校長室から

校長室から

【校長室よりNo.127】涙が物語るもの

6月28日から30日にかけて、芳賀郡市中学校総合体育大会各種大会が開催されました。3年生にとっては最後の大会。3年間、練習に励んできた成果を発揮する勝負の時でした。中村中は、卓球の個人戦とダブルス、女子ソフトテニスの個人戦、特設柔道部の個人戦が県大会への出場権利を獲得しました。それ以外の部は、まさしく死闘を繰り広げ、惜敗を喫する結果となりました。試合が終わった後、涙を流す生徒たちを見て、涙を禁じることができまんせんでした。そして、一人涙する顧問。部活動の地域移行が叫ばれる中、生徒たちのために情熱を持って放課後や土日を捧げてくれた教員たちの存在を誇りに思いました。この総体で流した涙には、とてつもない大きな意味があるように思います。生徒たちは、生涯忘れることのない、かけがえのない経験をしました。そしてそれを支えて下さった保護者の方々にも心から感謝の気持ちをお伝えいたします。

【校長室よりNo.126】誰もが安心して通える中村中であるために

6月19日に、生徒会が企画・立案した「いじめ防止サミット」が開催されました。今年度は、SNSを題材にしたいじめ事案をもとに、1年生から3年生が縦割りに分かれ、話し合いを行いました。どの教室のグループも、3年生がリーダーシップを発揮して話し合いを進行しており、自覚の高さを伺うことができました。話し合いの後は、各クラスを担当した生徒会役員生徒が、話し合われたことを全校生徒に発表してくれました。SNSによる誹謗中傷を含め、いじめは誰もがいけないことであることは認識しています。大切なことは、それを行動に移せるか否かです。このいじめ防止サミットを通して、中村中生徒全員が「いじめを絶対にしない」ことを行動で証明してくれること、結果として全ての生徒が安心して通える中村中になることを切に願います。

【校長室よりNo.125】生涯にわたって学び続けることの大切さ

すでにお知らせの通り、中村中学校の「総合的な学習の時間」は、昨年までと抜本的に改革し、生徒が意欲を持って主体的に取り組み、最終的には生涯にわたって学び続ける意欲や能力を育成しようと取り組んでおります。先週の総合的な学習の時間では、生徒が選んだ教科の部屋に分かれ、担当教諭の助言をもらいながら、研究に耐えうるテーマについて考えていました。以下は、その時の生徒たちのコメントです。

「将来、海外に行くまたは海外で働きたいという希望があるので、英語科を選びました。ニュージーランドで働いている親戚がいるので、ニュージーランドについて細かく調べたいと思っています。」

「現在、本気で野球をやっており、高校ではすぐにでも試合に出たいtと考えている。高校で必要な体力や筋力について調べ、できれば自分自身で実験もしてみたいと考えている。」

「陸上に打ち込んでいるが、身につけた技能を発揮するにはメンタルが必要だと感じている。スポーツ選手のメンタルについて徹底的に調べたいと思っている。」

「昨年度、理科研究での実験で原因が分からない現象があった。再度、丁寧に実験を繰り返してその原因を突き止めたいと思っている。」

 下の写真は、芝生の上などで見かける「ねじれんぼ」と呼ばれる花です。よく見ると、右巻きと左巻きがあるのがわかりますか?大人になっても知らないことってたくさんあるものです。故に、生涯学習が重要なのだろうと思います。

【校長室よりNo.124】歓声

本日、令和6年度最初の水泳の授業が行われました。最初の授業では、プールの安全について校長からお願いをしました。そして、本日は2名の保護者の方々が、生徒たちの安全確保のために、お忙しい中、水泳の授業を見守って下さいました。そのおかげで、生徒たちの「歓声」を聞くことができ、素敵な一日となりました。

【校長室よりNo.123 】融和的で和やかな時間(子育てティールームの様子)

6月11日に、最初の「子育てティールーム」にお二人の保護者の方々がおいで下さいました。約1時間、学校の様子や部活動のこと、子育ての難しさなどについて、お茶を飲み、お菓子を食べながら楽しくお話をしました。企画してはみたものの、こんなにも融和的で和やかな時間が過ごせるとは思ってもおらず、本当に素敵な時間でした。中村中学校は、「子どもを主語にした融和的対話」を合い言葉に、保護者の皆さんとしっかりと手を結んで大切な生徒たちの成長を応援します。どうぞ遠慮なくティールームにいらして下さい。

 

【校長室よりNo.122】豊かな表現力

真岡市役所の1階に「よい歯の作品コンクール」で入賞した作品が飾られています。その中に、本校生徒の作品が含まれております。丁寧な描写、豊かな表現力で描かれた作品で、水彩画であることを疑うほどです。一筆一筆丁寧に表現した生徒に拍手を送ると共に、指導に当たった坂本教諭にも感謝します。

【校長室よりNo.121】美しい心・美しい歌声

本校は音楽室が1階にあり、音楽の授業の様子が聞こえてきます。今、どの学年も歌の授業を行っており、校長室まで美しい歌声が聞こえてきます。音楽担当の野中教諭も生徒と一緒に声を出しながら、美しい音楽を追究しています。校長室に聞こえてくる美しい歌声は、歌う生徒の美しい心を映しだしていることを感じます。こんな美しい歌声をBGMにして仕事ができることに心から感謝します。

【校長室よりNo.120】伝統の偉大さ

6月2日から4日にかけて修学旅行を実施しました。中村中学校は、伝統的にクリーン修学旅行と名して、全生徒が一針一針手で縫った雑巾を寄贈してきました。今年度で53回目となる伝統的な取組です。法隆寺・東大寺・三千院・延暦寺等で雑巾を寄贈し、僧侶の方々からありがたいお話をいただく生徒たち。改めて伝統の偉大さを実感した修学旅行となりました。中村中の職員玄関に飾られた【不滅の法灯】のレプリカが象徴するように、この素晴らしい伝統が不滅であることをひっそりと願いました。

【校長室よりNo.119】誰もが味わった幸せな時間(令和6年度運動会)

5月25日の運動会の閉会式で、「生徒の皆さんも、保護者の皆さんも、そして私たち教師も生涯忘れることのない幸せな時間となりました。生徒の皆さんに心から感謝します。」と伝えました。短い練習時間にもかかわらず、縦割りとなった各色事に、温かい声援を送ってくれた生徒たち。汗とほこりまみれになりながらも、終始笑顔で競技をしてくれた生徒たち。そして何よりも、自分たちが判断し、自分たちの手で運動会を作り上げた生徒たち。それを温かく見守る保護者とそのご家族。久しぶりにお会いした保護者の方もおられたようで、「大きくなったね。」と感動の再会をしたというお話も耳にしました。無限の可能性を秘めた中村中の生徒たちがプレゼントしてくれた幸せな時間は、生涯忘れることがないでしょう。

【校長室よりNo.118】地域とともにある学校が今ここに

5月25日に実施した4年ぶりの運動会。五月晴れの中、中村中学校には多くの笑顔があふれ、その笑顔は中村地区の人と人の絆を表すかのようでした。まずは、NFA(中村中父親の会)の方々が、かき氷を配布して下さいました。家族と一緒に来校してくれた弟さんや妹さん、そして卒業生にも振る舞われました。そして、中村夏祭り実行委員会の方々は、綿あめを配布して下さいました。満面の笑顔でかき氷や綿あめを頬張る小学生や中学生。子どもたちの笑顔は、私たち大人にとって最高のプレゼントです。地域と共にある学校が今ここに誕生したことを実感できた、生涯忘れることのない運動会となりました

 

魂のかけ声!

 最近授業をしていると校庭から驚くほどのかけ声が聞こえてきます!楽しげな、勇ましげな、気持ちの良いかけ声です。体育の先生に聞いてみると、「子供たちと一緒に、日本一のラジオ体操を目指している」と言います。子供たちの様子を見るとみんな本気だなと思います。

 団体種目、特に3年生男子の綱引きは、「入場を見るだけでも価値がある」と思えるほどのかけ声です。運動会当日、楽しみにしていてください。

【校長室よりNo.117】学校行事で育みたいもの

コロナ禍で遠ざかっていた運動会が、いよいよ25日の土曜日に実施されます。運動会のノウハウは、生徒たちも教員も忘れつつあり、課題山積の状況にあります。しかし、運動会を含めた学校行事で育みたいものは、「成功」ではなく、「経験」です。その経験も、教師などの大人の指示によるものではなく、主体的に考えた上での経験です。今年度の運動会は、縦割りの3色に分かれ、三年生がリーダーシップを発揮して取り組んでいます。写真は昼休みに行っている選抜リレーの練習の様子です。失敗もあるでしょう。しかし、生徒たちはその失敗から学ぶことも多いはずです。そんな目で運動会をご覧いただければと思います。

【校長室よりNo.116】運動会の復活

コロナ禍で開催されていなかった「運動会」が、5年ぶりに5月25日に開催されます。午前中のみの開催ですが、全員リレーなど従来の運動会が戻ってきます。本日より、学年ごとの練習が始まりましたが、今年度は縦割りで色別に分かれて競技することになります。楽しそうに練習する生徒たちの笑顔から、運動会当日がさらに楽しみになりました。

【校長室よりNo.115】大人顔負けの説明力

本日、令和6年度の生徒総会が行われました。生徒会本部役員の司会進行、議事進行、各種委員会からの説明と、いすれも大人顔負けの堂々とした説明でした。中村中学校を牽引する生徒たちの姿に、中村中の前途洋々たる未来を垣間見ることができました。

【校長室よりNo.114】探究心に火をつける

過日の保護者会でも説明しましたように、総合的な学習の時間を抜本的に改革し、各教科ごとの部屋に分かれて、生徒たちが自分で選んだ部屋で、自分で選んだテーマで徹底的に探求する取組をスタートしました。本日は、各教科ごとの説明(ガイダンス)が行われました。生徒たちは、「次の総合の時間が楽しみです。」と目を輝かせていました。生徒たちの探究心に火をつける総合的な学習の時間になるよう、教職員も一丸となって支援します。

 

【校長室よりNo.113】子育てティールームのご案内

昨日の保護者会でもご説明しました【子育てティールーム】について、再度ご案内いたします。思春期の子育てには、多くの悩みがあるものです。大切な子どもたちを共に手を取り合って育てるために、このティールーム開設を企画しました。特段の悩みでなくても、子育てについてお茶を飲みながら、気軽に話し合えればと思っております。お一人でも、数人一緒でも結構です。お気軽にご連絡下さい。

子育てティールーム.pdf

【校長室よりNo.112】期待に応えねば

少しだけ肌寒い雨の降る5月1日、授業参観・保護者会を開催しました。教室に入りきれないほど、多くの保護者の方々がご来校下さいました。これは保護者の方々のお子様への深い愛情と教育への高い関心の表れでもあると感じます。多くの保護者の方々のご協力に感謝すると共に、学校は保護者の方々の期待に応えるべく、教育効果を上げなければならないと強く感じました。

【校長室よりNo111】柏の葉のごとく

下の写真は中村中正面玄関前に植えられている「柏」の木です。通常、広葉樹は冬になると枯れた葉が落ち、春になると新しい芽を出します。しかし、柏の木は、葉が枯れても落ちることなく、新芽が出てくるとようやく枯れた葉を落とします。一説によると、そのような粘り強さから子孫繁栄などを願って5月の節句に食べる柏餅ができたとの説があります。急激な社会の変化により、予測不可能な時代となりましたが、中村中学校の生徒たちには、柏の葉のごとく、諦めずに粘り強く生きてほしいと願います。

【校長室よりNo.110】教師も学び・助け合う(バディシステム)

4月17日の職員会議の様子です。生徒たちや保護者の皆さんは、「職員会議ってどんな様子なの?」と思われることと思います。職員会議では、様々な行事や学習のことなどについて、教職員が真剣に話し合い、ベクトルを合わせて教育活動が展開されるように共通理解を図っています。教職員にとっての「学びの場」でもあります。中村中教職員は、「バディ」システムを導入しており、それぞれの職務の進捗状況や日頃の勤務態度、仕事の悩みなどについて助け合う取組です。写真は、職員会議に先立ち、バディで確認し合う様子です。とても和やかな雰囲気で、中村中教職員組織の結束を確認することができます。

【校長室よりNo.109】若きエネルギー

中村中の昼休みの校庭は、生徒たちの若きエネルギーに包まれています。昇降口で語らう生徒たち、ベンチに座って談笑する生徒たち、思い思いのスポーツを純粋に楽しむ生徒たち。そこにはまさしく「青春」と呼ぶにふさわしいエネルギーに満ちあふれています。校庭を歩いていると、「校長先生、一緒にやりましょう!」「その写真はHPですね。いつも見ていますよ。」と話しかけてもくれます。私の大好きな時間でもある昼休み。温かな日差しと共に、生徒たちの人としての温かさを肌で感じることができる時間です。