言葉を頻繁に耳にするようになりました。中村中学校では、時代の流れと社会全般で通用する校則「ルールとマナー」について、生徒会を中心に話し合いを重ねてきました。生徒会の話し合いで決まった校則は、全校生徒にパブリックコメントとして公開し、意見をあげてもらい、再度検討会を行い、新たな「ルールとマナー」が決まりました。詳細は、本校HPの「生徒会」のページに掲載してあります。生徒会の話し合いもとても活発に行われ、様々な議論がなされました。さらには、パブリックコメントでもいくつかの改善案が出されました。まさに、生徒たちの手で創り上げた校則となりました。創造的で主体的な取組をしてくれた生徒会の皆さん、そして自分事として考えてくれた生徒たちに心からの敬意を表します。
【校長室よりNo.87】新しい伝統
2月2日に実施する立志式に向け、1年生が会場準備を行いました。【校長室よりNo.84 潜在する能力】でもお伝えしたように、これまで教師の指示に従って行っていた準備を、生徒たちが主体的に判断して取り組んでいました。前回経験したこともあり、ゼッケンをつけたリーダーの生徒たちが的確に指示を出し、格段に効率よく準備が進んでいました。立志式を実施すること自体に大きな意義がありますが、準備においても生徒の生きる力を伸ばすことができたように思います。新しい伝統を築いた1年生に心からの拍手を贈ります。
【校長室よりNo.86】地域と共にある学校
1月29日、1年生の家庭科の授業で調理実習が行われました。ご存じの通り、調理実習は生涯にわたって生きるために必要な直接的な知識や技能を学ぶことができます。しかし、包丁を使ったり火を使ったりするため、危険も伴います。家庭科担当教諭一人で、安全かつ効果的な調理実習を運営するのは非常に困難です。本日は、鈴木さん・奥田さんの2名の方が調理実習の支援に来て下さいました。安全な包丁の使い方、ほうれん草のゆで方、肉の焼き方などを丁寧にご指導して下さいました。中村中学校は、「地域と共にある学校作り」を推進しております。調理実習だけでなく、ほかの場面でもご協力いただける場合は、ご連絡ください。
【校長室よりNo.85】融和
昨日、中学校説明会を開催しました。緊張の面持ちで参加してくれた現在の小学6年生ですが、話を聞く姿勢も態度も素晴らしく、授業参観も整然としており、素晴らしい新入生を迎えることができることを嬉しく思います。また、保護者の方々も頷きながら話を聞いて下さり、質問なども丁寧にして下さり、「融和的」な雰囲気に包まれた説明会となりました。人数が大幅に増加する中村中ですが、4月が待ち遠しく感じた説明会でした。
【校長室よりNo.84】潜在している能力
1月15日は、中学校入学説明会が行われます。それにあたり、朝から1年生が会場の準備を行ってくれました。これまでの行事等の会場準備は、教員が一つ一つ指示をし、その指示に従って生徒たちが活動していました。しかし、今朝の1年生は、ゼッケンをつけた各クラスの代表生徒が、会場図やマイクを持って指示をし、生徒たちが動くというものでした。確かに教師が指示をした方が効率よく準備ができるのかもしれません。しかし、生徒自身が判断し、生徒同士で話し合い、いかにして効率よく会場準備を行うかといった能力を高めるのも学校教育の役割です。生徒たちの中に潜在している能力を開花させる会場準備の姿に、生徒たちの限りない可能性を感じました。
【校長室よりNo.83】寒さを忘れさせてくれる温かさ(2024年のスタートにあたって)
1月9日、2024年のスタート、そして令和5年度三学期の始業式の日でした。12月の暖かさとは打って変わって、張り裂けるような空気の冷たい朝でした。立哨指導をしていても、手足が悴んできます。しかし、そんな寒さはいつの間にか感じなくなっていました。「おはようございます。今年も頑張ろうね。」と生徒たちに声をかけると、「ありがとうございます。」「頑張ります。」と笑顔で答えてくれる中村中の生徒たち。生徒たちの「人」の温かさは、1月の厳しい寒さを吹き飛ばしてくれました。素敵な2024年の始まりに、感謝した一日でした。
【校長室よりNo.82】全ての方々に感謝して(2023年を終えるにあたり)
本日で令和5年度第二学期が終了するとともに、2023年が終わりを迎えようとしています。終業式の式辞でも生徒たちに伝えましたが、4月に中村中に始めてくるときは、期待半分・不安半分でした。しかし、素敵な笑顔の生徒たち、真剣に授業を受ける生徒たち、部活動に汗と涙を流す生徒たちとの日々が、全ての不安を取り払ってくれ、今では毎日が楽しみの連続となっています。そんな生徒たちはもちろんのこと、いつも温かく見守って下さった保護者の方々、地域の方々、そして共に生徒の幸せを願い取り組んだ教職員、全ての「ひと」に感謝をし、2023年をしめくくりたいと思います。
【校長室よりNo.81】ねぎらいの言葉を添えて(通知表の手渡し)
令和5年度第二学期の終業にあたり、各クラスでは担任から通知表が手渡されました。本校は所見がありませんが、各担任は手渡しながら長かった2学期の活躍をねぎらったり、学習へのアドバイスをしながら手渡していました。生徒と担任との心の絆を感じた時間でした。
【校長室よりNo.80】徳のある行動
本日の終業式にあたり各種表彰伝達を行いました。その最後に、地域の子どもを救った2名の生徒に感謝状を贈りました。11月1日の放課後、2名の生徒が自転車をこいでいると、屋根の上にいる幼児2名を発見しました。そのまま通り過ぎることもできたはずですが、その2名の生徒は勇気を持って玄関のベルを鳴らし、幼児が屋根の上で遊んでいることを伝えてくれたのです。そのお母さんから学校にお礼の電話を頂き、そのことが判明しました。個人主義が横行し、個人の「得」を求めがちな時代ですが、「徳」のある行動をしてくれた生徒たちに心からの敬意を表します。
【校長室よりNo.79】子どもの心に火をつける(授業参観より)
12月21日は、2年生の英語の授業を参観しました。ユニバーサルデザインについて英語でプレゼンテーションをする授業でした。それぞれが考えたユニバーサルデザインについて、グループ内で発表し、グループで選ばれた生徒が全体の前で発表する授業でした。プレゼンをする際のポイント、聞く側の反応に関するポイントを確認すると、生徒たちは必死に練習し始めました。そして、発表もジェスチャーを交え、それぞれが工夫をしてプレゼンをしていました。アメリカの教育学者であったウィリアム・ウォードは「平凡な教師は言って聞かせる。 よい教師は説明する。 優秀な教師はやってみせる。 しかし最高の教師 は子どもの心に火をつける。」と言っています。教師が説明するよりも、生徒の学ぶ意欲に火をつけることが重要であると理解できます。そんな言葉が脳裏をよぎる英語の授業でした。
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