校長室から

校長室から

2023年の幕開け

生徒の皆さん、保護者・地域の皆様、明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

3年生の皆さん、5日からの私立高校受験頑張ろう!  体調管理には、十分気をつけてください。

生徒の皆さん、10日始業式に会いましょう。

保護者・地域の皆様、本年も本校教育活動に、御理解・御協力をよろしくお願いいたします。

                                                                                                                    2023.1.1

 

本校の屋上から見た日の出です。

朝日が当たる富士山(本校屋上から)

 

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2学期終業式講話

 2学期も新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの制約がある中、学校生活を送ることになりましたが、コロナ禍だからこそ皆さんは、色々な場面で知恵を出し合い、話し合いコロナに負けない頑張りを発揮してくれました。

 この2学期を学年ごとに振り返って見ます。
 まず1年生、宿泊数が一泊と短縮されましたが、3年ぶりの自然教室、集中して竹で食器を作っている姿は、教室で授業を受けている姿、そのものでした。常に集中心を持って取り組むことを今後も続けてください。また、中学校の運動会や桜町祭はどうでしたか。先輩たちの企画力・行動力に驚いた人もいたかと思います。しかし、頼りになった先輩たちも、いずれは卒業します。少しでも早く先輩たちに追いつき、追い越せるよう、その背中をしっかりと見つめ、努力してください。

 次に2年生、運動部は夏に3年生から部活動を引き継ぎ、各部とも暑い中、新人大会向けて練習に励んでいました。下級生を引っ張り、毎日の練習に励んでいた姿は立派でした。吹奏楽部も桜町祭後、練習時間が少ない中でも、県南地区アンサンブルコンテストに向けて延長練習で励んでいましたが、学校の諸事情で不参加になってしまったことを、残念に思います。
 生徒会役員選挙で令和5年度の新生徒会役員が決まりました。来年1月から動き始めます。現生徒会を手本に、令和5年4月から本格的にスタートができるよう準備をお願いします。
 また、マイ・チャレンジで各事業所で学んだことを、今後の学校生活に生かしてもらいたいと思います。

 最後に3年生、皆さんには感謝の気持ちしかありません。運動会や桜町祭、その他の学校行事で、常に先頭に立って下級生を引っ張り成功に導いてくれました。まさに今年の生徒会年間テーマ「挑」を、行動で示してくれました。本当にありがとうございました。
 そして、いよいよ受験が間近に迫ってきました。この冬休みの1月5日から9日までと、3学期に入ってすぐに私立高校の受験があります。体調管理に十分留意し、私立志望校に受験者全員が「合格」の二文字を得られるよう、全力で学習に取り組んでほしいと思います。頑張ってください。

 2022年という年は、冬季北京オリンピック、パラリンピック、カタールワールドカップサッカーが開かれ、テレビ画面等を通して、選手たちが多くの感動を与えてくれました。
 スポーツ界で全国民が盛り上がりを見せた1年でしたが、ロシアのウクライナ侵攻や再度、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい始めています。日本を含め世界各国で、地震・竜巻・台風・大雨等の自然災害で命や家屋等を失う被害が、今年も多かったように思います。
 また毎年、京都の清水寺で開催された、今年の漢字一文字は「戦」が選ばれ、2位は円安や物価高の影響など、多くの人に不安を与えたとして「安」が選ばれています。

 いよいよ明日から冬休みに入ります。夏休みより休業期間は短いですが、夏休み以上に、この冬休みは大切な休みです。それは、皆さんも分かるように2022年から、2023年という新しい年を迎えることです。
 皆さんは2022年はどんな1年でしたか。ぜひ31日までに、この1年を振り返って下さい。
 そして、2023年、皆さんはどんな年にしたいのか。
「一年の計は元旦にあり」ということわざがあります。1年の計画は元旦(1日)に立てるべきである。物事は、最初が肝心であるというたとえです。1日にとは言いません。この冬休みに目標や計画を立ててみてください。
 コロナ禍の冬休み、コロナ対策をしっかり取り、時間を大切にして、自分自身としっかり向き合い、ひと回りもふた回りも成長した皆さんと、来年1月10日の始業式で再会できることを楽しみにしています。それでは、来る2023年の干支、卯年の令和5年が、皆さんにとってすばらしい年になることを祈念して、挨拶とします。どうぞ、よいお年をお迎えください。

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講話(人権について)

 いよいよ2022年も、この12月だけとなりました。
 体調不良を訴える生徒が自然教室後、多く見られたため3年生は昨日まで期末テスト、1・2年生は本日、真岡市総合学力調査、明日から9日の2日間が期末テストとなりました。3年生は1か月後に私立高校の受験を控えています。寒さが続きますが、体調管理をしっかりて学力調査・高校受験に臨んでください。

 12月4日(日)から10日(土)までの一週間は、人権週間です。人権とは、「人間が生まれながらに持っているあたりまえの権利」であり、その中でも「自分の大切さとともに他の人の大切さを認めること」「命を大切にすること」「みんなと仲良くすること」を心がけてもらいたいと思います。
 物部中学校でも、人権意識の高揚を最重要課題の一つと捉え、12月9日(金)に人権集会が開かれます。人権擁護委員さん4名の方を迎え、人権に関わる話を聞く予定です。

 この写真を見てください。

 現在カタールで開かれているワールドカップサッカーで日本代表が、各上のドイツに逆転で勝利した時、SNS上で「チーム・各選手に称賛するコメント」が多く書き込まれました。グループ予選2試合目に格下のコスタリカに負けた時、「監督・選手に誹謗中傷的なコメント」が書き込まれ、最後には一定の選手に対して集中攻撃(炎上)が見られました。このような現象は、自分の名前を明らかにせず、不特定多数の人に自由に情報を公開できる特性が悪用され、悪口が書き込まれたり、プライバシーが侵害されたりするなどの問題が生じたからです。皆さんは、このような行為をどう思いますか。

 今、私たちができることは、「自分の心に偏見の芽はないか」「みんなと違うという理由だけで排除や差別をしていないか」「弱い立場の人をいじめていないか」この3つの点を見つめ直してください。そして、常に自分自身を厳しく見つめることが大切かと思います。

                          

 

 

 

 

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いちご一会とちぎ国体「サッカー競技」観戦から

42年ぶりの栃木県で開催された国民体育大会「栃の葉国体」から「いちご一会とちぎ国体」

私が高校2年の時に栃の葉国体が開かれました。私も国体選抜でプレーしていましたが、地元開催の出場は叶わず、翌年の滋賀国体に出場しました。今も昔も、選手のプレーを観ていると「郷土のために」というものが感じ取れます。

今回は、青森県対神奈川県の決勝戦を生徒たちと観戦しました。両チームには、これからの日本を代表する選手が多くいると聞きました。熱戦を繰り広げた結果、神奈川県が青森県に勝利し優勝しました。生徒たちも、好プレーに何度も拍手を送り応援をしていました。雨の中での試合でしたが、競技場にプレーヤーと観客に一体感が生まれていました。優勝した神奈川県チームの選手が、応援した本校生徒に、お礼に来て一緒に記念撮影をしました。生徒たちも良い思い出になったことと思います。

この国体観戦を通して、生徒たちには勝利を目指し一生懸命にプレーする選手の姿から、何事にも全力を尽くすことの大切さ、「郷土のために」という「郷土愛」を学んでほしい瞬間でした。

これから飛び立つ生徒たちには、生まれ育った物部の地、真岡市、栃木県を愛し、いろいろな分野で活躍してくれることを信じています。

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読書の現状と家読

 令和3年度に実施した本県の読書活動に関する実態調査の結果から話をします。小学校21校の5年生720名、中学校20校の2年生759名、高等学校20校の2年生2,209名の児童・生徒を対象としたものです。
 まず、「1か月の平均の読書量(まんがや雑誌を除く、電子書籍を含む)」です。小学生8.38冊、中学生4.20冊、高校生1.45冊の結果がでました。小中学生は昨年度に比べ、やや上昇が見られました。学齢が上がるにつれて、不読者が多くなっている傾向は続いています。また、電子書籍の利用は特に中学生(※24.2%)において増加しており、高校生の利用割合とほぼ差が見られません。(※中学生の全読書冊数3,181冊、電子書籍冊数769冊)
 次に「本を読まない理由」について、中学生だけで見ると、1位が「テレビ・DVD・動画(YouTubeなど)を見るのに時間を使う」、2位「ゲーム(家庭用ゲーム機・スマートフォン等)に時間を使う」、3位「まんがや雑誌の方がおもしろい」・「特に読みたい本がない」との結果が出ています。
 ここでなぜ、読書は必要なのか。それは、読書をすることで、読解力や想像力、思考力、表現力等を養うとともに、多くの知識を得たり、多様な文化を理解したりすることができるようになるからです。また、文学作品に加え、自然科学・社会科学関係の書籍や新聞、図鑑等の資料を読み深めることを通じて、自ら学ぶ楽しさや知る喜びを体得し、更なる探究心や真理を求める態度が培われるからです。
 読書は後で、大人になってからすればよいというのは大間違いです。最も大切なことは、感受性が豊かな中学時代や高校時代にしか得られない感動、深い気付きがあるからこそ、本を読むべきです。

 家読(うちどく)は、家族や身近な人と本を読んで感想を話し合ったり、好きな本をすすめあったり、読書習慣を共有することでコミュニケーションを図り、家族の絆を強める取組です。ぜひ、皆さんも実施してはどうでしょうか。
   【家読(うちどく)のすすめ】       
         ・家族や身近な人と同じ本を読む                         
            ・家読の日、時間を決めてみんなで読む                   
               ・読んだ本の感想をみんなで話し合う                       
               ・自分のおすすめの本を教えてあげる                      
               ・家族や身近な人に本をよんであげる                      
                  

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