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朝会
6月4日(月)
9年前(2009年)の1月、ニューヨークのラ・ガーディア空港から、シアトル行きの飛行機が飛び立ちました。1分後、カナダ雁の群れによって、その飛行機はバードストライクに遭いました。それが原因で、2つのエンジンが同時に止まってしまったのです。ここは、ニューヨーク上空なので、高層ビルがたくさんあります。エンジンが止まってしまったので、それ以上高く飛ぶこともできず、空港に戻ろうとすると、ビルに衝突してしまいます。そこで、サレンバーガー機長は、ハドソン川への胴体着水以外に、乗客の命を救う方法がないと考えました。胴体着水は、とても難しい操縦技術で、少しでも飛行機が傾いてしまうと、機体がばらばらになり、大事故になります。サレンバーガー機長は、自分が訓練したことを信じて、ハドソン川への着水を成功させ、155人の乗客全員の命を救いました。世界中の人々が、「ハドソン川の奇跡」と、機長のことを賞賛しました。しかし、サレンバーガー機長は、「わたしは、やるべきことをやったまでだ。訓練を怠らないこと、乗客を守ること、すべてはパイロットの義務である。」と言いました。
この機長のように、「当たり前のことを、当たり前にやる」ことは、とても難しいことですが、それができるように皆さんもがんばりましょう。
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