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校長室から
【校長室よりNo.48】豊かな知識と経験に基づく授業(授業参観より)
今日は3年生の社会科の授業を参観しました。「行政の役割はどのように変化したか。」を考えていく授業でした。行政の仕組みや考え方が変化していく過程を、身近な例を挙げて一つ一つの変化について、生徒と一緒に考えながら授業を進めていました。時には笑いもある授業でしたが、何よりも生徒たちが真剣に考え、自分の考えをきちんと発表するメリハリのある授業でした。改めて、これまで積み重ねてきた豊かな知識と経験が、素晴らしい授業を作り上げているのだと感じました。
【校長室よりNo.47】体験に勝る学びはない(授業参観から)
すでにご存じの通り、中村中は真岡市教育委員会指定の学力向上推進校として、生徒たちの学力向上に向けた取り組みを行っております。各教科全ての教員が、生徒の実態に合わせた授業を工夫し、展開しております。校長も全ての教員の授業を参観し、生徒の学びの様子や教員の指導の工夫などを見取っております。その様子を、何回かに分けてお知らせします。第一弾は、3年生の理科の授業。理科で言う「仕事」についての学びでした。10kgのおもりを準備し、まずは手で持ち上げる。その後、天井に設置した滑車を使って持ち上げる。最後には、滑車を2つ使った「動滑車」を使って持ち上げる。全ての生徒が体験し、重さや動かす距離などについて、「仕事量は変化するのか」という観点で考察していました。実体験を通した学びは、まさしく「教えられる」ものではなく「考え、学ぶ」ものでした。自分が考えたことを、友達と共有して、熱心に議論する姿が印象的でした。
【校長室よりNo.46】県新人大会
10月13日・14日にかけて、栃木県新人各種大会が開催され、中村中からは、ソフトテニス部女子、陸上部、卓球部が出場しました。県内広域での開催であり、短い時間しか応援することができませんでしたが、芳賀地区予選を勝ち抜いた生徒たちは、自信に満ちあふれているように見えました。女子ソフトテニスは、大接戦の末惜しくも初戦で敗退となりました。卓球部女子団体は、三回戦に駒を進めて5・6位になり、3月に開催される関東選抜大会への出場権を獲得しました。陸上部は、多くの生徒が入賞し、男子団体が3位に輝きました。来年も春季大会はなく、次の大会は総体となります。約7ヶ月の間、しっかりと課題を克服し、総体はより多くの部が県大会に出場してくれることを期待します。
【校長室よりNo.45】爽やかな秋の日の朝
今朝は肌寒ささえ感じる、本格的な秋の朝でした。毎朝、東側で鶴見さん・杉山さんと生徒たちを出迎えていますが、笑顔で手を振ってくれる生徒たちとの朝は、とても清々しく、一日の希望を与えてくれる時間です。今朝は、ある女子生徒が、鶴見さんに「いつもありがとうございます。」と声をかけてくれたそうです。鶴見さんは、「涙が出そうです。」と喜んでおられました。爽やかな秋の日の朝をさらに彩るような、中村中生徒の素敵な言葉かけ。心からありがとうを伝えたいと思いました。(下の写真は、休み時間の3年生の様子。本当に大きな声で、笑顔であいさつをしてくれます。)
【校長室よりNo.44】郡市新人各種大会を終えて
9月22日から24日にかけて、郡市新人各種大会が開催されました。限られた時間の中で、生徒たちの活躍の様子を十分に見ることはできませんでしたが、全ての会場を回り、中村中生徒の活躍の様子を見ることができました。とても礼儀正しく、対戦相手にも尊敬の意を持って競技する中村中生徒の姿は、まさしく「スポーツマンシップ」を体現してくれるものでした。陸上部、卓球部、ソフトテニス部女子が県大会出場権を獲得しましたが、全て部で純粋な青春の汗と涙を流してくれました。生徒たちに温かい声援を送って下さった保護者の皆様にも、心からの感謝の意を表します。
【校長室よりNo.43】社会を生き抜くための表現力
猛暑と言われた夏休みを終え、中村中学校の生徒たちは、落ち着いて2学期を迎えました。始業式には、親父の会の皆さんのご厚意によるかき氷が振る舞われ、中村中生徒の素敵な笑顔を見ることができました。1学期の保護者会でもお話ししましたように、中村中学校は真岡市教育委員会指定の学力向上推進校として、生徒たちの生きた学力を向上させるべく、様々な取り組みを進めております。例えば、それぞれの授業の中で、自分の考えを中学生らしい言葉で表現できるよう働きかけております。就職試験や大学・高校の入試においても、知識だけを問うものだけでなく、適切な言葉で表現する力を求める傾向にあります。是非とも、ご家庭でも新聞やニュースの内容などを題材に、「自分の考えを表現する」機会を作っていただけたらと思います。
祝!全国準V
8月25日に、愛媛県松山市にあるニンジニアスタジアムで、全国中学校陸上大会が開催され、3年生の諏訪彩乃さんが砲丸投げに出場しました。中学生シーズンベストの記録を持つ諏訪さんは優勝も期待されましたが、けがの影響もあり、全国準優勝という結果となりました。NHKでも投擲の様子が放送されました。言葉で言うほど、全国大会に出場することはもちろんのこと、準優勝という結果は簡単なものではありません。これまでの血の出るような努力に心からの敬意を表したいと思います。
【校長室より No.42 】関東大会制覇!
8月7日、茨城県の笠松運動公園で、関東中学校陸上競技大会が開催され、中村中学校から共通女子砲丸投げで出場しました。二位を大きく引き離し14m90cmで見事、関東大会優勝に輝きました。明日は、共通女子円盤投げに2名の生徒が出場します。
【校長室よりNo.41】学び続ける教師であるために
7月28日の午後、中村中・中村小・長田小の先生方が集まり、生徒指導(主に不登校対応)について研修をしました。文部科学省主催の研修を受講した本校:杉本教諭が講師となり、望ましい生徒への対応について、グループでの話し合いを交えながら学び合いました。私たち教師も、日々変化する児童生徒の状況に対応するために、学び続けることが重要です。小中学校の教職員が、熱心に、かつ和気藹々と生徒のことを話し合う姿に心を打たれた一日でした。
【校長室よりNo.40】自ら成長する生徒
本日の第一学期終業式に際し、1年生から3年生の代表生徒が一学期の反省と二学期への抱負を発表してくれました。1年生代表生徒は、「入学する前は不安がありましたが、今では充実していると言えます。行事等を通じて友達の良さを見つけることができました。」と話してくれました。2年生代表生徒は、「勉強に力を入れた1学期で、成果を得ることができました。学級委員長としてクラスの絆が深まったと感じました。」と話してくれました。3年生代表生徒は、「修学旅行に際して、延暦寺での清掃が心に残りました。受験生としての意識を高め、朝の小テストで成果を出すことができました。」と話してくれました。いずれの生徒も、自らを律し、自らの力で成長した1学期であったことを感じさせてくれる素晴らしい発表でした。
【校長室よりNo.39】生徒の成長を信じて(第一学期終業式)
本日で令和5年度の第一学期が終了となりました。この間、修学旅行・遠足、スポーツフェスティバル、総合体育大会などが行われました。一日一日を必死に生き努力する中村中学校生徒たちの姿は、私たち大人に勇気と感動を与えてくれました。一方で、ちょっとした一言で友達を傷つけてしまう事案等もありました。しかし、生徒たちは未完成だからこそ学校で学ぶ必要があるのです。中村中教職員は、第一学期の終業式を機に、生徒たちが必ずや心優しく完成形の大人になってくれることを信じようと確認し合いました。生徒の皆さんには、どうぞ心身を休めて、有意義な夏休みを過ごしてほしいと願います。
【校長室よりNo.38】転ばぬ先の杖(SNSトラブルから子どもを守る)
授業参観に続いて、宇都宮大学の川島芳昭教授から、「あなたのネットの使い方、自分をダメにしていませんか?」と題して、ネットやSNSの危険性と安全な使い方についての講話をいただきました。お忙しくて講演会に参加できなかった保護者の方々もおられるかと思いますが、最低でも配布した資料だけでもお読みいただきたいと思います。ネットやSNSのトラブルは、今やどの生徒にも起こりうることです。大きな事件に巻き込まれたり、または自らが大きな事件を起こしてしまう危険もあります。愛する我が子を守るためにも、ネットSNSの使い方について、ご家庭で話し合っていただければと思います。
【校長室よりNo.37】保護者の方々の思い
7月14日(金)は、1学期最後の授業参観・講演会・保護者会でした。お忙し時期の授業参観でしたので、保護者の方々の参加は比較的難しいことが予想されましたが、非常に多くの保護者の方々にご来校いただき、授業を参観して下さいました。美術の授業では、お子さんの作品を見ていただきました。体育の授業では、一生懸命に泳いでいる姿をご覧いただきました。三年生の社会科では、実生活に役立つビジネスについての学びでした。1学期の三ヶ月ちょっとの間に、心も体も大きく成長したお子様の姿をご確認いただけたことと思います。熱心に授業を参観される保護者の方々のお姿から、お子様への深い愛と教育への強い関心を感じました。
【校長室よりNo.36】心配り
正面玄関に飾られた生け花・東側に植えられたマリーゴールド・正面玄関前の花壇 いずれも本校で学習支援を担当している髙野先生の心配りによるものです。東側のマリーゴールドは、勤務日でない土曜日の早朝に植えて下さいました。髙野先生は、「生徒が学ぶ学校だからこそ、花のある整った環境が大切なんです。」と話されています。髙野先生の「心配り」に心からの敬意を表します。
【校長室よりNo.35】心に栄養を(読書のススメ)
中高生の本離れが社会問題になっておりますが、本校の昼休みの図書室には、たくさんの生徒が集っています。今日は、「ブラインド・ブック」というイベントを行っていました。下の写真のように、従来のブックカバーではなく、その本を紹介する帯を着けた本が並んでおり、その帯を見て借りる本を選ぶという取り組みです。希望者が多数だったため、くじを引き、当たった生徒のみがブラインドブックを借りられるという取り組みでした。読書は、心の栄養です。活字から得られる情報は、想像力を豊かにするとともに、豊かな情操力も養います。これからも中村中の生徒が多くの本に触れてくれることを期待します。
【校長室よりNo.34】歴史的な初日(中村中父親の会発足)
今年度の中村中学校は、『地域と共にある学校づくり』を目指しており、その取り組みの一つとして父親の会を募集しました。驚くことに、50名を超えるお父さん方にご登録いただき、先日のスポーツフェスティバルには、30名のお父さん方がかき氷を作りに来て下さいました。この組織の名前を、NFA(Nakamura Father's Association)としました。このNFAは、今後、10年20年と引き継がれることを期待します。そして、今の中学生が父親になり、地域・母校を愛して、NFAの組織に入って活動することを期待したいと思います。このような意味でも、令和5年6月24日は、歴史的な初日になったのではないかと思います。
【校長室よりNo.33 】温かさに包まれて(スポーツフェスティバル)
6月24日に、令和5年度スポーツフェスティバルが青空の下で開催されました。多くの保護者の方々やご家族にご来校いただき、NFA(中村中学校父親の会)の方々によるかき氷の提供もあり、午前中のみと言う短い時間でしたが、盛大に開催することができました。生徒たちも、クラスの団結力を示し、一生懸命競技をしたり、大声で声援したりしていました。そして、何よりも多くの保護者の方々から、「温かい雰囲気で素敵ですね。」とお声をかけていただきました。初夏の暑い日でしたが、とても素敵な一日となりました。
【校長室よりNo.32】若きエネルギー(スポーツフェスティバルに向けて)
いよいよ明日がスポーツフェスティバルです。期末テストや雨天のため、十分な練習ができなかったようですが、本日の昼休みはほとんどの学級が縄跳びやリレーの練習をしていました。「若きエネルギーって素敵だな。」と思わせてくれた瞬間でした。明日のスポーツフェスティバルでは、今年度結成した父親の会の方々が、生徒たちにかき氷を振る舞って下さいます。保護者の皆様も地域の皆様も、中村中生徒の「若きエネルギー」と体いっぱいに浴びにおいで下さい。
【校長室よりNo.31】期末テストに向けて
本日(6月20日)から期末テストが始まりました。1年生にとっては、中学校に入学して初めての定期テストとなります。今朝立哨指導をしながら、「テスト頑張ってね。」と声をかけると、多くの生徒たちが、「はい、頑張ります。」と答えてくれました。定期テストは、これまでの学習の成果を確認する絶好の機会です。「こだわり」を持って全力で取り組んでくれることを期待します。(写真は、初めてのテストを受ける1年生)
【校長室よりNo.30】学びに向かう中村中
明日(6月20日)からは、第一学期の期末テストです。テスト前の今日の放課後は、「学習タイム」として、各学年の各教科の先生たちが生徒たちの質問に答えていました。先生たちはテストの印刷等の準備があるにも関わらず、質問しようと教室に残った生徒たち一人一人に丁寧に教えていました。学びは「団体戦」とも言われます。学級や学校全体が学びに向かう雰囲気になると、自ずと勉強をしなければならない雰囲気になります。テストの点数だけが大切ではありませんが、テストに向かって努力することは大切です。中村中が学びに向かって高め合うことを期待します。
【校長室よりNo.29】命を守る水泳(プール開き)
本日、初夏の日差しを浴びながら、令和5年度のプール開きを実施しました。3年生の授業に合わせて、体育委員長さんからの挨拶がありました。「楽しみながらも、十分安全に注意してプールの授業を受けて下さい。」とのお話でした。近年では、水泳の授業を嫌う生徒も少なくありません。しかし、泳ぐことは自分や家族の命を救うことにもつながります。私からは「最低でも25mが泳げるように一緒に頑張りましょう。」と伝えました。「校長先生も一緒に泳いでくれるんですか?」という、うれしい言葉をたくさんの3年生がかけてくれました。短い期間ですが、安全で有意義な水泳の授業が展開されることを祈っています。
【校長室よりNo.28】郡市総体を終えて
6月9日から13日にかけて、芳賀郡市総合体育大会各種大会が実施されました。(陸上のみ27日実施)出張の関係でバレー部のみ応援に行くことができませんでしたが、その他の部活動の応援をしてきました。卓球部が団体戦・ダブルス・個人戦で県大会に駒を進めましたが、その他の部もあと一歩というところまで善戦しました。約2年半、共に汗を流し、共に切磋琢磨した仲間との時間はかけがえのないものとなったことと思います。それは、試合を終えて心からの涙を流す生徒たちの姿から感じ取ることができました。郡市総体における中村中生徒の様子から、「清々しい」という言葉をイメージしました。はつらつとしたプレー、心からの笑顔、敬愛の涙は私たち大人にも感動を分け与えてくれました。たくさんの応援をいただいた保護者の皆様にも心から感謝いたします。
【校長室よりNo.27】郷土に誇りをもつ(栃木県民の日)
6月15日は、栃木県民の日です。各学級で担任から県民の日の意義について話していただきました。1873年に栃木県と宇都宮県が合併して150年目を迎える記念すべき日です。本日の給食も、「栃木県民の日・いちごの日給食」と題して、メニューも【県産ハンバーグのおろしソース・かんぴょうごまあえ・ゆば入りみそ汁・県民の日デザート】でした。ご家庭でも共有していただけると幸いです。
【校長室よりNo.26】夏の扉
(この題名を見て、ある歌手の歌を思い浮かべた方もいらっしゃることと思います。)
本日、夏を思わせる晴天の下、保健体育の授業でプール清掃を行っていました。時にはじゃれ合って水をかけあい、ジャージを濡らしながらも友達と楽しそうにプール清掃をする姿に、思わず微笑まずにいられませんでした。来週から、水泳の授業が始まるようです。笑顔輝く中村中生徒が、水泳を楽しむ姿が楽しみです。
【校長室よりNo.25】指導力
本校の美術を担当する坂本教諭は、再任用として長年美術の指導に情熱を注いできた教員です。美術の授業では、生徒一人一人に対して丁寧にアドバイスをし、その技術を伝えています。それ故、生徒たちの絵はそれぞれの個性が表現されていながらも、高い表現力であることがうかがえます。今年度、中村中学校は真岡市教育委員会「学力向上推進校」に指定され、2年間をかけて研究を進めることとなります。生徒たちの学力や表現力は、教師の指導力に委ねられるとの考え方で、すべての教科における指導力を高める努力をしていきます。
【校長室よりNo.24】読書のすすめ(心に栄養を)
近年、小中高生の読書離れが社会的な問題となっています。中村中は幸運なことに、週1回司書の方においでいただき、図書室の環境整備をしていただいています。加えて、司書教諭の資格を持つ谷地舘教諭が、生徒たちの読書に対する興味関心を高めるための様々な工夫を凝らしています。下の写真はその一部で、図書室には、「本屋大賞の本」「探求のための本」「教科書に出てくる本」「課題図書」などのコーナーが設置されており、図書室に行くとまずⅠ番目に目を引く掲示がされています。読書は、「心の栄養」とも言われ、様々な知識を得ることができると同時に、豊かな感受性を育むことにもつながります。より多くの生徒が読書に親しみ、豊かな感性をさらに高めることを期待します。
【校長室よりNo.23】一隅清掃
中村中は、「一隅清掃」として、生徒が自らの意思で隅々まで清掃する活動を伝統的に取り入れています。下の写真は、そのシーンの一つです。1年生がトイレの床や便器を、丁寧に拭き取っていました。トイレはもちろんピカピカになりました。しかし、それ以上にきれいだと感じたのは生徒たちの心です。諸先輩方が築き上げた「一隅清掃」は、中村中生徒の心に浸透しているようです。
【校長室よりNo.22】学校が安全基地であるために
令和5年度が始まって2ヶ月。修学旅行をはじめとし、各学年の旅行行事も無事に終了しました。今朝も、笑顔で元気な生徒たちと挨拶を交わし、新鮮な気持ちになりました。しかし、一方では意図しているか否かは別として、心を痛める事案が起きていることも事実です。本日、1・2年生のそれぞれの学年集会において、「人を傷つける行為は決して許されない」こと、「誰もが幸せになる権利を有しているので、学校がすべての生徒にとって安全基地になるように」を生徒たちに心からお願いしました。ご家庭でも、すべての生徒にとって学校が安全基地になれることをお話いただければ幸甚です。
【校長室より No.21】生きる力
修学旅行2日目 生徒たちは班別行動でした。出発前にそれぞれがタクシーの運転手さんに雑巾を寄贈し、感謝の気持ちで出発しました。予定の時間までに全ての生徒が無事に旅館に戻り、安堵しております。班別行動とはいえ、友達と意見を擦り合わせて、時には譲ることもあったことと察します。人間社会で、協力し合うための「生きる力」を磨いた生徒たちは、より一層逞しく見えました。
【校長室より No.20】ご縁
修学旅行2日目 私は、大原にある三千院を訪れました。三千院の門主であられる小堀様から中村中学校にお手紙をいただいたことがきっかけでした。小堀様は、三千院に来られる前は比叡山延暦寺の僧侶でおられました。そこで何度か中村中のご対応をしてくださり、これまでの中村中生徒の素晴らしさをお心に残してくださって、お手紙をお送りいただいたとのことでした。写真のように青い紅葉と苔が印象的な三千院。小堀様の有難いお言葉と三千院の心休まる情景に、自分自身を清める時間をいただきました。来年は、できれば生徒と訪れたいと思います。諸先輩方のご努力により素敵なご縁をいただけたことに心から感謝した2日目でした。
【校長室より No.19】誠実さが表現された修学旅行1日目
本日より三年生の修学旅行に同行しております。52年目を迎えたクリーン修学旅行です。全生徒が心を込めて縫った雑巾を、法隆寺と東大寺、そしてバス会社に寄贈しました。いずれの寺院も、仏像等の清掃に使ってくださっているとのお話をいただき、改めてこの取組の偉大さを実感しました。そして、いずれの見学場所でも礼儀正しく、誠実な態度の中村中三年生の素晴らしさに、感動した修学旅行初日となりました。
【校長室よりNo.18】ことばの力
以前にもこの校長室よりでお知らせしましたように、生徒たちは毎朝、笑顔で、時には手を振って挨拶をしてくれます。それだけで、希望と感謝の気持ちで一日の始まりを迎えることができています。5月19日の朝、いつもの通り「おはよう」と声をかけると、「校長先生も、いつもありがとうございます。」と声をかけてくれたのです。目頭が熱くなり、お礼の言葉さえも言うことができませんでした。「ありがとう」の言葉が、こんなにも人の心を温めてくれることを、改めて実感した朝でした。【ことばの力】を教えてくれた生徒に、心から感謝します。
【校長室よりNo.17】教育を伝承する
5月15日から、本校の卒業生で白鴎大学教育学部で学んでいる、保坂青空(せいら)さんが教育自習生として学んでいます。担当は3年で、英語教育を担当しています。本校の卒業生が本気で教員を目指し、母校で指導法を学ぶ。こうして教育が伝承されていくことを、一人の教師としてうれしく思います。有意義な三週間を過ごしていただき、立派な教師になってくれることを期待しています。(初日に、タブレット越しに挨拶をする保坂教育実習生)
【校長室よりNo.16】響く歌声
中村中学校は、音楽室が1階にあり、音楽の授業や吹奏楽部が活動をしていると、いつも校長室や職員室まで音楽が流れます。今日は、夏を思わせる晴天でしたが、音楽室からは素敵な歌声が聞こえてきました。あまりにも素敵な歌声だったので、足を運んでみると3年生が心を込めて歌っていました。心か純粋だからこそ、純粋な歌声が出せるのだと思います。生徒たちの素敵な歌声が響く中村中学校。素敵です。
【校長室よりNo.15】一日の始まり
中村中学校の朝は、静寂に包まれて、とても落ち着いた一日の始まりです。今日は読書の日でしたが、どのクラスもどの生徒も集中して読書をしています。チャイムが鳴り、読書の時間が終わると、教師の指示なしで日直の生徒が前に立ち、朝の会を始めます。担任教師は、一人一人の名前を呼びながら、目と目を合わせ表情を確認しています。心の栄養となる読書、生徒が主体で行動する朝の会、生徒一人一人を大切にする担任教師。中村中の素敵な一日の始まりの様子に、心を打たれました。
【校長室よりNo.14】本当の幸せ
トップページにも投稿されておりますが、5/10の校長講話では、「本当の幸せ」というテーマで、お話をしました。人の深層心理にありがちな、「他人の優位に立つことで幸せを感じてしまう」ことから脱却して、自分も周囲の人も、誰もが幸せだと言える環境こそが本当の幸せだと感じられるようになって下さいと話しました。それぞれ育った環境も考え方も異なる多くの生徒たちが、ともに活動する学校です。意見の食い違いや、時には摩擦もあります。しかし、心のベースに、「みんな幸せになることが本当の幸せである」という概念が宿っていれば、少しぐらいの摩擦は、かえって成長の糧となるはずです。すべての生徒が本当の幸せを感じられるような環境作りを、保護者の皆様と手を取り合って作れたらと思っています。
【校長室よりNo.13】感謝します
本日は、今年度最初の授業参観でした。近年の多くの学校では授業参観や保護者会に参加する保護者の割合が減少傾向にある中、あまりにも多くの保護者の方々がご来校され、教室に入りきれなくて廊下で参観する保護者の方々が多く出てしまう状況でした。こんなにも中村中の教育への関心を高く持っていただけることに心より感謝します。
【校長室よりNo.12】心配り
下の写真は、来客・職員用トイレの入り口に飾られた花です。入学式で壇上に飾った花の中の元気なものを切り花にして飾ってありました。捨ててしまえばそれまでですが、本校:養護教諭の心配りです。学校は、大切な生徒たちのかけがえのない3年間の学びの場です。このようなちょっとした心配りのある中村中学校職員室に、校長として感謝です。
【校長室よりNo.11】心温まる雨の日の朝
4月26日、春雨というには強い雨の朝でした。カッパを着て、生徒たちを出迎えていました。「雨の中、大変だったね。」と生徒たちに声をかけたところ、数名の生徒が、「校長先生こそ、雨の中ありがとうございます。」と言ってくれました。春にしてはちょっぴり冷たい雨の朝でしたが、心温まる朝となりました。
【校長室よりNo.10】心の挨拶
先日の校長講話は、【心の挨拶】をテーマに話しました。アイヌの方々の、「イランかラプテ」という挨拶の意味は諸説ありますが、「あなたの心にそっと触れさせて下さい」という意味もあることを伝えました。つまり挨拶は、自分を取り巻くすべての人を大切にし、それ故、自分のことも大切にして下さいというメッセージであると考えています。生徒たちには、具体的に、【相手の目を見て、ちょっぴり笑顔で】【相手と状況に応じて】【心を込めて】の3つのキーワードを伝えました。その翌日、東門で生徒たちを迎えていると、気のせいか、これまで以上に多くの生徒が会釈をして、笑顔で挨拶をしてくれているように感じました。それは、これまで毎朝立哨指導をして下さる方も感じて下さったようです。たったの数分間の校長講話でしたが、これほど生徒たちの心に染み入っていることに感激しました。
【校長室よりNo.9】地域とともにある学校
今年度の学校経営方針の柱にもなっているように、【地域とともにある学校づくり】を大きな目標の一つに掲げています。中村中学校は、歴史と伝統に彩られ、保護者や地域の方々に長きにわたって支えていただきながら発展してきた学校です。そして、地域の学校としての期待に応えるべく、さらに発展させるためにも地域の皆様と手を取り合って、生徒たちの教育を進めていきたいと考えております。その一つとして、「クリーン修学旅行」で寄贈する雑巾つくりに際して、保護者や地域の方々を「学校支援ボランティア」としてお迎えし、生徒たちへのご指導をしていただきました。特に、1年生とっては、雑巾を手縫いで作るのは初めての経験かと思われます。一人一人丁寧にご指導下さるボランティアの方々、そのご指導を素直に受け止める中村中の生徒たち。まさに、地域と一体となった活動が展開されました。
【校長室よりNo.8】お弁当の日
4月18日は、今年度最初のお弁当の日でした。三年生の教室に行くと、生徒たちは前を向いて、静かにお弁当を食べていましたが、保護者の皆様が心を込めて作って下さったお弁当を、感謝の気持ちを込めて味わっているように感じました。お仕事等でただでさえ、朝の時間はお忙しい中、生徒が登校する前にお弁当を作ることは容易なことではないはずです。お子様のために、早起きをしてお弁当を作って下さっている保護者の皆様に敬意を表します。
【校長室よりNo.7】花に彩られた学校
中村中の東側の道路は、今まさにハナミズキの花が満開を向かえており、元気に登校する生徒たちを温かく迎えてくれています。学校敷地の東側道路に面した植え込みの下にも、清掃の時間に3年生徒一緒に芝桜を植えました。学習指導をして下さっている髙野先生が寄付してくださいました。来年の春には、ハナミズキの花と芝桜の花のコラボが見られ、夢と希望に満ちた中村中の生徒たちを温かく迎えてくれることを楽しみにしています。
【校長室よりNo.6】心を整える
今週から本格的に授業も始まり、1年生も中学校のリズムをつかんでいる様子です。下の写真は、生徒の下駄箱と廊下のロッカーの様子です。整然と並べられた靴と鞄。これを見ただけで、中村中の生徒たちの心が整っているかを確認することができます。素敵な生徒たちとの始まりに感謝です。
【校長室よりNo.5】中村中学校スクールデザイン
本校HPの学校の概要に、「令和5年度中村中学校スクールプラン」として、今年度の学校経営の方針を掲載しました。新しい学習指導要領では、「地域に開かれた教育課程」が求められており、学校が目指す方針を保護者や地域の方々と共有し、ともに手を取り合って大切な子どもたちを育てていくことが重要となります。令和5年度からの2年間は、真岡市教育委員会指定の研究推進校として「学力向上」に特化した取り組みを推進していくこととなります。スクールデザインを是非ともご覧いただき、目標を共有していただければ幸甚です。
【校長室よりNo.4】学級づくり(生徒たちの居場所)
4月10日の午後は、生徒たちにとっての居場所となる学級づくりが行われました。係を決めたり、自己紹介をしたり、クラスによっては「バースデーライン」というアクティビティをしたりしながら、学級の組織や人間関係作りをしておりました。どのクラスも和やかな雰囲気で、生徒と担任が一体となっており、微笑みながら校長室に戻りました。
【校長室よりNo.3】崇高なプライド
4月10日の入学式に先立ち、令和5年度始業式を行いました。中村中は体育館が狭いため、ビデオカメラを通しての式辞となりました。中村中の校章にある【Pride of MAKIGAOKA】を取り上げ、学習面での誇り、部活動での誇り、そして何よりも生徒も先生方もすべての人の誇りを大切にしてくれるようお願いしました。令和5年度が終わったとき、誰もが幸せで有意義だったと自信を持っていえるような1年間となることを期待して、始業式の式辞としてのメッセージを贈りました。
【校長室よりNo.2】入学式にあたって(心から歓迎いたします)
4月7日の午後は、新入生が登校し、入学式の練習等を行っておりました。まだ私服に身を包んだ新入生は、緊張の面持ちで練習に取り組んでおりましたが、一人一人の態度は素晴らしく、さすがは各小学校で最高学年として小学校を支えてきた生徒たちあると感じさせてくれました。4月10日の入学式は、新しい制服に身を包み、中学生になるという決意を感じさせてくれと期待しております。
【校長室よりNo.1】素敵な出会いに感謝して
この度の定期異動により、中村中学校・校長に着任しました小林利之と申します。昨年までの3年間、真岡東中学校で校長をしておりました。校長としての残りの任期・2年間を歴史と伝統あるこの中村中学校で過ごせることを、光栄に思っております。4月7日の朝、始業式・入学式の準備等のために登校する、新2・3年生と出会いました。「おはようございます。」と挨拶をすると、ちょっぴり恥ずかしそうに会釈をしながら挨拶を返してくれた中村中の生徒の皆さん。南風が強い朝でしたが、素敵な出会いが私の心を優しくしてくれました。入学式の準備の時間に行われた清掃活動では、「一隅清掃」が生徒たちの心に浸透しており、自分からやるべきことを見つけてひたすらに清掃する生徒の姿を見ることができました。こんなに素敵な中村中の生徒との出会いに感謝し、生徒たちの幸せのなために、教職員と力を合わせて全力で教育活動に取り組む所存です。そして、この【校長室より】を不定期ですがHPに掲載し、校長が見て感じたことなどをお伝えしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
〒321-4351